三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

アビガンが使えない謎

 昨日28日の衆院予算委員会で公明党議員から「新型コロナウイルス治療薬の有力候補とされる国産の新型インフルエンザ薬アビガンに特例承認を適用できない理由」についての質問に対し、アホ総理は次のように答えたと新聞の報道にありました。


 「政府内でも相当議論してきた。『(新型インフル薬として)日本で承認されているのだから(適用できるのではないか)』と私も言ったが、日本の法令上できない」


 これまで自らの利益のためには法令無視を繰り返してきたアホ総理は、国民の命にかかわることに対しては法令を理由にして「できない」と公式に言い放ったのです。
 「私も言ったが」という言い訳をすること自体が、緊急事態にも関わらずリーダーシップの欠如を表しているもので、すぐに指導力のある者に総理の座を明け渡すべきだと思います。


 アビガン自体は副作用があり、これまでもほかの薬が効かない新型インフルエンザなどを想定し、国が必要と判断した緊急時に限り投与が認められている薬です。
 しかし最近のマスコミ報道では、有名人が使用することで生還できたという報告も多く、その有効性に期待がもたれ、アホ総理自身も2ケ月前にアビガンの有効性を声高に主張したはずです。


 それを他の承認薬であっても効果が不明な新型コロナ用には使えないという、どこの誰だか分からない外野の反対で「ぼくちゃんもそう思ったけど、できないなら仕方ないね」と引き下がるアホ総理も真の馬鹿さを露呈しているものだと言わざるを得ません。


 こんな時こそ得意の「閣議決定」で無理やりに承認させるようにすればと思うのに、やはり自分の利害が関係しない部分には興味がないのがはっきりしています。


 うがった見方をすれば、アビガン製造が富士フィルムという老舗の製薬会社ではないことが、業界とべったり癒着している厚労省にとっては面白くなく、これまでの使用の際でも各病院の倫理審査委員会で患者ごとに承認が必要という厳しい制限を行っていたのでしょう。
 だからこそ国内に回すべきアビガンを他国へ優先的に配布するという愚策を行っているのかもしれません。


 それなのに、政府は米製薬会社ギリアドがエボラ出血熱の治療目的で開発した「レムデシビル」について特例承認を適用するようで、効果が不明で副作用が報告されている薬をすぐに特例承認できるくらいなら、なぜすでに治療に使われている国産のアビガンを承認できないかの理由がまったくわかりません。


 レムデシビルには、次のような疑念もあり、アビガンよりずっと信頼性は低いものだと私は思っています。


(英国BBC放送の日本語サイトに4月24日付けで掲載された記事の見出し)


 レムデシビルを国内のどの製薬会社が扱うのか不明ですが、大手製薬会社の株価をみてもあまり大きな変動はないものの、きっと事前にその情報を得て株を買い集め、この機に乗じて大もうけを企てている政府関係者がきっといるのでしょう。


 結局、現政権は国民の命より、自分たちの利益優先だと疑わざるを得ず、すぐに露見するような悪事であっても、恥も外聞もなく堂々とやってしまうのが特徴だということです。
 アベノマスクの疑念もまだ晴れておらず、次から次に怪しい事案が噴出するのも現政権の特徴で、アホ総理がそうした考えだから政権の末端まで腐りきっているのではと思わざるを得ません。

(現場の医師からも倫理委員会の承認手続きを省き、医師の判断で投与できるよう要望が出ているのが現実です)


 早急にアビガンを新型コロナウイルス治療のための承認薬にして、市井の医院で医師の判断のもと適正に治療に使用されるよう求めます。