三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ゴルフの漫画から思うこと

 今日から早いもので2月になりました。今日の熊本は雨が降りそうな曇り空で、気温も上がっていませんが、今日は最初からラウンドは入れずに休養日にしていて、今年は腰痛の関係から週2~3のペースでラウンドを入れたいと思っています。


 さて、私がよく利用する「楽天GORA」のトップページに「ゴルフ煮っころがし」という数コマの漫画が載っていて、ときどき見ています。
 毎回なかなか面白い内容ですが、最新の第788話「良き友」の内容についてはちょっと疑問に思いました。


https://gora.golf.rakuten.co.jp/doc/comic/2022/0127/?l-id=top-k-r-comic-bnr


 788話の内容は、実際に見てもらえば分かりやすいのですが、大雑把に書くと「若い頃はHDCP1と上手だった老人が、年齢を重ねて段々とゴルフ友が周りにいなくなり、飛ばない・当たらないとなって、自分のゴルフも終わりだと思うけど、気が付けばゴルフ場に通い、自分の真の友はゴルフだと分かる」という哀愁溢れるものです。


 しかし、本当にHDCP1のレベルであったのであれば、どんなに歳をとってもゴルフが出来る体力さえあればそんな老後にはならないはずで、それは歳をとるとロングゲームはダメになってもショートゲームは変わらずにできるものだからです。


 私がよく一緒にラウンドする「アプローチの達人」と呼ぶ今年で74歳になる老ゴルファーは、確かにドライバーショットの飛距離はありませんが、ショートゲームの上手さでほぼ毎回エージシュートを達成するもので、元々がシングルハンディー者でしたが、歳を重ねて益々ショートゲームが上手くなっているようです。


 「ゴルフは飛距離だ!」という勘違いがあるため、こんなテーマになるものであり、飛距離は年齢と共に間違いなく低下しますが、そのためにシニアティーやゴールドティーが設置されているもので、堂々とそれを使えば以前と変わらないラウンドは可能になるものです。


 90歳を過ぎてもエージシュートする老人はそう珍しくはなく、どのゴルフ場にもそうした名物老人はいるものです。
 以前、この日記に書いた阿蘇やまなみGCの理事長の老人も92歳にして80台のスコアを出されているし、球磨CCにも城南GCにも以前は有名な方々がおられたものです。


(やまなみGCの荒牧氏は私より25歳も年上なので、今年93歳になられます。52歳からゴルフを始めたという遅咲きゴルファーですが、昨年私がやまなみGCへ行った際も後ろの組でラウンドされていたので、声をかけて一緒に記念撮影してもらいました)


(城南GCの中原氏とは面識がありませんが、19年前に83歳で一日に8ラウンドされ併せてエージシュートも達成されています。90歳時にも週2回のラウンドをされていたようです)


 たとえ80歳を超えた老ゴルファーでもラウンドが出来る体力があれば、「飛ばない」はあっても「当たらない」ことはなく、反対にショートゲームの精度が若い頃よりも上がるもので、そうなれば漫画のような「見るも無残なゴルフ」という悲しくなるケースはないはずです。


 漫画のようになってしまうのはショートゲームの重要性に気づかない100前後のアベレージゴルファーであり、だからこそシニアゴルファーは長くゴルフを続けるためにも、何歳になっても有効なショートゲームの技術を今のうちに会得しておくべきなのです。


 どんなにショット練習に時間とお金を使っても、年齢と共に打てなくなるのは必然ですが、飛ばないということは短い距離の感覚が若い頃より向上するものです。
 長くゴルフをしたければ、ロングゲームの練習はそこそこにして、健康に留意し、若い頃より精度が上がるショートゲームを武器にすることをシニアゴルファーは目指すべきだと思っています。