三重苦ゴルファーの日記

70歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

無事に登記完了

 今日の熊本は朝から雨が降り、蒸し暑い日になっていて、日中は今年初めてのエアコン冷房を入れているほどでした。


 今日は午前中に兄を乗せて、大江にある合同庁舎の中の熊本法務局へ行ってきました。

(法務局はこの第二合同庁舎の2階にあります。もう一つの合同庁舎は熊本駅近くにあり、こちらが近くて便利ですが、こればかりは仕方ありません)


 兄が以前に申請していた実家の相続登記が完了したと法務局から実家に電話があり、登記済証などを取りに行く必要がありましたが、兄がバイクで行くにしても雨模様だったため大変だろうと私が「乗せて行こうか」と声を掛け乗せて行ったのです。


 15分ほどで第二合同庁舎に着き2階の法務局へ兄と一緒に行きましたが、登記済証などの関係書類は兄自身が受領に窓口に行き、私自身は待合用の椅子に座って待っていただけですが、10分もかからず受領は出来たようで私も一安心しました。


 今回の登記申請はもともと司法書士などに依頼する予定だったものを、私が自分でやってみればと言い出したことから始まったことなので、もし上手く行かずに結局は専門家に依頼する羽目になれば二度手間な上に経費も余計に掛かることになると心配していたのです。


 当初は兄に変わって私が代理で手続きをしようと思っていましたが、資格のない私が代理で申請することは法律違反になるようで、当事者である兄自身もしくは資格を持った専門家に依頼するしかないことが分かりました。


 兄は司法書士事務所に行って話を聞いたようですが、それなりの経費が掛かると分かり、今回はダメもとでやってみようとなったのです。
 申請の際は事前相談という法務局のサービスを利用し、私も事前に提出書類のチェックは行っていましたが、地番の表記に若干の相違があるとは言われ心配したたものの特に訂正などの指摘は受けず、その日のうちに窓口で申請を終えることができました。


 その際に不備が無ければ5月の連休前には登記手続きは完了すると言われていて、もし不備や疑問点があれば担当者から電話があるとのことでした。
 その電話が実家にあっていたのですが兄は知らない番号だったため出ず、後で電話番号を調べてして法務局だと分かり、その時は不備な点を指摘されたのかと思っていたそうですが、兄が掛け直すとそうではなく「手続きが完了したから書類を受け取りに来るように」という内容だったのです。


 申請の際は、遺産分割協議書と共に亡き母の生まれてから死ぬまでの戸籍関係の書類が必要となり、以前は戸籍関係は管轄する現地の役場に行くか送付を依頼するしかなかったものが、たまたま3月から広域交付という制度が始まり熊本市の区役所でも取得できるようになったためこれは幸運でした。


 ただ兄だけ行った初回の事前相談で、遺産分割協議書に相続するものは何もない私や姉たちの戸籍抄本が必要と言われたとのことで、私はなぜ必要なのかという理由が分からず直接法務局の担当課に電話して確認しました。


 電話口の相手は最初は単に「必要です」と言うだけで、私がその理由を問うと相手は「ケースバイケース」的な表現を使ったので「なぜケースによって提出の必要度が変わるのか?」と食い下がると、とうとう「遺産分割協議者の協議日時点での生存確認です」と答えがあり、やっと納得できたものです。


 書類上は遺産分割協議書は印鑑証明付きで揃っていますが、今回のように相続人が単独で相続するような場合、万一他の相続人を殺めて1人占めしようとすることも予想されるため、今回のケースでは私を含めた他の法定相続人の生存を確認したかったのでしょう。
 もし協議日時点で誰かの死亡が確認されると、相続権はその死亡した者の子どもなどに引き継ぐため、遺産分割協議書だけでは不備になるからです。


 なんだかドラマのような話ですが、実際の相続では血で血を洗うようなケースも起こり得るわけで、権利者を確定させる権限がある役所としては後々のトラブルに発展しないよう最善の注意を払っていることが分かります。


 とにもかくにも、大きなヤマは越えた感じがして2月末の母の死去から始まった諸々の手続きのうち、最も大きな相続登記という手続きが終わり私も当事者ではないものの手伝った手前、安堵したところです。


 今日も雨が降りましたが、明日も雨予報なので明日の早朝ラウンドは同伴者の「アプローチの達人」から連絡があり、今日に引き続きキャンセルにしています。


 今日のチャオ。雨のため外に出れずつまらなそうです。