三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ドライバーでスコアを崩さなければ、スコアは安定する

昨日、チェリー宇土でご一緒した40歳台の方は自己申告スコアを110~120とされていました。

他のお二人の自己申告スコアは90台でしたが、スタートホールでは誰が110台のゴルファーか分からずにいました。


一般的にシングルハンディー者などの見極めには自信があるのですが、90台と100が切れないレベルでは、ある意味五十歩百歩なのです。
その上、スタートホールではその方は5Wで打ち、かなりの飛距離を出し、きちんとパーオンされたのです。


グリーン周りもアプローチ用の小バックを持ち運び、一見、それなりの腕前なのかと思ったほどでした。
グラサンのおっさんが、そのホールをドライバーで打って「5Wに負けた!」と嘆いていましたが、それほどの飛距離の持ち主でもあったのです。


11番のパー3でも右ラフからアプローチを3m弱に寄せて、上りをしっかり打ってパーセーブしたので、この時もこの方が110台のゴルファーとは思えず、グラサンのおっさんはショット自体がしっかりしていたので、残る北区から来られた方がそうなのかと思ったほどです。
しかし、北区からの方も10番では良い当たりではなくてもフェアウェーに運び、セカンドは右に外してアプローチを1mほどに寄せてパーだったし、11番でも手前から1mに寄せての連続パーゲットだったので、ますます誰が申告スコアが110台のゴルファーなのかが分かりませんでした。


12番パー4では2人ともチョロ気味のティーショットになりますが、セカンドで届かないグリーンを狙ってOBを打った40歳代の方と右にきちんと刻んだ北区からの方を見て、やっとスコア申告110台の方は、40歳代の方だと気づきました。


その方は、ドライバーは振らずにパー3以外は5Wでティーショットされていました。ショットはかなりバラついていましたが、当たれば飛んでいたので、何度もグラサンのおっさんが「ドライバーで負けるなんて!」と嘆きますが、慰めるために「ドライバーを使えないならその人の最大飛距離は5Wの距離であり、そんなに大きく違わないですよ。」と声を掛けました。


後半のアウト7番パー5で初めてドライバーを握られましたが、案の定、ミスショットされ、本人も「ドライバーはまだ打てないのです。」と言っています。


飛距離が出るということは、ゴルファーにとって魅力があるのですが、その飛距離がスコアを崩す要因にもなります。
この方は、ドライバーを使わずに5W使用という自分の飛距離を抑えてミスを回避するゴルフを選択されていますが、それはある意味正解とも言えます。
しかし、最大飛距離が使えないのであれば、そこは練習してドライバーを打てるようにしないといつまでたっても100切りは出来ないのかもしれません。


初心者がスコアを崩す最大の原因は、ドライバーショットのミスから発生します。そのため、一生懸命、練習場でドライバーを打ち続けるのでしょうが、常に最大飛距離を得るような打ち方しかしないので、いつまでたっても安定しがたいのではと思います。


要は、ドライバーという最大飛距離が出せるクラブを使っているわけで、だったら飛距離はそこそこでよいと割り切ることです。
同じ200yの飛距離を得るためには、ドライバー以外ではかなり大変なものになりますが、ドライバーでは普通に出せる距離のはずです。


簡単に飛距離を得られるクラブがドライバーですが、そこには自分の能力の範囲内という前提があり、誰でも300yを飛ばせるものではないのです。
プロのように300yを飛ばしたいと思うのは勝手ですが、それを望んで振りまわして、その結果、ミスが出るのでは本末転倒です。


元々、飛距離が出るゴルファーは7割の力で打っても、他人より十分に飛距離が出るはずです。
敢えて自分の飛距離を抑えようと思うことが、実は上達への近道になることは多いのです。
飛距離を抑えるためにドライバー以外のクラブを使うという選択は、その場しのぎには有効でも、将来の上達のためには意味はありません。
つまり、どのクラブでも最大飛距離を出そうとスイングするからで、スイングの真実はマン振りからは見えてこないのです。


よくドライバーに変えて、他のクラブで打ったのに、結果OBを打ったなどは良くあることです。
これは、刻む意識でクラブをチョイスしたまでは良かったのに、そのクラブでドライバーに近い飛距離を出そうと無意識に力むために起こります。


常にどのクラブでも7割スイングを心掛けることが、安定したスコアメークに有効です。