三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ピンチ!小橋絵利子プロ

 今日の熊本地方は雨予報のため、ラウンドは入れていません。当初は「アプローチの達人」と南阿蘇CCの4千円に行こうと思っていましたが、天気が悪そうなのでお休みにすることに昨日時点で話し合っていたのです。


 今日は私が注目している女子プロの競技について書いてみようと思います。私は男子プロには興味が全くなく、女子プロの追っかけのようにツアーなどのボランティアにも参加していて、今季ツアーに参戦していた小橋絵利子プロのファンを勝手に公言しています。


 小橋プロは岡山県倉敷市出身の31歳で、今は時めく渋野日向子プロと同じRSK山陽放送の所属になります。
 今期の小橋プロは、なかなか調子が出ず、LPGAツアー出場34試合のうち8試合連続を含む17試合で予選落ち(別に棄権1)を喫していて、賞金ランキングは71位に留まってしまいました。
 そのため、賞金シードはおろか準シードも取れず、現時点では来季のツアー出場資格が得られていないという女子プロです。


 その小橋プロが来季のLPGAツアー出場権をかけた「クォリファイングトーナメント (QT)ファーストステージ」に参戦しています。


 ファーストQTは11月26日から29日までの4日間の日程で、千葉県・三重県・山口県の3会場に分かれて開催されていますが、今期からQTへの出場には、LPGAの会員資格が原則として必要になり、これまでのようにプロテストに合格しないままの受験が出来なくなりました。


 来季ツアーへの出場権を得られるのは、今期の賞金ランキング50位内(シード者)ですが、51位から55位までの者にも来期の前半戦までの出場権(準シード者)が与えられるため、QTへ出場する必要はありません。


 先週の大王製紙エリエールレディスオープンで賞金ランキング31位以下の選手のランキングはほぼ決定し、12月3日から始まるファイナルQTへの出場権がある賞金ランキング70位までの選手以外は、このファーストQTへ出場しなければ、来期のステップアップツアーを含めての出場権が事実上絶たれてしまうのです。


 来季の職場を決める厳しい戦いが始まりましたが、小橋絵利子プロは、山口県の周南CCのファーストQTに参戦していて、昨日の初日は6オーバー51位タイと出遅れています。


 ファイナルQTの出場者枠は96人と決められていて、その中には賞金ランキング56位~70位までの15人、ステップアップツアーの賞金ランキング3位~10位までの者と優勝者(10位以下の優勝者7人)、今期プロテストトップ合格者などが含まれるため、ファーストQTからファイナルQTへ進出できる枠は、多くても66人になってしまいます。


 ファーストQTは3地区の会場に分かれていて、各地区の通過者は参加者数で比例案分されるはずで、A地区が97人・B地区が98人に対して小橋プロが出場しているC地区の参加者は71人と少なく、結果的に案分数が少ないと予想されるため、17位以内に入らないと厳しい結果になってしまいます。


 ファーストQTは通過することだけが目的の競技ですが、C地区の17位相当は2オーバーであり、まだ今日も含めて残り3日間あります。
 初日のイーブン以下の選手は8人だけであり、もしかすると6オーバーというスコアを守っていれば、徐々に順位がアップすることも考えられます。


 QTは4日間競技であり、4日間連続で好スコアを出せるような選手は、このレベルではそう多くないと思われるためです。
 そのためには、スコアを伸ばすことよりもスコアを守ることが求められ、ステディーなゴルフが持ち味の小橋プロだったら、きっとファーストQTを突破できるものと信じています。