三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

小橋絵利子プロは賞金ランキング71位で今季終了

 LPGAの実質的な今期の最終戦である「大王製紙エリエールレディスオープン」は、今年の全英オープン優勝で一躍スターに駆け上がった渋野日向子プロが逆転で今季4勝目を挙げ、賞金女王争いは最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」までもつれ込みました。


 現在の賞金ランキング1位の鈴木愛プロが153,025,665円の獲得賞金額で、2位の申ジエプロに約1,500万円弱の差をつけています。
 3位の渋野プロは鈴木プロに1,511万円余りの差を付けられていますが、リコーカップの優勝賞金は3,000万円と大きいため、優勝することで大逆転もあり得るという面白い展開です。


 先にエリエールオープンが実質的な最終戦だと書いたのは、リコーカップには今季のツアー優勝者と賞金ランキング30位までの選手にしか出場資格がなく、私が応援している小橋絵利子プロ(13,308,666円)など賞金ランキングが30位に入っていない選手は、エリエールオープンが実質的な最終戦になるという仕組みからです。


 それにより32位以下の選手(31位のS・ランクンはニッポンハムレディス優勝資格で出場)の今年の賞金ランキングがほぼ決定しています。
 この「ほぼ」と書いたのは賞金ランキング96位の古江彩佳プロが、アマチュア時代の富士通レディスで優勝を果たし、その資格でプロ転向を果たしていて、リコーカップにも出場しているため、獲得賞金によって変動が若干あるからです。


 リコーカップの華やかな賞金女王争いの陰で、来期のツアー出場権を巡る戦いであるクォリファイングトーナメント(QT)のファーストステージが、明日11月26日から4日間の日程で、3地区に分かれて開催されます。


 QT制度は昨年までの1次・2次・3次・ファイナルという段階的なステージがだったものが今期からはなくなっています。
 これはLPGAの規定改定で、QTへの出場はLPGA会員に限るという条件がついたためで、これまでLPGA会員でなくてもQT出場が可能であり出場者数が多かったものが、一気に減ったためです。


 今年からは、11月の最終週に3地区に分かれてファーストステージを行い、その結果で12月3日から開催されるファイナルステージへの出場権を争います。
 ファイナルステージへの出場者は96人と設定されていますが、ファーストステージ免除者が次のように定められています。


① 当該年度のLPGAツアーのシード選手で、翌年度のシード権を獲得できなかった者
② 当該年度の週番号第46週に開催されるLPGAツアーの競技終了時点のLPGA賞金ランキング56位か ら70位の者
③ 当該年度トーナメント特別保障制度適用者で翌年度のシード権を獲得できなかった者
④ 当該年度ステップアップツアー競技及びステップアップツアー特別競技優勝者
⑤ 当該年度ステップアップツアー賞金ランキング3位から10位の者
⑥ 当該年度最終プロテスト第1位の者
⑦ ファーストステージからの進出者
⑧ 上記以外でLPGAが承認した者


 今年のファーストステージの参加者はA地区が96人、B地区が97人、C地区が71人となっていて、上記⑦の条件でファイナルに進出できる枠は70人?程度だと考えられます。
 各地区に出場者数が偏りがあるため、案分されてファイナルへの進出者が決まりますが、各地区の20位内に入らないと厳しいことになってしまいます。


 ファイナルQTに進み、上位35位程度までだったら、前半戦のツアー出場はまず間違いないのですが、そのためにはファーストステージをまず突破する必要があるのです。


 応援している小橋絵利子プロは、C地区(山口県の周南CC)にエントリーしているようで、明日は8時スタートの第1組にいます。
 残念ながらテレビ中継などはなく、LPGAのホームページの結果を確認するだけになりますが、小橋プロの明日以降の頑張りを期待したいところです。


 もし、ファーストステージで失敗してしまえば、来期の働く場所を失ってしまうことになり、1年間を棒にするしかなく、プロの厳しさが分かります。
 ぜひ来年もバンテリンに来てほしいと思っていて、小橋プロの頑張りに期待しています。