三重苦ゴルファーの日記

67歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

何が起こるか分からないが、、、奇跡の組み合わせ

 全英女子オ-プンが3日目を終わり、渋野日向子プロがこの日は6バーディー・1ボギーのスコア66の5アンダーでラウンド(パー71)し、通算9アンダーとして首位と5打差の2位に浮上しています。
 首位は14アンダーの南アフリカのアシュリー・ブハイですが、ブハイといえば渋野が2019年の最終日に最終組で回ったときの相手です。

 今年の大会でも、2人が最終組になるようですが、前回大会で渋野が18番で優勝を決めるバーディーパットが入った瞬間に、ブハイが我がことのように両手を揚げた様子を見て、今年はブハイが頑張り、渋野が2019年のお返しの万歳をする予想をしています。


 2019年は最終組の1つ前だった米国のリゼット・サラスが、18番で1.5mのバーディーチャンスをカップ右淵に蹴られてパーに終わって渋野と同スコアでホールアウトし、最終組の渋野が6mのバーディーパットを沈め、劇的な優勝を果たしたものです。


 この時のブハイは、18番の時点で3打差を付けられ優勝の望みは既に無くなっていましたが、こうした光景が普通にあるのか分かりませんが、少なくとも私は見たことがありません。


 昨日も書きましたが、結局ゴルフはパット次第であり、渋野が初日や3日目のゴルフが出来れば優勝のチャンスが来るけど、2日目のゴルフだったら全く希望はなくなるものです。
 こうしたメジャーの大会に出場する選手たちなのだから、一つ歯車が嚙み合えば誰でも爆発的なスコアは出せる可能性はあるもので、だから大会が4日間ある所以です。


 1日や2日は好調でも4日間通すと誰でもパットが決まらない日やショットが不調な日もあり、それをどうスコアロスなく踏ん張れるかがポイントになります。
 そうした数々の試練を乗り越えて辿り着くのがメジャーチャンピオンの座であり、そうした意味からも2日目にどうにか踏ん張った渋野プロが、もしかしたらと期待を持たせてくれるものです。


 ムービングデーと呼ばれる3日目にスコアを伸ばすことも優勝の条件であり、それをクリアした渋野の頑張りを応援したいものですが、もしかすると最終組前の選手が大きくスコアを伸ばしてあっさり優勝というケースがあるかもしれません。


 ゴルフは心理面の影響も大きいもので、ブハイが5打差という大きなリードを有効に使って要所を締めれれば良いのですが、2位以下の選手がスコアを伸ばし、自分のスコアが伸びないとリードがあっても精神的に追い詰められてしまいます。
 その意味では、最終日は強風が吹き、スコアを伸ばしにくいコンディションになればブハイが断然有利になるものの、そうした自然はコントロールできるものではなく、だからゴルフは難しいといえるのです。


 5打差が安泰かというとそうでもなく、女子の大会ではないものの過去にはとんでもないドラマもあっています。


 それは「カーヌスティの悲劇」で、これは1999年の全英で起こった出来事で、当時テレビ中継を私も見ていました。


 元々が全英オープン開催コースの中でカーヌスティは難しいコースでしたが、この年は天候が荒れ、優勝したポールローリーのスコアは通算6オーバーだったものです。


 しかし、最終ホールまで一番優勝に近かったのは予選会から出場した無名のフランス人であるジャン・ヴァンデベルデで、最終組の彼は17番を終わった時点で2位に3打差をつけていたのです。
 18番は499yのパー4で、「バリーバーン」と呼ばれる小川がコースの右サイドを流れ、グリーン手前でコースを横切る難しいホールです。
 ヴァンデベルデのティーショットは右に飛んで隣の17番ティー近くのラフに入り、そこから刻めばよいものの無理にグリーンオンを狙って観客席に当たり、深いラフに入ってしまいます。


 このラフからの3打目のショットをダフって「バリーバーン」に掴まってしまいます。いったんは小川内からのショットを試みようとしましたが、この時点でヴァンデベルデの精神状態は通常とは異なっていたはずで、キャディーが上手くコントロールしてあげるべきでした。
 結局は、小川からのショットは諦め1打罰で5打目を打ったものの、バンカーに入れ、出して1パットのトリプルボギーになり、通算6オーバーでプレーオフに入り敗退したのです。


 プロだから難易度の高いパー4と言えどもボギーでは終えれるもので、もし2打差だったらヴァンデベルデは2打目を安全に刻む戦術を取ったはずです。
 しかし3打差「も」あったため、無理しても余裕はあると考えたはずで、そこにはメジャーチャンピオンが「刻んで優勝した」と言われたくない心理が働いたはずです。


 しかし、無理してグリーンを狙って失敗し、3打目をダフってからそれまでの余裕など吹き飛び、アマチュアと同じようなゴルフを展開してしまいました。
 バンカーからのパットも厳しい距離でしたが、これはきちんと決めたのはさすがだったものの、プレーオフにはもう闘うエネルギーが無くなってしまっていました。


 今年の全英女子オープンの結果がどうなるかは分からないものの、このまますんなりと終わらないだろうとは予想しています。
 渋野プロと同スコアの2位タイに今年の全米女子プロ覇者のチョン・インジがいるし、4位タイにはメジャー7勝を誇るインビー・パークもいて、この辺りがスコアを伸ばせば分からなくなります。


 その意味では、面白い最終日になるはずで、今晩も夜更かししそうです。