三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

久々の予選通過(小橋絵利子プロの現状)

日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯は、富山県の小杉カントリークラブ(6,605Y Par72) で昨日予選第2日目が行われ、応援している小橋絵利子プロは通算1アンダー29位タイで、3試合ぶりの予選通過を果たしました。


今年、小橋プロはLPGAツアーに25試合に出場していますが、予選通過はこれまで7試合に留まり、獲得賞金額は4,753,500円で賞金ランキングは91位という状況です。


今年の前半はQTランキング17位という資格で参戦しましたが、6月末のアースモンダミンカップ終了後のリランキングでは46位に下がり、現在はそのリランキングの資格により出場資格を得ている状況です。


今年からLPGAツアーにはリランキング制度が取り入れられ、6月までの17試合はQTランキングにより出場資格が与えられますが、7月から9月末までの13試合は今年の賞金獲得額によるリランキングの上位者が優先出場資格となり、そして9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン終了後に2回目のリランキングが行われ、10月からの7試合の優先出場資格が見直されます。


これまでLPGAツアーへの出場は、シード獲得者は年間を通じて出場資格が与えられますが、シードを逃した選手はQT(クオリファイトーナメント)へ出場してその結果によるQTランキングが決まり、そのQTランキングにより優先出場資格が年間を通じて与えられていました。


しかし今年から制度改正が行われ、シード選手への年間出場資格は変わりませんが、前年のシードを逃した選手は6月までの優先出場資格はQTランキングにより決まり、7月~9月は第1回リランキングの順位、10月以降は第2回リランキングによる順位で優先出場権が得られるようになったのです。


小橋プロは6月までのツアーにはQT17位の資格で参戦していましたが、7月以降はリランキング46位という資格で参戦しています。
LPGAツアーは試合ごとに出場者数は若干異なりますが、ほぼ110名程度の出場枠があり、うち50人がシード選手であり、残りにアマチュア枠があったり主催者推薦枠や予選会の出場枠などがありますが、ほぼQT順位の50位以内だと出場できる計算です。


そのため、今年はほとんどの大会に出場できていますが、第2回目のリランキングへ向けての暫定順位は43位なので、10月以降の大会に出場するためには出場できる試合での予選通過はとても重要になります。


賞金シード枠の50位との賞金額差はこの大会前まで1,100万円ほどあり、このままでの賞金シード入りは絶望的ですが、試合に出場できていれば優勝のチャンスは誰でもあるのです。
優勝できればその大会以降の1年間の出場資格が得られるし、例えば今大会で2位に入れば1,760万円(優勝は3,600万円)の賞金が獲得でき、一気に賞金シード枠に滑り込むことも可能なのです。


そのチャンスを得るためにも、第2回目のリランキングで上位に入ることは必須だといえます。その意味で、賞金額が高い今大会での予選通過は大きく、今日と明日でスコアを伸ばして1つでも順位を上げてもらいたいところです。


スカイAの生中継で、久しぶりに小橋プロのティーショットが写りました。残念ながら左ラフに打ち込んでしまいましたが、このホールはパーで凌げたようです。
2番でバーディーが来ましたが、3番でボギーを打ち、通算スコアは変わらないものの29位タイから31位タイに順位は落としています。
決勝ラウンドで上位に入るためには、スコアを伸ばすことが重要ですが、周りが伸ばす中で焦って攻めるとスコアを崩すことに繋がります。
小橋プロの持ち味である堅実なゴルフを展開してもらいたいものです。


解説者の情報によればコーチを新しく付けたような話もありますが、3試合ぶりの予選通過はその効果なのかもしれません。
予選を通過できたこれまでの7試合のうち3試合が、実はこの1か月間の大会というのも今後に期待が持てるところです。
一時のどん底の状態は抜けたのかもしれませんが、まだまだ不安定な状況には変わりがないようです。
まずは9月末のリランキングに向けて、この大会で少しでも上位に食い込み、獲得賞金額を上積みできるよう頑張ってほしいものです。


頑張れ!小橋絵利子プロ!

結果にコミットできる?

テレビのゴルフ番組を見ていると、最近は「スコアアップにコミット」という商法が出てきているようです。

飛距離をうたうドライバーを筆頭に、これまでもいろんな迷えるゴルファーを惑わす商売があるなと思っていましたが、レッスンを売り物にしたこれだけ大々的な商法もあったのかと、その面では商魂たくましい姿勢に感心しました。


その会社のHPで少し調べてみました。
〇 完全個室で打ち放題
〇 まるでトレーナーとマンツーマン
〇 手ぶらで通えるレンタル無料サービス
などが、特典として謳ってありました。


その費用を見てみると、入会金と併せての料金が税別で約40万円というかなりの金額になるようです。
「30日間満足できなかったら全額返金」システムもあり、迷える子羊たちの心を揺さぶります。


高額に思える料金も、HPの比較に挙げてある
「100切りまでの平均年数が4年で1回6千円の打ちっぱなし練習を月4回行えば年間288,000円×4年=1,152,000円、100切りを達成するまでの平均ラウンド数18回に要する金額が1回25,000円として450,000円の合計1,602,000円」
とあり、その総額に比較すると4分の1であり、たった2か月で結果も出しますとあれば、迷える子羊たちは興味津々だろうと思えます。


しかし、この計算を見て、熊本のような安価にゴルフができる環境の地域では、この会社の進出は難しいかなと思いました。


上記の計算を熊本の相場に当てはめると
練習場は1回1,000円でラウンド代は1回平日で6千円(土日で1万円)なので、ラウンドを土日に限定したとしても
1000円×4回×4年+10,000円×18回=372,000円
という計算になり、「結果にコミット」されるより、安価に100切りできる計算になるのです。


しかし、よく考えてみればレッスンに40万円も出すと元を取ろうという意識が働き、レッスンに通う頻度が増すのは当たり前で、週1の練習が週2以上に増えるのは当然に予想されます。


100が切れないゴルファーが週3回以上、1年間しっかり練習すれば、よほどのことがない限り結果は出るのではないでしょうか?
反対に言えば、週1程度の練習に年4回程度のラウンド数では、なかなか100切り達成はできないということを示しています。


このレッスンでは最近流行りの個人データーを計測して、客観的に指導するとのことですが、ただでさえ再現性のないゴルファーに数値でどうこういっても仕方ないのではと思います。
細かい数値は、プロや上級者のように再現性の高いスイングの持ち主が、微妙に狂いを生じている時に調整するためには有効でも、アベレージゴルファーには無用の長物だと思っています。


テレビのCMでは「苦手のアプローチを重点的に練習した」とあった100切りできない人が、2か月後に85というスコアを出せたと紹介されていますが、それはある意味当たり前の結果なのです。


アベレージゴルファーの勘違いは、これまでも何度も書きましたが
〇 ショットが安定すればスコアは纏まる。
〇 今以上の飛距離が出れば、スコアアップする。
というものです。
しかし、スコアメークで必須な技術は、アベレージゴルファーが一番練習しないパットを含むショートゲーム力なのです。


ゴルフでスコアメークするためには、いくつかの要素があります。それは
〇 ドライバーで安定して180y打てる飛距離
〇 コース内に打てる方向性のあるアイアンのショット力
〇 50y以内はグリーンにオンもしくは近くに運べるウェッジのショット力
〇 1回で脱出できるバンカーからのショット力
〇 10m以内をカップの周囲ほぼ1m以内に寄せられるパット力
があれば、普通に90切りのスコアは生まれるし、かみ合えば80切りも達成できます。


もちろん競技志向でバックティー利用という人は、この条件での80切りはなかなか無理ですが、90切りは全く問題なくできるのです。


スコアメークには、ショット力以外にも必要な「ゴルフ脳」というその場面での考え方も必要になってきます。
いわゆるコースマネジメントができるかどうかであり、どうやって攻めるルートを考えられるかの能力です。
グリーンオンを狙う場合でも、手前にショートした場合でも良いというクラブ選択もあるし、1クラブ大きくしてグリーン奥でも良いという選択もあり、それはその時の状況をしっかり把握して判断できるかということです。


いろいろ?と感じるものはありますが、一度ショット力診断をしてもらいたいという願望はあります。
シミュレーションゴルフでのスコアって本当に信じられるのかという興味もあり、近くにあったらよいのにと思いながらCMを見てしまいました。

今日も五木村経由で人吉市まで行ってきた

今朝の未明に北海道で大きな地震がありました。厚真町で震度7というもので、周辺の安平町でも震度6強という激しさのようです。


厚真町・安平町ともに北海道へ行く際にお試し住宅を調べた町で、特に安平町には北海道で何度か一緒にラウンドした埼玉のご夫婦がお試し住宅を借りていました。
ご夫婦は7月から8月末までと言っていたので、すでに北海道からは離れているはずです。
また安平町には北海道に渡った翌日にラウンドした早来CCがあり、震源地近くでもあり、被害状況も心配です。


厚真町や安平町以外の場所も停電などで大混乱しているニュースが流れていて、北海道のゴルフブロガーさんたちはほとんどが札幌在住のようですが、被害等はなかったのか心配しています。


停電により、ブログ等の更新ができない状況のようですが、皆さんに被害がないことを祈っています。


さて、今日は義兄の入院に関して、五木村役場から非課税限度額の証明をもらい、それを持って人吉の病院まで行ってきました。
当初は球磨CCでラウンドを絡めて行こうと思っていましたが、2人の先約がいたはずの1人予約そのものが消えてしまっていて、予約が入れられず、結局ラウンドそのものは諦めました。


そのため当初は7時に自宅を出ろうと思っていましたが、地震のニュースを見ていたので出発を後らせ、9時前に出発しました。
10時半には五木村役場に到着し、事前に電話をしていたためすぐに証明書を発行してもらいます。
それを持って人吉市の病院に行き、義兄が洗濯をしたいと言ったので、病院の洗濯機を借りて洗濯をしてあげました。

(人吉城址公園から病院を望む。中央の病院そのものは以前からありましたが、最近9階建てに新しく建て直されたらしく、外観も中部も奇麗になっています。手前は城址公園の芝生広場ですが、ゴルフの練習はできません。)


2時前には人吉の病院を出発し、今日は高速を使わずにまた五木経由で帰ることにしました。
高速を使っても時間的には40分程度しか短縮効果がなく、だったら予定もないし、途中で所々止まってブログ用の写真を撮影しようと思ったのです。


人吉市から五木村への道路は、先日の月曜日に反対方向からは通りましたが、五木に向かう道路は40年近くぶりになります。


初任地が人吉市で3年半は人吉市に住みましたが、その後に異動になり、五木村から免田町(現在のあさぎり町)まで通勤していました。
五木~人吉間は半年だけしか通勤していなくて、その後も通る機会がなく、久しぶりに同じ道路を走ってみたのです。


途中は、かなり道路事情が変わっていて迷いながらでしたが、いったん人吉を出ると国道を使って五木村までは一本道です。
この国道も以前は車の離合も儘ならないほどの狭い道路でしたが、現在は山の中腹をトンネルで抜ける新しい道路に付け変わり、以前の旧道は通れなくなっています。
つまり人吉市から五木の入り口になる相良村の途中までが、懐かしい道筋になるのです。

(人吉城址には城郭などの建物は残っていない。)

(屏は40年前は無かったので、それ以降の作だと思える。)

(石垣は当時のものが現存している。)

(人吉城址の石垣には「武者返し」が上部に付いているのが特徴である。熊本城の「武者返し」は上部をそり返すため曲線美が美しい形になっているが、人吉城は上部に岩をせり出して敵が上ってくるのを防ぐ仕組みである。)


まず病院の近くにある人吉城址に寄ってみました。人吉市は相良藩の城下町で、周りを険しい山々に囲まれた盆地という地形から外敵の侵入がなく、鎌倉時代の地頭から始まり戦国大名から江戸時代の領主として明治まで続いた全国でも稀な藩だということです。


以前は城内には市役所や市立体育館があり、当時は人吉市卓球協会に所属していたため、市立体育館で中学生の卓球大会の開催を行ったりしていましたが、現在は市役所とともに解体され無くなり、広々とした城址公園に変わっています。


その後、国道を通って五木村に向かいますが、途中に川辺川ダムの建設予定地だった辺りで停車してみました。

(ここは川辺川が一番狭い場所で、ダムの建設予定地だった相良村藤田地区になる。以前は川沿いに狭い国道があったが、ダム関連で上方に国道が付け替えられている。)


川辺川ダムは、建設発表後に水没予定地の五木村をはじめ周辺の道路整備が進められましたが、ダム本体の建設工事は現在は中止されています。
川辺川は球磨川の支流であり、洪水を引き起こしていた球磨川の治水と相良台地の農業用水確保の目的で50年前に建設の計画がなされましたが、その間に農業環境の激変で農業用水については不要になり、治水についても本当に効果があるのか疑問視されています。


(ダム建設予定地だった藤田地区から少しだけ北に向かうとすぐに五木村に入ります。現在の国道はセンターラインがある片側1車線の走りやすい道路になっています。)

(以前は川沿いの国道わきにあった数軒の集落が、上部に移転した国道に合わせて移設された。道路側からは分かりにくいものの川側の斜面にはコンクリートの高い擁壁があるのが見え、急斜面に無理して宅地を作ったことが分かる。)


五木村の中心地を抜け、川辺川の支流の1つである小川をさかのぼっていきます。小川が無くなるころに八代との境になる大通峠(標高779m)がありますが、現在は大通トンネルが作られ、峠までは上っていく必要はなくなりました。

(小川には土石流の跡になる岩がごろごろしています。)

(落石注意の看板はありますが、この辺りで40年前に落石に乗り上げ、車のギアボックスの底に穴が空いてギアオイルが漏れだし、多額の修理費がかかった経験があります。)

(普段は静かな流れも、いったん大雨になると濁流に変わります。)

(道路はカーブの連続で見通しが効きません。紅葉の時期は観光客で混雑しますが、今日は平日の昼間ということで、ほとんど車は走っていませんでした。)

(大通峠前の村境。後方が八代市(旧東陽村)側で五木にはここから下り坂が続く。)

(上の写真の反対側。トンネルの向こうは八代市(旧東陽村)側。峠はもう少し上の方になる。わずかな短縮だが、冬季はこの差で雪による通行止めになるかならないかの差が出るため、ドライバーとしてはこのトンネル効果は高い。)

(八代市(旧東陽村)側も急こう配で山を下りて行くが、途中にはループ橋も作られている。橋脚の間に見えるのは狭い旧道で、この辺りは離合できない狭さだった。)


明日の1人予約は「アプローチの達人」が雨の予報のためキャンセルされ、流れてしまいました。
熊本は一日中、雨の予報ですが、北海道は大丈夫でしょうか?