三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

糸島市に移動する

今日は1人予約が流れたので、朝からゆっくりし、午後から福岡県の糸島市に移動しました。

目的は明日から始まるLPGAステップアップツアーの開幕戦「rashink×RE SYU RYU/RKBレディース」のボランティアに参加するためです。


(昨年は新人の原英莉花プロがステップアップツアー初参戦で初優勝を果たしました。)


当初はもし1人予約が成立していたら、ラウンド終了後に高速道路を使って糸島市まで移動する予定でしたが、幸か不幸か2人目が入って来ずに流れたため、有明海沿岸道路などを使い、約3時間かけて移動してきました。


RKBレディースは2日間競技なので、糸島市には今日から2泊3日での滞在になります。
この大会のボランティア参加は今年で3回目になり、すべてスコアラー業務をやっていて、一般には開放しない大会で選手のプレーを間近に見られるという特典に魅力を感じています。


さらにステップアップツアーの魅力を言えば、これから活躍が期待できる若手と、レギュラーツアー返り咲きを狙う中堅・ベテランが「鎬を削る」戦いが見られることです。
特に新人は、この大会を文字通り踏み台にして、レギュラーツアーへの参加を目指すことになり、有名選手の多くがこのステップアップツアーから羽ばたいています。


昨年優勝の原英莉花プロは、ステップアップツアーはこの開幕戦と6月に開催された日医工女子オープンの2大会にしか出場していませんが、それぞれで優勝するというもので、今年は堂々と賞金ランキング38位というシード選手なのです。


もっとも原英莉花プロは、プロテスト合格こそ2018年ですが、昨年は3月のTポイントレディスからレギュラーツアーに定着していて、ステップアップツアーで見れたことの方がある意味奇跡なのかもしれません。


さて今年はどんな新人が出てくるのか楽しみですが、昨年は出場していて原プロと優勝を競った選手の名前が見られず、プロの世界の厳しさが分かります。


熊本出身の青山加織プロは、昨年のRKBレディスで1位とは3打差の4位タイに入っていますが、結果的にステップアップツアーの賞金ランキングでは13位とセカンドQTなどの免除資格を得られず、結果的にセカンドQTで失敗して、今年のQTランキングは269位と絶望的な順位になっています。


レギュラーツアーどころかステップアップツアーへの参戦さえも叶わず、今年のRKBレディースのペアリングには名前を見つけることはできませんでした。
青山プロは、小学6年生のときに地元熊本で開催されたバンテリンレディスの前身である再春館レディースにアマチュアとして参戦し、「天才少女」と持ち上げられた過去があります。


2007年にプロ転向後、ステップアップツアーでは4回の優勝経験があり、2009年度はレギュラーツアーで賞金ランキング35位、翌2010年度は34位、2011年度は30位と定着し、2012年度こそシード権を失いますが、翌2013年度には49位になりシード復活を果たしました。
しかし2014年にシードを無くした後は、2016年・2017年とQTランキングでの資格で30試合前後のレギュラーツアーに参戦していますが、結局シード復活は叶わず、昨年はステップを主戦場にしていましたが、とうとう今年は出場できる試合がほぼ無くなってしまったのです。


応援している小橋絵利子プロも、昨年のQTランキングは39位でしたが、今年から導入された準シード導入の余波で、昨年まではほぼ出場可能な順位だったのが、今年の出場権は微妙な順位という状況になっています。


それでも小橋プロは第2戦のPRGRレディスカップに今季初参戦し、幸先よく予選通過し22位タイという結果を出しましたが、昨日終わったTポイントレディスにはギリギリでの出場資格を得られたのに途中棄権という残念な結果が出ています。


LPGAのHPによると小橋プロの棄権理由は「11ホール終了後背中痛のため」という説明がありますが、初日の小橋プロはインスタートだったのでスタート後の2ホール目で棄権したことになり、ケガの症状が心配です。


女性の年齢を書くのはなんですが、小橋プロは1988年4月25日生まれなので、もうすぐ31歳になるようです。
ゴルフは他のプロスポーツに比べると、選手寿命が長い傾向にありますが、先に書いた青山プロが3歳年上だということを考えると、選手としての曲がり角にある年代であることは間違いないようです。


しかし、ほかにも同世代で一線級で頑張っているプロは多く、昨日のTポイントレディスで優勝を果たした上田桃子プロは1986年生まれなのです。


現在は「黄金世代」と呼ばれる20歳前後の女子プロが脚光を浴びている時代ですが、そこに割って入る存在である上田プロに負けないよう、小橋プロや青山プロにも活躍を期待しています。


明日のRKBレディスでは、どんな未来のスターが見られるのか、楽しみです。