三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日はレッスン日

 毎週の土曜日はサンバレーゴルフプラザでPGAティーチングA級の鋤田プロのレッスンを受けていて、今日も朝から出かけて行きました。

(正面の壁の草刈り作業ですが、作業する人はどこに写っているでしょうか?)


 プロは、教え子のLPGA最終プロテスト受験に伴い、応援のため今週は茨城県にある静ヒルズCCへ行っていたようですが、最終日を待たずに昨日帰熊し、術後の抜糸を行ったようです。
 残念ながら、教え子は1打足らずで不合格になっていましたが、1打差だったお姉さん(?)は合格だったようで、わずか1打が明暗を分けてしまいました。


 ただ、技術的には十分プロレベルのゴルフにはなっているようで、幸い今年はプロテストが秋にも開催され2次予選から出場できるので、きっと次のチャンスは掴んでくれるだろうと言っていました。


 プロは、ゴルフのスコアは最終的に「運」だと言っていましたが、その「運」はやるべきことをやってからのもので、練習も努力も無しに「運頼み」だけでは神様は助けてくれないものです。


 ゴルフの上級者が、例えばマナーを良くしたり、謙虚だったり、コースを大事にすることなどは、何も元から人間性が備わっているからではなく、彼らは最後の部分は「運」が左右すると知っているから、ゴルフの神様に嫌われないように日頃の行いを正しているというものです。


 プロはメジャーリーガーの大谷翔平選手が高校時代に作成した「目標達成シート」を紹介してくれました。
 その中にも、目標達成のために「体つくり」や「技術」「メンタル」とともに「運」「人間性」が記載されています。


   

(大谷翔平選手が高校時代に作成した目標達成シートの内容。中央の「ドラ1、8球団」が目標になっていて、それを達成するための道筋を本人が考えて作成しています)


 彼も「運」に恵まれるように普段の行いでは「ゴミ拾い」を意識しているようで、「ゴミを拾う=運を拾う」ことだとプロは言っていました。


 ネットニュースで、メジャーリーガーの大谷選手がグランドで試合中にゴミ拾いをさりげなく行ったことが取り上げられていますが、そうした行動は大谷選手にとっては目標達成のための一つの手段であり、当然の動きだったものです。


 ゴルフは技術だけを磨くのではなく、併せて人間性や社会人としての常識などを備えることが求められる生涯スポーツです。


 それは審判がいないというゴルフの特殊性が根底にあるからで、誰も見ていないから少々のズルは気づかれないものであり、ルール違反してまでも他人よりスコアで上になりたいと思うようでは、それは悪魔の囁きに負けてしまった結果で、結局は周りから尊敬を受けるような立派なゴルファーにはなれないものです。


 誰も見ていないとはいっても「自分」は見ているもので、昔から「お天道さまが見てる」と戒められているように、自分を欺けばそのツケは自分に必ず返ってくるものです。


 「人事を尽くし天命を待つ」とあるように、やるべきことをしっかり行っていれば、いつかは結果が出るかもしれませんが、必ず出るというものではなく、もしくは出ないというもので、そこには「運」が左右するものです。


 誠実にゴルフに向き合い、努力していれば、もしかしたらゴルフの神様から気に入れられるかもしれませんが、気まぐれな神様なので振り向かせることはなかなか難しいものです。
 それでも、いつか振り返ってくれると信じて、一生懸命に努力を続けることしかなく、それは人生と同じだということです。