三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

最近の自分の練習内容について

 最近は菊池CCのラウンドが多く、11月の総ラウンド13回のうち菊池でのラウンド数は10回に上っています。
 これは料金が安価だという理由が大きいのですが、練習グリーンでアプローチの練習ができることも大きな理由です。


 ゴルフのスコアメークのカギは、ショートゲームであり、カップに近づくほどリカバリーが難しくなります。
 ドライバーショットのリカバリーはOBや池ポチャさえなければセカンド以降でできますが、パターでカップインを逃せば即1打のスコアロスが発生してしまいます。 
 実際のラウンドでもドライバーショットをミスり、2オンは諦めてざるを得ない状況で、残り30~60y付近からのアプローチがカップに付いてパーゲットしたこともあり、スコアは結局はショートゲームの成否にかかるのです。


 私のショートゲームの練習は、朝一番に練習グリーンへ行って、グリーン周りで52度のウエッジで40yのアプローチショットから始めるのが恒例です。
 さすがに40yのアプローチショットでは、ピッチマークでグリーン面を傷めるリスクが高いため、この練習ではグリーン面に向かっては行うことはしません。


 ロストボールを8個ほど準備し、グリーン脇の空いたラフを狙って40yのアプローチショットの練習を繰り返しますが、その際に気づいたことは、どんなに手ごたえあるショットでも球のある場所には2~5mのバラツキがあり、ランや跳ね方によって同じ場所には集まらないということです。


 つまり、たとえ手応えのあるアプローチを打てても、結局はカップに付くかは運次第であり、2m以上の誤差が発生すれば、その誤差はパターではかなりの距離になるということです。
 このため、アプローチではあまり期待はしないようにしました。次のパットが打てればOKだと思うようにしたのです。


 この練習後に、9鉄で20yほどを転がして寄せる練習を行います。こちらはグリーン上に仮想のカップとしてパターカバーを置いて目標にします。

(朝のグリーンの刈り込みが終わると、カップ切りが始まります。この器具はその道具です)


 菊池の練習グリーンには、実際のカップが4か所ほど切られていますが、それは練習グリーンの3分の2ほどで、残りの3分の1にはカップ自体が切ってなく、私はそこを使ってアプローチ練習をするようにしています。
 カップを目標にすると、後から来た人のパター練習の邪魔になるためですが、同じ場所から同じラインを繰り返し練習することで、感覚として距離感を養いたいためです。


 一通り、転がしのアプローチ練習をした後は、15mほどからアプローチと同様なラインと傾斜でのロングパットの練習を行います。
 切れ方や傾斜は分かっているので、フェース面を目標にしっかり合わせ、球が転がる方向に正しくフェース面でヒットしているか、もしくはストロークの方向がずれていないかをチェックするようにしています。

 パターを10月下旬にそれまでの2ボールパターに変えて、パターヘッド後方に2本の角のようなでっぱりがあるオディッセイの#7パターにしましたが、その2本の角が真っすぐ後方に引けているかだけをチェックしながらロングパットは練習しています。


 ロングパットで一番大切なものは距離感ですが、同じ場所から打っていれば距離感はだんだんと掴めて来るので、最近は方向性をより重要視しているのです。
 この練習の際は、残ったショートパットもタップの距離以外はきちんと打つようにしていて、それがショートパットの練習になり、3パットを打たないような意識に繋がります。

(目標に置いているのはパターのヘッドカバーです)


 それが終わると、球を減らし、距離も目標から5mほどに設定し、今度はカップインの練習をしています。
 目標のヘッドカバーに強くヒットしないよう、タッチを考えながら、本番同様に一回ごとにルーティンを入れて練習していますが、これは効果が高いように感じています。
 それまで5mは3パットしないかという負のイメージでしたが、練習すると「入れる!」という意識になり、かといってアドレナリンが出すぎることもなく、カップに距離を合わせることができるのです。


 最近は、バーディーがそれなりに獲れるのは、この5mの距離練習をしている効果なのかなと思っていて、以前のように打つ前に3パットを恐れることはなくなりました。
 もちろん、実際のラウンドでは、下りなど打てない場合は距離合わせするようにしていますが、平坦や上りのラインでは、しっかりカップインをイメージするようにしています。


 ゴルフでは、10cmのパットも300yのナイスショットも同等の1打という不条理なルールになります。
 スコアメークに繋がるパター練習は、アマチュアが一番しない部分であり、それをしっかり練習することで、プロのようなパターを打ちたいなと考えています。
 ショットでプロのようなものは打てませんが、パターだけはプロに劣らないようなパットが打てるはずだと考えていて、ショットでのアンダーは出せなくてもパット数でのアンダーは当たり前だと思っているからです。


 私は、スコアをショット数とパット数に分けて考えるようにしていて、グリーン外からのアプローチでパターを使ってもそれはショット数として数えますが、ショット数50打以下、パット数32打以下を当面の目標にしています。
 ちなみにショット数50打ということは、18ホール中4ホールだけパーオンが必要という数字であり、ショット数50打という数字はそんなに達成不可能なものではないのです。


 パット数を30が切れると、そう悪いスコアにはならないはずで、スコアメークのカギはパットだと今更ながら気づいたのでした。

(この表は11月のラウンド結果ですが、右の備考欄にショット数を書いてみました、ショット数とパット数の状況が分かると思います。ショット数は45は切れず、パット数は常にパー36以下になっています)


 私は、同じ練習時間を取るならより効率の高いものにしたいと思う合理主義者でもあり、ドライバーショットはOBを打たなければそこそこの飛距離でよいと思っているのです。
 ラフに入る250yであるならフェアウェーの220yの方を選ぶと今は思っていて、以前のように同伴者に飛距離で負けまいと力むことはしないように心がけています。


 よく私が提唱している「ボギーなゴルフ」(ボギーオンしてパーパットを打つゴルフ)では、ショット数は54打であり、パット数をオール2パットにしても36打となり、スコアは  54+36=90となるので、このどちらを縮めることを目指すかが各ゴルファーが考えるところです。


 ショットを良くして、54打以内に収めたいと思うのも良し、パターの練習をして36打以内に収めたいと思うのも良しで、どちらの練習に重きを置くかということです。
 私は、練習効果が高い後者の方で、アマチュアゴルファーに圧倒的に不足するパターの練習に現在は重きを置いています。


 スコア90切りを目標にしているのであれば、どちらかを1打少なくすれば達成できますが、その延長線上に80切りも見えてくるのです。
 ショット数50打でもパット数を30打未満で納めることができれば、70台のスコアが達成できます。


 LPGAのスタッツを見てみても、現在時点で賞金ランキングトップの鈴木愛プロの平均パット数は1.7574であり、1ラウンドの平均パット数は31打(この数字は間違っています。正しくは28.7901打です)程度になります。
 彼女らは平均パーオン率が71%以上と高いため(私の11月の平均パーオン率は44.44%になります)、その比較の土台が違うのですが、純粋にパット数だけを見れば、私の目標の32パットという数字(11月の平均パット数は31.84)はトッププロと同じような数字になるため、プロにも負けない部分だと言えます。


※ この数字に関し間違いの指摘がありました。改めてLPGAのスタッツを調べてみると女子プロの平均パット数はトッププロは29打を切っていて、97位の選手でも31打そこそこだと分かり、改めてプロの凄さが分かります。
 私の勘違いでの引用でしたので、お詫びして訂正させていただきます。

 ショットの正確さではプロに遠く及ばないものの、パット数だけはプロに伍することができ、これを見てもアマチュアが努力する方向性が自ずと分かるというものです。


 勘違いを無くし、どうすればスコアが伸びるかを真摯に考えてみたとき、きっと目標の100切りや90切り、または80切り70切りは、見えてくるはずです。