三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

小橋プロは予選落ち(フジサンケイレディス)

LPGAツアーの第8戦である「フジサンケイレディスクラシック」は静岡県の川奈ホテルゴルフコース富士コースで予選の第2ラウンドが行われましたが、応援している小橋絵利子プロは、今日のラウンドで前半2ボギー、後半は4ボギー・2ダボと大きく崩れ、Today10オーバーとなり、通算12オーバーで全選手がホールアウトしていませんが、現在103位タイという順位で、予選通過はできませんでした。


昨日の初日のラウンドでは、2バーディー・4ボギーの2オーバーのスコア73(パー71)でしたが、今日は全くバーディーが取れずに、後半のアウトではアマチュアのような43という屈辱的なスコアを叩いてしまいます。


小橋プロの今日のスコアはプロとして叩いてはいけない81というものでしたが、プロが公式の大会で80を切れないことは珍しいことだと言えます。
アマチュアにとっての81というスコアは、ほぼ満足いくスコアになりますが、プロの厳しさとレベルの高さがスコアを見ればよくわかります。


そうはいっても、大会ごとにスコアを見ていくと、プロであっても80台のスコアは下位になった選手ではたまにあることで、小橋プロ自体も昨年の「大東建託・いい部屋ネットレディス」の初日で「81」というスコアを叩いていますが、2日目は1アンダーの71と面目を保っていました。


スタッツという年間の個人記録で数字が悪くなるという側面はありますが、プロにとって予選を通過できなければ、カットラインにギリギリ足りない順位も最下位も同じようなことになります。


その意味では、この大会まで7試合に出場した小橋プロにとって、「ヤマハレディース」・「スタジオアリス女子オープン」・「KKT杯バンテリンレディス」と3試合連続で最終日まで戦った疲れを、今週は癒す時間だと割り切る方がよいのかもしれません。


昨年は、初戦からこの大会まで8戦連続で出場し、予選通過したのは第6戦のスタジオアリス女子オープンの31位タイと小橋プロは絶不調にありました。
そのことを考えると、今年はQT39位と大会出場には微妙な順位ですが、これまで7戦に出場して予選通過4試合と、昨年と比べると好調なのです。


QTのリランキングが行われる前半戦の最後である「アース・モンダミンカップ」まで、ほぼ毎週大会が控えていて、プロには体力が必要だと思い知らされます。
一部の4日間トーナメントを除いて、大会は金~日の3日間の日程なのですが、木曜にプロアマに参加する必要があり、水曜に練習ラウンドすると考えれば、前週の日曜日に最終戦を戦った後に自宅に帰り、月曜日は休日にするとしても火曜日には次の大会の開催地へ移動することになります。


賞金シード上位の選手は、例えば5月9日から4日間の日程で始まる公式戦である「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」の前の大会に欠場するという調整方法もありますが、小橋プロのようなQT順位では大会によっては「ウェーティング」(現地待機して欠場選手があれば出場資格を得る)という場合もあり、自ら出場する大会を選ぶような余裕などないのです。


アマチュアが、歩きで3日間連続で神経をすり減らすようなゴルフをすると考えれば、いかにプロが過酷な状況かが分かります。
だからこそ、賞金という一般人では手に入れられないような高額なお金が、たった数日の大会で手に入れるチャンスが与えられているのです。


あくまでチャンスであり、それをつかみ取れるかは本人の才能や努力・運も必要になってきます。
たった1打、それはパットが決まるか決まらないかのわずかの差ですが、それによって得られる金額が大きく違う、もしくは経費だけ掛かって得られる賞金はないという現実があるのです。


誰もが、真剣に自分の力を発揮しようと頑張るから、見ているものを感動させることができるのです。


小橋プロは、この大会では思ったプレーができなかったようですが、次戦に向けて調整をし、また予選通過を目指して頑張ってほしいものです。
そして賞金額を積み上げ、リランキングで上位に入って後半戦の出場権を得るのが、今の使命なのです。