三重苦ゴルファーの日記

70歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

規則に疎かった件

 今日の熊本は雲が多いものの概ね晴れの天気で、気温も最高で28℃という予報が出ていて、朝から短パン半袖の夏の格好になっています。

(暑さでチャオも冷たい床に寝ころんでいますが、かなりおデブになっているようです)


 さて、18日から20日にかけてJLPGAツアーのバンテリンレディスオープンにボランティアとして参加しましたが、その初日の業務はスコア速報係となり練習グリーン前の比較的大きなボードでスコアの更新作業をすることになりました。


(初日の組み合わせは「飛ばし屋」「ベテラン」「若手」「実力者」みたいな組み合わせになっていました))


 初日は固定の選手12人のみのスコア更新だけすればよかったため、楽な業務となり、4人が係として割り振られていましたが、皆で話し合い2人ずつに分かれて20分交代にすることになりました。


 私は66歳という方とペアになり、作業外の時間帯は9番グリーンのプレーを見に行ったり、テントの中でスマホゲームをしたりペアの方と雑談したりして過ごしましたが、その雑談の中で出て来た話題です。


 その方は、県内で行われたジュニアの大会でもカートの運転手としてボランティアをしたそうで、その担当した組のプレーを見ていてある選手の球がカップと旗竿の間に挟まり、それをそのままピックアップしたのを見て、「旗竿を揺すって球をカップの下面に落とさないといけないよ」と注意したところ、周囲にいた保護者らしきギャラリーから「今はカップインが認められる」と逆に注意されたとのことでした。


 その方もゴルフをする方で、普段でのプライベートのラウンドでも同伴者のルール違反には厳しい方のようでしたが、私はコンペだったり握り(賭け)をしていないのであれば、そんなルール無視の人にいちいち注意しなくてもよいのでは?と言いましたが、元々が柔道の経験者でアスリートだったためルール無視を目の前でされることには黙っておられないようでした。


 私はその方が単なるボランティア運転手としての存在であり、局外者(外的影響)なので選手のプレーに口を出すのもどうかと思いましたが、ルールのことを尋ねられたので、私もその保護者が言ったルールを不勉強で知らなくてすぐにネットで調べると、2019年のルールから変わっているようで、そのことを告げたところです。


 私の実際のラウンド中でもパットの球が旗竿とホールの間に挟まることは時々あり、以前のように旗竿を揺すってカップ底に落としていましたが、ルール上は球の一部がグリーン面よりカップ内に入っている場合はカップインが認められているもので、揺すって落とす行為は不要だったのです。

  

(球が旗竿とカップの間に挟まった場合、球の一部がグリーン面より下だったらカップインになります)


 球が旗竿とホールの間に引っ掛かった時点でそのホールは終了しているので、旗竿を揺すって球をカップ内に落としても問題は無く、これまでのそうした行為が特に違反するわけではないのですが、わざわざカップ底の球をピックアップするより引っ掛かった球をピックアップする方がより簡単なはずで、揺すって落として拾う時間が1~2秒とはいえ、無駄な時間を使っていたと反省したものです。


 以前のラウンドで「アプローチの達人」の球が同様に引っ掛かり、達人から「落とさなきゃカップインは認められなかったっけ?」と尋ねられ、私は「はい」と答えたことがありますが、きっと達人はルール改正を朧げに知っていたのかもしれず確信がなかったため尋ねたのかもしれません。


 もともとゴルフ規則は時々は読んでいたことがありますが、その部分については変わったという認識が無かったのは、以前の認識のままでも結果が変わらないからですが、こうしていざ改めて質問されて調べることで、認識を新たにすることができました。



                               ^^

今日もくたくたに疲れる

 今日の熊本は朝方が雨で、ボランティア3日目のLPGAツアーのバンテリンレディスオープンのボランティアのために自宅を出発した頃は細かい雨が降っていました。

(熊本空港CCの入口にはバンテリンレディスの看板がありましたが、帰る際にバスの中から撮ったので、正面からのものではありません)


 今日も昨日同様、菊陽町役場横のグランドに車を駐車し、シャトルバスでゴルフ場へ向かいましたが、まずバスの停車位置から急な上りがあり、ここを上がって行くだけで疲れてしまいます。

(息切れする急坂。これも帰りのバス内から写したので、ガラス窓で反射しています)


 今日の業務は第一希望のスコアラーでしたが、スコアラーは選手と一緒にコースを歩き、1組3人のスコア以外にもスタッツという選手個人のデータ収集の基礎になる1打ごとの結果をスマホのアプリに入れて行く仕事です。


 選手と一緒に歩けるため人気が出て、以前は希望すると3日間共にスコアラー業務が割り振られていましたが、最近は3日で1日だけということになっています。

 人気と共にスコアラーの質は低下しているようで、そもそもゴルフ経験者という条件が付いてあるのに、素人のような老人が入って来て、これまでだったら考えられないようなミスやとんでもない動きが出てしまっています。


 最初に組の割り当て抽選がありますが、係から「昨日もお願いしましたが再度お願いします。グリーン内へは絶対に立ち入らないでください。選手からLPGAへクレームが来ています」と注意があり、スコアラーがグリーン内へ立ち入るというケースが初日2日目と立て続けに起こっているようでした。


 配布される注意事項にも書いてあるし、本来の役割からも選手のプレーの邪魔をしないような位置取りや動きが求められますが、そもそも論としてゴルフのマナーが何たるかもわからない素人が単に選手に近寄れるという目的でスコアラーを希望すると、こうした事態になってしまいます。


 抽選の結果、昨日のように「1番が当たり」の時は22番なのに、今日は望んでもいない1番籤を引いてしまいます。

 1番は今日は7時半スタートなので15分前には1番ティー横で待機する必要があり、説明と籤引きが6時半から始まったので、7時には終わってほしいというのが希望でした。


 ところが、無駄な質問をする人が数人いて、そんな個別の特殊事項を延々と主張されても時間の無駄だと思いましたが、年寄りは嬉々としてその説明を始め、私は先を勧めましょうと係に促したほどです。


 この老人の主張は、スコアラーはスマホのアプリに「スタート」のボタンがあり、係からは「スタートのアナウンスがあったら押してください」と説明があっているのに、「昨日はアナウンスがあってもキャディーが打たせなかった」と言っていて、だから何なの?と思ったものです。


 昨年までは「オナーの選手が第一打を打ったらスタートボタンを押す」と説明があっていましたが、これだとばらつきが出るため、アナウンスはスタート時間に合わせて選手紹介を始めるため、アナウンスに合わせた方が統一できると本部が判断し決めたもので、そこに個別の事案を主張しても意味なく、打とうが打てまいがそれは関係ないことで我々としてはアナウンスに合わせてスタートボタンを押せばよいという単純な話のはずです。


 また説明があったことを聞かずに同じ説明を求める人もいて、こんなのばかりだからミスがたくさん出てしまうもので、ミスした者は本部で分かるはずなので、来年からスコアラーを割り振らなければよいのにと思ってしまいます。


 業務中もスコアラーと本部とのやり取りが聞こえてきますが、選手のショットの結果をスマホのアプリに入れますが、フェアウェーなのかラフなのか見れば分かるはずなのに、「1番で真ん中に飛んだからフェアウェーと入力した」スコアラーが居たようで、1番や12番は飛びすぎるとフェアウェーが無くなりラフになるため、見れば分かるじゃんと思うものの、そんな人は真ん中なのにラフはおかしいというそれこそ凝り固まった頭で間違った判断をするようです。


 結局、説明はグダグダと7時過ぎまで続き、私は慌てて準備に戻り、バタバタして1番ティーへ向かうことになりました。


 1番スタートは1アンダー組で、永嶋花音・脇元 華・篠崎 愛の3選手の組でした。たいていの場合、3バッグは1人だけがスコアを崩すか1人だけが飛び抜けるかというケース多いように感じていましたが、今日の1組目は3人ともに好調で見ていて面白いラウンドになりました。


 前半のアウトは、永嶋プロが2バーディーとスコアを伸ばし、脇元プロも2バーディー・1ボギーで1つ伸ばしましたが、篠崎プロは1バーディー2ボギーとスコアを落とし、3人のうち篠崎プロが置いて行かれるのかも思っていました。

 しかし、後半の10番11番で篠崎プロは連続バーディーとなり、他の2人に追いつき、3人で好プレーを見せてくれました。


 私は脇元プロと篠崎プロはある程度名前と顔が一致するプロ達でしたが、永嶋プロは名前も初めて聞くもので、全く知らないプロでした。


 調べてみるとプロ入りは2022年の現在23歳で、賞金順位はこれまで100位内にも入れず、今年はQT21位でツアー参加資格を得たものの戦績は初戦から3試合連続予選落ちで、その後2試合続けて44位タイ49位タイとなっているほぼ無名なプロです。


 昨年のステップアップツアーで1勝していますが、レギュラーツアーの壁に苦戦している1人のようですが、スタート前に知らないボランティアの1人が「あの子は良いですよ」と私に話しかけていて、どんな意味で良いのか詳しくはスタート前だったので聞けませんでしたが、私は雰囲気から明るく礼儀正しい選手かなと感じていました。


 ずっと年配の男性と女性が付いて回り応援していましたが、ファンではなく家族のようで、終わってから3人で喜び合っていた様子が見えました。

 今日は前半を2バーディーとし、後半は16番から怒涛の3連続バーディーを獲って通算6アンダーで初のベストテン入り(6位タイ)していましたが、途中では何度もボギーのピンチをロングパットを沈めたり、難しいアプローチをピンそばに付けたりと神がかり的なゴルフだったのです。


 ちょうどテレビの中継では堀琴音プロが15番で奥に溢しアプローチが止まらずに2段グリーンの下まで転げた様子が映っていましたが、永嶋プロはもっと難しい奥のライから見事に寄せていました。

 ラウンド後は3人からそれぞれボールをプレゼントされましたが、永嶋プロだけはサインが無くちょっぴり残念でした。

 さすが脇元プロや篠崎プロはわざわざ「少し待っててください」と言ってアテストに行き、帰ってくるとサインボールをくれましたが、永嶋プロはアテスト前に「お世話になりました」と言って使っていた球をくれたもので、サインボールをプレゼントした方がより貰った方はうれしいはずです。


 結局、優勝は佐久間朱莉プロが通算11アンダーで優勝しましたが、さすがに私が付いた1番スタート組は一度もテレビに取り上げてもらえませんでした。

 ただ3人で今日だけでも15個のバーディーを獲っていて、その中でも永嶋プロはノーボギーでしたが後半はピンチの連続だったので、見る者をハラハラドキドキさせ、最後は3連続バーディーで締めるという離れ業は、もしかしたら一皮むけて今後が期待できるプロになれるかもしれません。


 今後も永嶋プロには注目してゆきたいと思います。


(今日のチャオ。台所でボッーとしていましたが、声をかけるとこちらにやってきました)




                                ^^

コースは単に歩くと疲れ度アップ

 今日も昨日に引き続き、LPGAツアーのバンテリンレディスオープン2日目のボランティア参加のため、自宅を4時20分に出て今日の駐車場である菊陽町役場横のグランドを目指しました。


 5時頃に到着するとすぐに待機しているバスに乗り込み、このバスは10分過ぎに出発したので今日は5時15分頃にゴルフ場へ到着しました。


 受付で自分の番号と名前を告げ、朝ごはん用のおにぎりと飲み物をもらって朝食にしました。

 今日もキャリングボードとスコアラーの補欠の申し込みがあっていて、昨日は気づかずに名前を書いていませんでしたが、今日はしっかりと名簿に書き、スコアラーの補欠の抽選に臨みました。


 しかし、1人の欠員に25名ほどが抽選に参加し、抽選棒の1番が決定で2番~5番がウェイティングになりましたが、その5番以内どころか22番という大きい番号を引いてしまいます。

 もっとも明日がスコアラーなので元から期待はしていませんが、籤運がないということがわかり、明日の組決めの抽選も期待薄だなと思ってしまいます。


 今日は元々フォアキャディーでしたが、このフォアキャディーもホールがどこになるかである意味運頼みであり、過去は1番ティーの後方で選手の打球の行方を無線でセカンド地点のフォアキャディーに伝える業務になったことがありますが、一番最初に業務終了になるし待機場所に近いし、選手のプレーは3千円の有料席の前で見れるという特等席でした。


 しかし、このフォアキャディーの業務も籤運が悪かったようで、呼ばれたホールは11番パー5の3打目地点でしたが、11番だから仕事は早く終われるようですが場所が待機場所から最も遠い場所で、そこまで自分の荷物やフォアキャディーの仕事道具などを持って歩くことになり、行きはまだ疲れていないものの帰りは疲れた足取りでやっと歩いてきたほどです。

(写真はフォアキャディーが使う旗とヘルメット。残りは自前の荷物で、椅子は本部からパイプ椅子を持って行きますが、私は持参の折り畳み椅子を持って行きました)

(これは球の位置を示す杭ですが、一度も使わずでした。本来はペナルティーエリアを横切った場所を示す杭のようです)

(3打目地点からティー方向を見ると11番パー5はこんな感じです)

(11番パー5のグリーンはこんな感じ。11番の右と奥はコース外になり、右にお客さんは入れないはずですが、、、)

(これは11番の左サイドから右サイドを見た風景。2人での担当だったので前半と後半で左右を交代しました) 

(左サイドは木々で隣の12番パー4とセパレートされています)

(朝食用のおにぎり2個とペットボトルのお茶。入口にペットボトルの水の準備があり、何個でも取ることが出来、コース内の選手用のドリンクも利用できると言われています)


 朝はヒンヤリでしたが、日中にかけて気温が上昇する予報が出ていたため、水分補給については必ず定期的に摂るように注意されていて、ただあまり飲むとトイレが近くなるし痛し痒しでした。


 11番は573yの軽く右曲がりでほぼストレートなホールですが、ダラダラ上るホールなのでさすがに2オンできる選手はおらず、今日見ていた中でセカンドが最もグリーンに近づいた選手は、飛ばし屋の渡辺彩華プロでしたが、セカンドの高さが他の選手とは全く違い、ほぼ残り50y内に飛んでいたので1打目と2打目で計520yも飛ばした計算です。


 一緒に業務をした方は昨日も同じ場所で同じ業務をしたようで、ほぼその方の指示に沿って業務をすることになりました。

 配置に着いた頃にLPGAの競技委員がカートでやって来て、旗の使い方などを教えてくれましたが、赤・白・青・黄と4本の旗のうち、使ったのはほぼ「打ってもOK」の白旗で、それはそれぞれの組がかなり空いてやってきたためと、OBなどがセカンドではなく青旗の出番がなかったからです。


 ただ3打目のOBは2人ほど打っていて、それは11番の本グリーンが右にあるため距離が残ると右から張り出した林の上を超えるショットを強いられるためで、ミスショットで林に打ち込むとすぐにOBラインがあるからですが、3分の1ほどのプロは3打目をウッド系で打っていてこのホールの大変さが使うクラブからも分かります。


 つまり長いホールなので、帰るときも延々とコースを逆に戻ることになり、ラウンドしているときはそう長さを感じないけど、単に歩く場合は特に距離を感じてしまいます。


 一昨年に北海道で腰痛になり、腰痛明けのラウンドで滝川市民ゴルフ場をリハビリを兼ねて歩きでラウンドしましたが、無理せずに10番でプレーを止めたものの、行きは歩いて何も感じなかったのに、帰りは歩いてホール横を通過するのにこんなに長いのかと驚いた記憶があります。


 明日はスコアラーで全ホールを歩くことになりますが、プレーは途中途中で立ち止まるため、今日のように荷物を抱えて一気に歩き通すことはなく、たぶん大丈夫かなと思っています。


 ちなみに今日はいくつか出来事があり、その一つはあるスコアラーがやって来た時に近くの地面に座り込んだことがあり、どうやら昨晩にぎっくり腰になって痛むようでした。

 私の折り畳み椅子を持って行って座ってもらいましたが、腰痛の辛さは分かっているので最後まで歩けたのかが心配でした。


 また11番グリーンの写真の説明にも書きましたが、実は不審な動きの1人の男性がこの11番グリーンの右奥に陣取っていて、選手も普段はギャラリーはいない場所に座っている男性に違和感を感じたのかもしれません。

 幸い、動かずに座っていたので注意などは受けなかったようですが、どこから入り込んだのだろうと思ったものです。


 別の出来事として、右側のフェンス向こうは畑があり、農作業のお年寄り男性2人がフェンス傍で雑談していることもありました。

 地声が大きいため、コースの反対側の私にも聞こえてきたほどですが、ギャラリーには注意できても無関係の地元の人に注意できないのか誰もノータッチだったようですが、3分ほどで農作業に戻ったようで声は聞こえなくなりました。


 もっともコースはその名のとおり空港の滑走路近くなので頻繁に飛行機の発着があり、目視で大きな機体の腹が手に取るように見えるため、轟音が鳴り響きますが、そうした音には無頓着で話声だけに反応するのはよく考えればおかしな話なのです。


(チャオと声をかけ撮影しようとしましたが、いったんは振り向いたもののスマホを見てプイと横を向いてしまいます)



                              ^^