今日はレッスン日
毎週の土曜日はサンバレーゴルフプラザで、プロによるグループレッスンを受けていて、今日も9時から開始のレッスンに8時10分過ぎに会場に到着しました。
すでにプロは来ていて、練習場のオープンは8時ですが、その時間には来ていると受付のおばちゃんが言っていて、寒い中を1時間待つのは大変そうです。
レッスンは、1階の左側で行われますが、日が差し始めるのが10時近くになるため、朝の気温がマイナス3℃という中ではそれまでが寒いものです。
(いつものように球を積み上げますが、球自体が氷のように冷たくて、手の感触が無くなるほどです。太陽がやっと西側のネット付近まで照らし出し始めました)
練習場の係員が、球の回収に使う井戸水が凍って出ないと言っていて、見ると蛇口から氷柱が下がっているような状況でした。
今日の練習メニューは、前回のラウンドで私が上手く打てなかった原因として、伸び上がりを矯正するため、おさらいの基本練習から始まりました。
その中で、私が「バンプのやり方がよく分からない」というと、バンプについて解説と詳しい動きについてのチェックが行われ、案外とレッスン生の誰もが完全に分かっていないことが判明します。
バンプ (bump) とは英語で「こぶ」「隆起」「衝突」などを意味する単語ですが、ゴルフ用語では、どうやら「腰のスライド」を意味しているようで、スイング解説のサイトにも右利きの場合ダウンスイングで左への腰のスライド移動を言っているようです。
(ベルトのバックルの位置に着目して、腰が左にスライドしていると解説されています)
しかし鋤田プロの指導になる「バンプ」という動きは、バックスイングで上半身を右に開き、最後にもう一段、腰を右に開く動きで捻転を強くする動きをいい、野球のピッチングにおける投手の腰の動きに着目したものです。
(足を下ろす際に、右腰がもう一段後方に捩じれる動きが見えます)
投手は速い球を投げるために、ワインドアップして足を上げ、下ろす際にもう一段右腰を捻る動きを入れます。
ゴルフのスイングでも、ダウンスイングの直前にこの逆に捻る動きを入れることで、より強い上と下の捻転差を作り出し、パワーを溜めることを目指します。
(以前のスイング造りの様子。とにかく低い体勢になることが大事です)
今日も腰にスティックを付けた練習では、ダウンの際に右腿と左腿の股関節でスティックを挟むくらい前傾することを求められます。
まず、ヘッドを右足の前まで真っすぐ引き、左腰側のスティックが前方を向くくらい上半身を捩じり、両手で作った三角形が鳩尾から外れないように右に捻転します。
その際は、左足のヒールアップを我慢し、どちらかというと伸ばし気味に下半身も右に開きます。
上半身がこれ以上は開かないところから、右尻をわずかに後ろに引いてバンプし、その際に両手のグリップはそのままの位置で上に向け、左サイドの腰を切る(開く)動きとともにグリップが右サイドに離れるようにしてダウンスイングに入ります。
ダウン中にグリップエンドは右体側を目指して下りてきて、その際にシャフトは右腕と重なります。
そして右足前でヘッドが下りて、シャフトが右足と重なり、次は左足と重なるように動かし、その後は右手を自分の背中方向に突き出すようにフォローへ向かうというものが、私が記憶している部分ですが、悲しいかなよく理解していない部分も多く、正しいものかどうかは不明です。
私は最初の身体を右に開く部分で躓いていて、腰のシャフトを嵌めてみてバックスイングを行うと、腰が全く回っていないことに愕然としたほどです。
つまり入り口が上手くいっていないので、それ以上が上手くいくはずもなく、一生懸命に左腰を前に右腰を後ろにする動きを確認することになりました。
この辺りは、クラブを持たずに自宅でも確認できることなので、しっかりと動きを身体に叩き込もうと思っています。
その後は、2人1組でアドレスの取り方の確認を行いました。私は右を向く癖のあるデッさんと組み、私は左を向きがちという正反対の癖を持つ2人ですが、それぞれが相手のアドレスを後方から見て目標に向いているかどうかをアドバイスするものです。
ここでも不思議に感じたものが、左のターゲットにはきちんと向けて、それなりのショットができますが、右のターゲットに向きづらく、デッさんから微調整されて正しい向きにアドレスできてもショットが曲がるというものでした。
デッさんにも同じような傾向があり、彼はどちらかと言えばフッカーですが、右を向いてフック球を打つため、真っすぐに狙うと左に飛んでしまうようです。
私は反対に、正面に合わせると右に飛ぶショットが出るようで、知らず知らずに自分の球筋に合わせたアドレスを取っているようですが、これだとせっかくナイスショットしたときにミスショットになってしまうものです。
そのうえ、2つのことが一緒に頭に入らず、バックスイング時の身体の開きに気を取られると、バンプやダウンスイングの注意点が全く飛んでしまうことも多く、スイング時のチェックポイントは1つだけというもので、まず最初の開きを意識せずにできるようにならないと、その先に進めないものです。
飛ばしのレッスンでも、目標数値がクリアできずでしたが、これもまだ身体を使っていないため、正しい使い方をマスターできればもう少しの飛距離アップは望めるのかもしれません。
私がレッスンを受け始めてやがて1年になりますが、遅々として先に進まない自分がいます。
初心者のマルちゃんは、プロからのアドバイスを素直に受け入れて見違えるように上達していますが、私を含めたおっさん連中は一歩進んで二歩下がる状況なのは、それまでの自分の殻を打破できないためで、全てを壊さないと新しいものは吸収できないというものですが、それがなかなかできないようです。