三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

阿蘇グランビリオで鉄人とお別れラウンド

 今日は1人予約で阿蘇グランビリオゴルフ場西コースに行ってきました。1人予約で知り合った80歳の「鉄人」が、このたび単身赴任を終えて実家の埼玉に帰るということで、最後のラウンドかもと思い、無理して出かけて行きました。
 幸い、坐骨神経痛はそう痛まず、痛み止めを飲むこともなく、どうにか最後までラウンドすることができましたが、まだ神経痛は全快はしておらず、後半は騙し騙しのスイングで凌ぎました。

 鉄人は80歳にして日本でも数少ない淡水化プラント設計の技術者で、これまで韓国の済州島を契約先にしていたので近い福岡に滞在していましたが、ゴルフ環境の良い熊本にわざわざ転居していたのです。
 今回、韓国での契約が終了し、次の契約先はスリランカということで九州からの直行便がないため、実家の埼玉に帰ることになったようですが、80歳を越えてもなお現役で仕事をされることも鉄人が鉄人たる所以です。


 まだ熊本を引き払うのは半月先のようですが、私の調子がこの先回復するとは限らず、連休明けに鉄人もいったん車を置きに帰るようで、再度やってくるかもはっきりしないようですが、埼玉まで陸路で途中ラウンドしながら帰るという計画もさすが鉄人だと感心しました。

(GWのためなのか、いつもにない多数のカートが並んでいました。今日は鉄人以外は41歳の2人が一緒でしたが、2人とも鉄人のほぼ半分の年齢です)


 80歳の鉄人はレギュラーティーからのエージシュートを目標にされていますが、まだ達成はされていません。今日こそと期待していて、前半はスコア39という素晴らしいゴルフを展開されましたが、後半にスコア52と失速してしまい、エージシュートは次回にお預けになりました。


 スタート前の練習グリーンで、パットの距離感に悩んでいた鉄人にパターでもルーティンを取り入れるように勧めました。
 見ていると、いつも打つ構えから素振りをされていますが、それだと距離感が上手く取れないのではと思い、球の後ろに立ってカップに正対してカップを見ながらの素振りで距離感を養うほうが良いのではというアドバイスです。


 人間は両目で遠近感を測るわけで、誰もが手で球を投げてカップに寄せるときは、カップに正対して行うはずです。
 つまり距離感は両目を正対することで養われるもので、球の後方で正対してカップを見ながら素振りを行い、その感覚が消えないうちに今度はヘッドアップに気を付けて球を見続けて打つ必要があるとアドバイスしました。


 まだぎこちないやり方をされていて、ときどき素振りで球を見続けたりすることもありますが、本人はかなり手ごたえは感じられたようです。
 ちょっとしたことですが、距離感が無いとの悩みは、特別なことをするのではなく持って生まれた感性を生かす方がずっと良いはずです。


 今日のように前半を40切りのスコア39で回ることができるようになれば、エージシュート達成のためには後半は41というスコアで良いわけで、そのペース配分が今後の課題です。


 今日の鉄人は前半で神経を使うパーパットが多く、結果的にそれで心のエネルギーを使い果たし、後半が息切れしてしまったようで、勿体ないものでした。
 この辺りは経験であり、心のエネルギーを消耗せずに最後まで保つことができれば、きっと近々エージシューター達成の朗報を聞けることでしょう。

(西コースで難易度一番の11番パー4のティーインググランドからの光景。左ドックのパー4ですが403yと距離があり、左サイドにはグリーンまで池が続いています)


 さて私のゴルフですが、最初の方は久しぶりのラウンドなのでショットで上手く球に当たるか心配でした。ティーショットを何度か失敗していますが、幸い結果オーライが多く、リカバリーも効いて大きくスコアを崩すことはありませんでした。


 しかし、6番パー4でフェアウェーから左バンカーに打ち込み、左足下がりのライから止まらずに右エッジまで転がってしまい、アプローチは2mにしか寄らず入らずのダボを打ってしまいましたが、練習不足なのに調子に乗って左のピンを狙ってしまったのが間違いのもとでした。
 このダボは、幸い8番と9番の連続バーディーでチャラになりましたが、調子に乗ったらダメだとその後は思いながら、ボギーは打ってもダボを避けるという考えにしました。


 後半は前半は決まっていたパットが決まらなくなり苦労しましたが、最終ホールで奥のカラーから下りの7mのバーディーパットが入り、どうにか久しぶりの80切りが達成しましたが、本来は鉄人に達成してもらいたいスコアでした。


 帰りの駐車場で、まだラウンドの機会があるかもしれませんが、一応、握手して「お元気で! エージシュートが達成出来たらお知らせください。何もできないけどお祝いの言葉だけでも送らさせていただきます」と述べて別れました。
 鉄人は80歳という高齢なので、身体だけは気を付けてほしいものです。