三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

パターへの手応え

昨日のラウンドでは、3パットを前半3回・後半4回も打ってしまい、計39パットも叩いてしまいました。

普段のラウンドで、パット数の目標は32打前後にしていますが、その目標よりも7打も多いという結果になっています。


これまでパットは、カップまでの距離をジャストタッチする意識で打っていましたが、その距離感が合わなくなっているようです。
その原因は、若干ですが打つ意識を高めているためで、これは一緒にラウンドしたプロから「3パットを恐れてはバーディーは獲れない!」というアドバイスからです。


ショットのミスは次のショットでリカバリーが効きますが、パットのミスはリカバリーが効かずに即1打のロスになってしまいます。
しかし、バーディーパットを沈めることができれば、それ以前にロスした打数を1打ですが取り戻すことができるため、チャンスでは積極的に狙う意識が大事になってきます。


カップ周辺はホールアウトしたゴルファーが球を拾い上げるために集まる場所であり、どうしてもカップ周囲が踏み圧で凹む場所です。
つまり、カップまでのジャストタッチでパットを打つということは、下りなど転がりの良い場合を除いて、通常はカップ淵の軽く盛り上がった部分で止まるか曲げられるしかありません。
このパットのタッチをどの程度強く打つのかが問題なのです。


理想は、返しを心配しなくて済む30cm程度ですが、ある調査では50cmから1m程度オーバーさせる力で打たないと、芝目や微妙な凸凹に影響されるようです。


パットの1mのオーバーは、自信があれば別ですが、通常はかなり慎重に挑まななければならず、神経を使う距離になります。
今まではこの距離がイップス気味に打てなかったのですが、これもプロからの打ち方のアドバイスで、「押すパット」を取り入れて、かなり安心感が増しました。
(「押すパット」とは、本当に押すだけではルール違反になるため、バックスイングはわずかに行います。横峯プロがやっているように、バックスイングを小さくフォロースイングを大きくするパットの打ち方です。)


つまり3パットを恐れずに強めに打ち、返しの1mも「押すパット」で対応することにしているのです。
しかし、これまでジャストタッチで距離合わせるパットを打っていたため、この1mオーバーさせるタッチがなかなか上手く出ないのです。


仮想カップを実際のカップの先に置けばよいとよく言いますが、目に入る情報の方が大きく、どうしてもカップまでの距離を意識してしまいます。
要は、見た目の距離を1mオーバーさせる距離感が必要なのですが、こればかりは心の中の不安感と戦う意識と、グリーンの速さに合ったタッチという技術を融合させる以外にはないのです。


昨日も練習グリーンに誰もいなかったので、ほぼスタート前の1時間弱はパターの練習に費やしました。
それでも39パットしたのだから、練習は無駄だと言われそうですが、ゴルフの練習はすぐに効果が表れないことが多く、1か月先・1年先のことを考えて練習しているものと考えることにしています。


プロは10m以内のパットはチャンスであり、それを沈めきる者しか上位に残れないのです。
プロのようなショットでアンダーのスコアを出す真似は出来なくても、グリーン上ではアマチュアでも練習しさえすればアンダーのスコアは出せるものです。
アマチュアのパット数のアンダーは、まず寄せ1で形成されるものですが、それをバーディーパットで形成したいなと考えています。


ショットの発展性は年齢を重ねて飛距離が落ちてきている現在では、そう飛躍的な前進は見込めません。
しかし、パットは年齢に関係なく、老若男女という区別もなく、誰でも練習さえすれば技術は向上するものです。


ショットでプロのショットに近づく努力よりも、パットでプロに近づく努力の方がずっと簡単だと思い、できるだけ安易な方法でスコアメークするという私のゴルフへの取り組みの中では、唯一残された未開拓な部分なのです。


今更ながらですが、パットの技術向上に取り組もうと考えています。