三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

呆れるゴルファーと危険なゴルファー

 今日の菊池CCのラウンドでは、前組に初心者風の4人組がいました、スタートの1番パー4は1打目が打ち下ろしで普通に当たれば誰でも250yは飛ばせるホールですが、この4人はそれぞれティーショットが当たらず、2人は右の100yほど先にある林の方向に、1人はティーから50y先のフェアウェーに、1人は100yほど先の左ラフに球がありました。

(初心者風の4人組のティーショット風景。2人は画面中央に見えている右の林に打ち込みました)

(1番のティー横から写したコースの風景。100y先にカートが止まり、他の3人のショットを待っていますが、このカートの位置にも1人の球がありました)


 実はその1人が右に打って林の中の木に当たった音と同時に我々の後方の左側でも球が当たる音がしたのです。
 当初は、前組のショットが右の木に当たって大きくこちらに戻ってきたのかなと思いましたが、どうやら後ろの組のおっさんが左のラフでティーアップし、ドライバーの練習を左側の林に向けて打ったようでした。


 おっさんが打ち終わって、同伴者が「どうだった?」と聞くとおっさんは「今日は握らない!」と答えていて、今日のショットの様子を調べたようでした。
 その1回ならまだしも、我々がスタートを待っている間に、その1回を含め、計3発の練習球を打っていて、何もないだろうである林方向とはいえ誰かがいるかもわからず、危険な行為だと思いました。


 さすがにティー横で練習球を打つゴルファーなんてこれまで見たことはなく、そのマナーの悪さに呆れてしまいましたが、当人たちはいつものことのようで、何も悪びれてはいないようでした。


 スタート後は、前組の遅さが気になります。彼らは移動などでは走っていて好感は持てましたが、なにしろペースが1ホールで4人合計で50打以上はかかっていて、途中ではその前の組(この組も遅い組だと後に分かります)とは1ホール以上は空けたため、後半のスタートでは達人が先にカートを出し、本来はいけないことでしたがその組の前に割り込んだのでした。


 インの練習グリーンで我々が練習中に後組がやって来て、最初は先に行かせようと言っていましたが、彼らも練習を始めたので、達人がカートをティー横に先に持ってきました。
 「先に行かせなくていい?」と私が聞きましたが、達人は「彼らは気づいてないようだし、我々は3バッグになっているからいいんじゃ」と言って先にスタートしたのです。


 しかし、結局、前組にも2組のコンペらしい遅い組がいて、待ち待ちになってしまいます。そんな待ちの中、12番ティー横(高台になっていて11番ホールが見渡せます)で後続組の11番のプレーを眺めていましたが、その危険なプレー状況に達人と思わず「危ない!」と叫んでしまいました。


 4人のうち2人は全くの初心者で、残り2人もほぼ初心者に毛が生えたようなレベルでしたが、初心者2人が急いでプレーしようと思うのか、全く後方を見ずに走って前方へ行くのです。
 その2人の位置関係も、先に自分の球の位置に来た人の後ろから初心者の1人が打つというもので、ただでさえコントロールよくないのに、前方10mの位置に人がいて危ないものでした。
 その上、他の2人もミスショットを繰り返し、シャンクしたりもしている状況下で、全く後方を気にせず初心者の2人が尺取虫のようにグリーンに進んでいき、よくその状況下で他の2人が後ろから打てるのかと呆れてみていました。


 そのうちに打球事故が起こるのではと心配しましたが、そうした注意をする同伴者もおらず、急ぐ意識だけでグリーンを目指していた光景をみて、達人と「危ないのに~」と話していました。


 やはり最初のラウンドは仲間内だけでなく、ある程度はそれなりの腕前の人と一緒になり、いろんなマナーなりを教えてもらうべきです。
 ルール・マナーである「遠球先打」も実は危険防止の意味合いであり、初心者は知らないでしょうが打球事故は死亡事故にも繋がる危険なものです。
 後ろにプレーヤーがいるのに、先を急ぐのは、自分が下手で遅いのを自覚しているからでしょうが、急ぐのも善し悪しで、傍から見ていると恐ろしいほどだったのです。


 こうしたゴルフデビューを仲間内だけでやってしまえば、マナーもなにもないゴルファーを作ってしまいます。
 マナーを教わらないゴルファーが、また同じようなゴルファーを作ってしまうという悪循環の一部を見てしまったような光景でした。