三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

社長杯は力負けする(その2)

今日のマッチは4試合あっていて、私の準決勝の相手になる3番目のマッチは早々と勝負が決まっていました。

(この画像は朝の4組のマッチで使うカート群。4人乗りに2バッグで進みます。)


私たちの4番目のマッチも3ホール残して終わっていたので、クラブハウスに帰りましたが、1番目と2番目が縺れてしまっていました。

(朝の気温は低かったのですが、天気は晴れで気温が上がっていきます。山の上に沈み切れない月が見えていました。)

(朝の1番パー4の白ティー。青ティーは画面の左奥にあります。競技中はスマホは持ち込み禁止なので撮影はできないため、スタート前に写しました。)


1番目のマッチは優勝経験のあるメダリストの女性とHDCP3.7の方の戦いでしたが、18ホールで決着がつかず、エキストラホールの2番まで進み、HDCP3.7の方がバーディーで下馬評の高かった女性をうっちゃり勝ちしたようです。


2番目のマッチも最終18番までもつれ込み、結果的には予選は次点でしたが1人の欠場で繰り上げ出場のHDCP7.5の方が最後の1mのパットを痺れながら決め、準決勝進出になりました。


その間、40分ほど対戦相手と話しながら待っていましたが、長引いたマッチ同士が準決勝の1戦目だったので、我々が先に行くこともできず、かなり間延びした感がありました。


その準決勝の相手はHDCP6.0の方で、昨年は決勝、一昨年は準決勝でそれぞれ当たり、どうにか辛勝した方です。
対外競技にも積極的に出ていて、試合勘が良く、今日もほとんど勝てる要素はないまま、私が自分で転ぶ形で負けてしまいました。


ドライバーショットは切れの良いショットを放たれ、ほとんどフェアウェーを外さないというもので、前半では飛距離もほぼ変わらずでしたが、私の疲れの出てきた後半ではほとんどオーバードライブされていました。


1番パー4は、1戦目と同様にフェアウェーからU4で右カラーに打ち、パターで寄せてパーゲットして、3mを外した相手から1アップとする幸先良いスタートになり、内心「いけるかな」と思ったのが間違いのもとでした。


2番パー4でやってしまいます。
先ほどが左に引っかけたため、少し右目を向いたら大きくスライスし、入れてはいけない右バンカーに転がり戻ってしまいます。
ここは顎が高いため、PWでフェアウェーに出し、52度でグリーンセンターに打ちましたが、ちょうど左右の段差があるところで左に戻ってしまいます。
相手はセカンドを奥のエッジ付近に外していて、パターで寄せましたが2mほどオーバーでした。
私のパーパットは左に外しマークしましたが、相手は2mをきっちり決め、あっという間に返されイーブンになりました。


3番パー3では、オナーがUTで打った球がピンに絡みます。
私はU6で手前にショートし、グリーンに近づいてみると、思ったより相手の球はピンに近く50センチほどです。
諦めてOKを出し、入れるしかないと打ったアプローチはわずかにカップ横を過ぎ、1ダウンになりました。
ストロークプレーだったら、ナイスアプローチの寄せ1ですが、マッチプレーでは1打でも後れを取るとダウンになってしまいます。
このバーディーを取られたことで、かなり浮足立ってしまい、勝てないと思わされてしまいます。


4番パー5は私に1打もらえるハンディーホールですが、もう気持ちに余裕がなくなってしまっています。
ドライバーショットは飛びすぎて左ドックの正面の木の右に飛んでしまい、5Wでスライスをかけようと打ちましたが真っすぐ飛んで左ラフに入り、また正面の木がスタイミーになってしまいます。
無理してグリーンを狙おうかと一瞬思いましたが、ハンディーホールだということを思い出し、4オンして引き分けならと思い直し、フェアウェーに刻みます。
相手はグリーン奥にオンし、私の4打目はさきほどとほぼ同じ位置の2mにオンでした。
相手はカップを下りでオーバーしましたが、返しの3m弱をしっかりヒットしてパーとし、私のパットが決まればハンディーで勝てますが、気持ちが負けていて「分け」ならという消極的なパットで右に外してしまいます。


相手から次のホールに向かう際に「ハンディホールは最初から諦めている。分けなら私が勝ったようなものですね。」と言われてしまいます。
2打目をミスショットして3打目を刻む選択で、気分的に負けだと自分で思ったのが、「分け」でもいいという消極的なパットに繋がってしまいました。
本当はこのホールがキーになっていたのかもしれません。


まだ相手の1アップですが、気分的には大負けしているような気分になっていたため、次のホールでミスが出ます。


5番パー4ではドライバーショットが大きく右に飛び暫定球を打ちます。
幸い、初球はセーフでしたが木がスタイミーでグリーン方向には打てません。
いったん刻みましたが、3打目も手前にショートしてしまいます。相手はセカンドを右に外し、アプローチもカップ奥の3mでした。
4打目をパターで寄せようと打ったら、これが入ってしまい、相手のパットは入らず、自分的には不本意なこのホール勝ちになりましたが、気分的に良くない勝ちでは波に乗れません。


6番パー4は、お互いのドライバーショットはナイスショットで、先に相手は右目に打って「バンカーか?」と言っています。
ここはチャンスとばかりにU6で狙いましたが、つま先上がりのライだったのでフックしてしまい、バンカーかなと思いました。
グリーンに近づくと、相手の球はバンカーを外れてラフにあり、私の球はバンカーを越えて左の凹みの中にありました。
イノシシの掘り返した後を均した土の上に球があり、救済を受けられるか尋ねましたが、修理地の印が無いため、無理ではという答えです。
新ルールでは、自分がそう思えば救済を受けることも可能ですが、土が均してあったので救済は無理だと私も思い、バンカーショットのように打ちましたが、大きくグリーンオーバーしてしまいます。
相手のアプローチは1mに寄っていたため、次のアプローチが入らなかったためOKを出し、このホールは落として1ダウンになりました。


今、振り返るとこの時点で1ダウンだったのですが、気分的には大きく負けているような気がしていたのです。


7番パー3は、相手がドライバーで見事に1オンして、ますます勝てないと後ろ向きになってしまいます。
5Wの私のショットは左バンカーでしたが、グリーンオンの相手の球が遠かったため先にパターで寄せOKを出しました。
私のバンカーショットは2mでしたが、この「分け」になるパットを右に外してしまい、2ダウンに変わってしまいます。
気分が追い込まれた状態なので、ヘッドアップの癖が出てしまったようです。


8番パー4は相手がアプローチをミスり、どうにか1つ返しますが、ここも不満足なショットばかりだったので、勝ったという感じがなく、追い込まれた精神状態は変わりません。


9番パー5はドライバーショットが右の木の枝に当たり距離が出ません。前方の木がスタイミーだったので、ここは上手くU4でスライスをかけ残り140yのフェアウェーでした。
相手は残り100y付近で、このショットは勝負の分岐点になると思って打ちましたが、またダフってしまいます。
これでがっくりして、次のショットも左奥に乗せ、相手は無難に手前のカラーからパターで寄せてOKを出した後のパーパットを大きく外してしまい、2ダウンになりました。


自分で勝負の分岐点と思ったショットをダフリ、ますますもう駄目だと後ろ向きな気分にてしまいます。


10番パー4は、追い込まれた気分の中、一か八かと左のOB方向を向いてショートカットを狙いますが、こんなギャンブルショットが上手くいくことはなく、OBになってしまいます。
打ち直しは今度は上手くいき、UTでピン筋に飛びましたがアゲインストの風に負け手前のラフでした。
相手は池ポチャしないようにセカンドを右に刻み、安全にオンしたのを見て、手前からU6狙いましたがショートしてしまい、このホールも取られてしまいます。(3ダウン)


11番パー3はU6のショットが当たらず、危うく池ポチャの大きくショートでした。ここもいつもはアイアンでグリーンオンを狙わずに右狙いですが、追い込まれた気分なので狙ってしまっていたのです。
スタンスがピン方向には取れず、右を向いてのアプローチは大きく、ここで相手の1mにOKを出してギブアップしてしまいます。
自分は3打目をまだ打っていないのですが、準決勝では係の人が他の客を止めてマッチプレーを優先させているため、可能性のほとんどないショットをして待たせるのはと思ったのですが、気分的に負けているので最善を尽くさなかったのです。(4ダウン)


12番パー4は私がもらえるハンディホールですが、相手は最初から諦めていて、こんな時に限って私がパー相手がボギーとなり、ハンディホールの意味がない勝ちになりました。
1つ返しても、やはり追い込まれた気持ちは変わりません。(3ダウン)


13番パー4は先にフェアウェーから相手が左奥にオンし、私は残り135yの左前方からのアゲインストで7Iを選択してしまいます。
自分でも後から考えると不思議だと思う戦略は、スライスでピンに打とうというものですが、左からのアゲインストでスライス球が大きく右に流され、グリーン端からバンカーに転がってしまいます。
なんで8Iで左を狙って打って風でピン方向に自然に飛ぶように考えなかったのかと不思議ですが、その頃はもう平常心ではない状態だったようです。
バンカーショットは大きく、もうあきらめ気味でしたが、相手のパットが思ったより転がり2mほどオーバーしたのを見てのパーパットは弱めでカップに寄っただけで、相手はきっちりパーパットを沈め、ここも取られてしまいます。(4ダウン)


14番パー5はアップドーミーのホールになり、もう後がなくなってしまいます。
ここはセカンドをミスり、残りが200yも残ります。U4のショットは良い当たりでしたが、最後に吹けて右にショートしますが、相手は残り100yを同じようにショートしました。
先に相手が1m弱に寄せ、私は追い込まれたアプローチをトップしてしまい、奥からのパーパットはカップに入らず、相手より遠くになってしまいます。
ここで諦め、握手を求めギブアップしてしまいます。


後半は独り相撲で勝手に転んだ感がありましたが、それもこれも3番での相手のスーパーショットでのバーディーで「勝てない!」と思わさせられたからです。
冷静に振り返れば、相手もそこそこミスが出ていたし、何度も勝つか分けにするパットはあったのですが、平常心でないためことごとく外してしまいました。


昨年まで2戦して勝つとは思っていなかったマッチを勝っていて、今年はさすがに上手くはいかないだろうと最初から思っていたのですが、実は戦う前の気持ちの持ちように問題があったのです。
昨年優勝して今年は予選を通らないと恥ずかしいと心配し、予選通過後は初戦で負けることも心配していて、その初戦を勝ててある意味ホッとして安心していたようなのです。


最初から負けるべくして負けたわけで、マッチプレーの鉄則である強気のパットも打てずに終わってしまいました。


来週の決勝は、この方と次点で滑り込んだ方が勝ち上がり対決されるようです。案外、勢いは次点で滑り込んだ方だと思いますが、私が負けた方も大きく崩れる要素がないゴルフをしていて、果たして結果はどうなるのでしょう?


明日は福岡県の糸島市に移動し、明後日からのLPGAステップアップツアーの開幕戦になる「ラ・シンクRKBレディス」のボランティア参加のため、2泊3日で出かけていきます。