三重苦ゴルファーの日記

還暦を超えた、飛ばない寄らない入らないの三重苦を持つおっさんゴルファーの日記です。

アマ的アマとプロ的アマの違い

今日はラウンドの予定は当初から入れていません。
その理由は、昨夜がソフトボールのナイター練習日であり、ピッチング練習や内野ノック練習で翌日はかなり膝や腰に疲労が溜まることが分かっているからです。


昨夜は寝る前に両足の膝にシップを貼っていましたが、案の定、朝起きたら膝が伸ばせないくらいの痛みがあり、ラウンドを入れていなくて正解だったかなと思っています。


そのため、朝からいつものようにテレビでゴルフ関連の番組を見ています。


その中にゴルフネットワークで放送されている「アマの志」という番組に注目しました。


今日の放送は、プロからアマに復帰したHC1という30歳のクラチャンと57歳のHC6という、いわゆるおじさんゴルファーの9ホールによるマッチプレーです。


さすがに元プロという30歳のクラチャンは、スイングもしっかりしていていわゆるアマチュアレベルを超えています。
10番・11番とバーディーパットを外して、どうにかパーセーブしたおじさんと分けにしました。


11番パー3ではピンそば1mに付けて、バンカーに入れたおじさんゴルファーに対し圧倒的有利さを築きます。
しかしこの状況から、おじさんはバンカーショットを5mに乗せ、なんと1パットのパーとして、クラチャンは外すという分けになりました。
おじさんのミラクルパットにクラチャンが動揺したようで、ここがストロークプレーと違う1打毎に状況が変わるマッチプレーの面白さです。



おじさんのスイングは、まさしくおじさんそのもののスイングで、おじさんに共通する独特のスイング=身体が突っ込みヘッドアップが早い、の持ち主です。


まさしくアマチュア的ゴルファーであり、頑張れと応援したくなりますが、さすが元プロのクラチャンはショートゲームも上手く、12番パー4でアプローチを50cmに付けて3mにボギーオンしたおじさんは、コンシードして1ダウンになりました。


13番パー5では、両者パーオンし、この日初めてクラチャンが先にバーディーパットを打ちますが、見事な距離感でおじさんはOKを出しました。
対して、短い距離のおじさんのパットはカップに向かわず、OKも出ませんでしたが、さすがパットが上手く、両者パーでこのホールを分けにします。


この頃から雨脚が強くなりましたが、クラチャンのスイングリズムは変わらず、14番パー4でも安定してパーオンのパーを取り、寄せ1に失敗したおじさんから2アップとします。


この収録日は4月ということですが、雨でかなり寒そうです。また舞台の富士CCはかなり狭いコースのようで、15番までクラチャンがドライバーを持ったのは13番パー5のティーショットだけでした。


15番パー4では両者ともガードバンカーに捕まり、おじさんは砂1のボギーで上がり、2パットボギーのクラチャンと分けることに成功しました。


クラチャンはアマとして見るとそのレベルは抜きんでていますが、プロ的見方をするとやはりプロになり切れなかった部分も数多く見えます。
介添え人の槇岡プロの解説が、クラチャンには少し辛めになっているのも頷けます。


バンカーショットはクラチャンは元プロらしい打ち方でしたが、やや大きめでした。介添え人の槇岡プロは「もう少し球を左側に置いていたら、柔らかい球を打てた。」と解説していました。
おじさんのバンカーショットはアマ的バンカーショットで、出た後に転がってピンに寄っていきます。
これは意図したものでなく、結果オーライのバンカーショットだと思いましたが、槇岡プロは「素晴らしい!」と褒めてくれました。


16番パー3では両者パーオンし、カップ傍に寄せたクラチャンに対し、おじさんはかなりの距離を残してしまいます。
クラチャンにOKを出した後のおじさんの2.5mのパーパットはかなり厳しかったのですが、これを見事に沈め分けにして、おじさんは粘ります。


しかし、ドーミーホールになった17番パー5で万事休すになってしまいました。


今日2度目のドライバーを握ったクラチャンの素晴らしいドライバーショットに対して、おじさんのドライバーショットは大きく右に打ってしまい、セカンドもおじさん独特の身体が起き上がるスイングで右目に打ってしまいました。
対してのクラチャンのセカンドはプロも唸るようなナイスショットで、2オンこそ逃しましたがグリーン近くまで打って、プレッシャーをおじさんにかけます。


おじさんもどうにかグリーンオンは果たしましたが、かなり距離を残してしまいます。


ここでクラチャンは柔らかいアプローチショットでピンそば1mほどに寄せたのに対し、おじさんは20mが残ったバーディーパットを3mにしか寄せきれず、パーパットも右に外すボギーとしてギブアップしてしまいました。


結果的には3アンド1でおじさんの敗退でしたが、途中は絶体絶命のピンチからパーセーブするなど食らいつき、クラチャンの動揺を引き出すという健闘を見せました。
しかし、ゴルフの質の圧倒的な違いは、如何ともしがたく、分けるのが精いっぱいで、勝てる要素はほとんどなかったのです。


クラチャンがボギーを打ったのは、15番でバンカーに入れて2パットした1ホールだけであり、残りのホールは安定してパーを取り17番ではOKバーディーを獲っています。


冷たい雨の中の8ホールを安定したスコアで回っているのは、さすがというしかありませんが、反対におじさんはショットが右に出やすく、打ち急ぎも見られ、よくそれでパーが取れるなという内容でした。


残念ながら、結果以上のゴルフの質の圧倒的な差で、順当な結果になりましたが、これがアマとプロの違いをはっきり際立たせています。


クラチャンはいわばプロになり損なったアマであり、おじさんは純粋なアマチュアの道を歩んできた生粋のおじさんゴルファーです。
同じアマとして戦っているけど、そのゴルフの質は全く違います。


アマはパーをどうにかして取れれば良く、時にはボギーはもちろんダボくらいまでは許されるゴルフです。
18ホールを寄せ1のパープレーでも全く問題はないのですが、プロとしてやっていくにはこれでは勝負になりません。


プロはアンダースコアの世界で戦っているわけで、そのためには数多くパーオンしてバーディーパットを打つ必要があります。


アマチュアのバーディー数が少ないのは、単にパーオンしてバーディーパットを打つ回数が少ないからであり、プロのバーディー数が多いのはバーディーパットを打つ回数が元々多いという理由からです。
もちろん距離感やラインの読み方、パットを打つ技術も違うのですが、パーオンできなければバーディーはチップイン以外は期待できないのです。


プロ的視線で見ると、今回の素晴らしいショットを放つクラチャンも、やはりいろんな部分でプロに及ばない部分があり、プロの壁の高さを感じさせられるものでした。


アマチュアゴルファーはプロの真似をすることに時間を費やすより、自己流でも自分の道を堂々と歩んでも良いのです。
ショートゲームを練習さえすれば、ボギーというスコアをベースにした「ボギーオンなゴルフ」は誰でもできるようになります。


もし、プロレベルのゴルフを目指したいのであれば、1日8時間の練習を少なくとも3年間はしないといけないと思います。
だってプロはゴルフが仕事なのだから、仕事である以上は1日8時間の練習は当たり前なはずです。


サラリーマンなら1日8時間労働は普通のことで、新入社員として何もわからずに入社して研修や実戦で鍛えられ、3年ほどで1人前になっていきます。
ゴルフも同じで、ジュニアから始めていれば別ですが、おじさんがプロ的なゴルフを目指すのであれば、そのくらいの時間を費やさなければ1人前にはならないはずです。


それは所詮、無理な話であり、そうであるなら自己流におじさんスイングを磨き、ボギーが許されるアマチュアの緩い世界で生きていければよいのです。


100が切れない、90が切れないというレベルのゴルファーが、プロのスイングを目指すこと自体が間違っていると思います。
とにかく200y程度の飛距離でOBを打たない程度のスイングを持っているのであれば、ショートゲームを磨きさえすれば、普通に80切りもできるはずです。


よく一緒にラウンドする「アプローチの達人」と「鉄人」を比較してみるとよく分かります。
「鉄人」は当たれば250yの飛距離を誇る78歳のお年寄りですが、昨日ゴールドティーを使い、大津GCで初めて90切り(スコア89)が出来たといっていました。
しかし、「アプローチの達人」は毎回80台前半のスコアで、ときには80切りも達成しています。
本人は「前(ゴールドティー)から打っているから」と謙遜されますが、スコアはショットの質ではなく、ショートゲームの上手さによるものです。


アマチュアゴルファーはスイングもスコアメイクも両方欲張る傾向にあります。
しかし、少ない時間の中での練習をどちらに比重を置くかで、そのゴルファーのスコアレベルが決まってしまいます。
奇麗なスイングをしていても、100切りできないというアマチュアゴルファーはたくさんいるのが現実です。
反対に「あんなスイングで70台のスコアを出せるの?」というゴルファーもいるのもまた現実です。


少ない練習時間をどう使うのか、スコアとスイングフォームのどちらを極めたいのかをしっかり認識して練習に取り組まないと、結局はどっちつかずになってしまうのです。


「スイングの延長線上にスコアは無い!」という事実をしっかり認識すべきでしょう。


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