三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

グリーン面の特徴

今日は日曜日ですが、ラウンドは最初から予定していません。昨日は阿蘇グランビリオを予約していましたが、2人目以降が入って来ずに流れてしまっています。


今日はたまたま過去の日記を見ていて、大津のグリーンの形状が分かる画像を見て、再びアップしてみました。
普段のグリーンは、なかなか凸凹の状況が見えにくいのですが、実際のグリーン上には自然の傾斜の中にある傾きとは別に、設計上でコブや凹みが作られていて、どこにカップを切るかで、より影響を受ける傾斜が異なってしまいます。


大津のグリーンの速さは、今の時期はスティンプメーター表示で9ft前後で、コンパクションは10というもので、ほぼ一般営業用のスピードのはずです。


他のゴルフ場をラウンドして感じることですが、大津のグリーンは表示より硬く、速度もあるように感じていますが、スティンプメータ表示もコンパクション表示も「普通」なのです。

(11月30日の大津のグリーン状況です。9ftは「普通」のスピードになります。)


先日の熊本南CCのグリーンスピードは9.2ftでしたが、コンパクションの表示はありませんでした。

(12月1日の画像なので、大津の翌日になります。)


ほぼ同じような時期なので、表示だけを見れば熊本南が9.2ftで大津が9ftなので、熊本南のグリーンの速度の方が速いということになりますが、体感的には大津の方がずっと転がりが良いのです。


グリーンの速度に関係するのは、スティンプメーター表示もありますが、グリーンの硬さいわゆるコンパクションも関係してきます。
大津のコンパクションが普通の硬さなのですが、ピッチマークの様子を見ると、大津のグリーンが他のゴルフ場のグリーンより硬めだと思われます。


阿蘇グランビリオ西コースのグリーンには、大きくえぐれたピッチマークが多く、グリーンが柔らかいことが分かりましたが、それは雨上がりのラウンドということも大きかったのです。
雨で湿ったグリーンは遅くなり、反対に乾いたグリーンは速めになります。


大津は地形的に阿蘇外輪山が唯一開けた立野地域の西側にあるため、風が強いゴルフ場です。
つまり強風が吹くため、グリーン上が乾きやすく、そのため表示以上の速度が出るのではと思っています。


それ以外に、グリーンの形状も表示以上の速度だと思わせるものなのかもしれません。
上りと思ったパットが予想外に伸びた場合、実際は少し下っていたか平坦であれば、パットを打った本人は「速い!」と感じてしまいます。
大津のグリーンには、通常では見えにくい傾斜が多く、全体的な地形の傾斜の中に埋没しているため分かりにくいのです。


(8月31日は大雨が途中で降り始め、3番パー4のAグリーンには水が溜まってプレー不可能でした。)


雨の中でのラウンドで、プレーを止めたグリーンの画像を見つけました。大津の3番パー4のAグリーンです。
3番は画面の右奥がティーインググランドになっていて、ティーショットは真っすぐに打ち、セカンド地点のフェアウェーは軽い左足下がりから左のグリーンに向かって打つホールです。
この画像を見てみると、グリーン上の低い場所には水が溜まり、高い場所には溜まっていないので、グリーン面がいくつもの凸凹で形成されていることが分かります。


一般的な受けグリーンの形状ですが、それでも手前は若干ですが高い場所があり、中央は低く、ピン位置と球が乗った位置によって複雑なラインが作り出されます。
ここは左の山側から右の白川方向へ自然な傾斜もあり、その中に作られたグリーンなのでグリーンの芝目は左から右に向かっています。
そのため、画面の左から右には速いという意識がプレーヤーにはあるのですが、水が溜まっていないコブの上であれば、画面の右のカップでもショートしてしまいがちです。


つまり、同じような画面右のカップ位置であっても、わずか1mの違いで画面左から大きく転がる場合と止まってしまう場合があり、グリーンを読む力が求められます。


そんなに大津を回る経験がない場合は、以前の記憶をもとに「こちらからは遅かったから」とばかりに打ってしまい、結果グリーンからこぼれて「こんなに速いの!」と驚いてしまうのです。


表示速度より、速いと思わせるカップ位置のマジックで、それには見えにくい傾斜を上手く使って、高低による騙しがあるのです。


プロがラウンドで上手くカップに寄せられるのも、そうした情報が載っている資料が提供されているからで、何も情報を持たない一般ゴルファーは、最初からハンディーを背負わされているのです。


テレビのトーナメント中継時に、プロが尻ポケットから手帳のようなものを出し、キャディーと相談している場面が映りますが、細かいグリーン上のアンジュレーションが最初からわかる資料があるのです。
もっともその情報通りにラインとタッチを出せる技術があるのも、凄いのですが、、。


そんな資料がないアマチュアにとっては、足しげく通ってグリーンの情報を少しずつ蓄積するしかないのです。
そのため良いスコアを出そうと思うなら、同じゴルフ場に通うことが必要で、そうすればグリーン以外にも隠された罠や見た目の景色に惑わされないゴルフができるようになります。


阿蘇大津GCは今年だけで61回ラウンドしていますが、それでもグリーンの読みはまだまだなのです。