三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日はレッスン日

 毎週、土曜日にサンバレーゴルフプラザで行われる鋤田プロのレッスンに参加していますが、今日は2月の最初のレッスンになったのでレッスンに参加してほぼ1年が経ちます。


 レッスンではその時は分かったつもりでも、すぐに忘れてしまうためメモを取ろうと思っていますが、参考になる話はその時は忘れないだろうと思っているため、ついメモすることも忘れ、こうして日記を書く段になって、どうだったっけ?ということになってしまいます。


 今日も8時過ぎにレッスン会場に到着しましたが、すでにプロと指導者を目指す「サイ君」が来ていて、サイ君がショット練習をしているところをプロがダメ出ししていました。


 そのダメ出しは、前回プロとラウンドした阿蘇ハイランドのショートホールで私が打ったアイアンショットと同じ理由で、バックスイングでヘッドを内側に引いているものです。


 プロによると、右足前まではクラブフェースを目標に正対して真っすぐ引き、右足前から「L字」(左手が水平の位置)まではヘッドはグリップより身体から遠くを通って上がるというものですが、「サイ君」はバックスイング時にヘッドを身体側に近づけていたのです。

(車のワイパーは支点を中心とした円運動を行います)


 いわゆるワイパースイングといわれるもので、直立した態勢だったら身体を中心として左右にクラブを振りますが、ゴルフスイングは前傾しているので前傾した分だけ縦のスイングになるものです。

(ジョコビッチのフォアハンドのトップスピン打ちはワイパースイングです)


 ワイパースイングは、テニスではトップスピンを打つスイングですが、ゴルフスイングではトルクを使いすぎることに繋がり、引っかけ球の元凶になってしまいます。


 このほか、スタンスの向きについてもやかましく指導されていて、自分の感覚と実際の方向が違っていれば、ナイスショットもあらぬ方向へ飛んでしまうというものです。


 9時からレッスンが始まり、今日は最初の1時間がスイングについての説明でしたが、昨日のランニングで疲れていたため、私的には助かりました。


 私のスイングでの欠点の1つが腰の捻転が少ないということで、上半身と下半身の捻転の差がパワーを生むし、ショットの安定性に繋がるようですが、まずその基本的な捻転の仕方を練習しました。


 クラブを持たずに行えば捻転できるのに、クラブを持ってしまえばできなくなるのは、長年の自己流のスイングに凝り固まっているためで、まずその部分をどうにかしなければなりません。
 そのために左足側にいったん重心を移し、それから右足に移した勢いで捻転する方法を今日は取ってみましたが、プロによると若い頃の中島プロがやっていた方法で、マシュー・ウルフの始動前の動きも同じようなものだということです。

 上の画像は、バックスイングで左膝が前方に出ると後ろで持っている挟んだ板に圧がかかりますが、圧がかからないように左膝を動かさないための練習法です。
 腰に嵌めたスティックは先方が前に来るように腰を回しますが、膝は動かさないことで、上半身と下半身の捻転差が生まれます。

 上の画像は、ディボット跡の中にある球を打つ練習のためのセッティングです。ディボット内の球は、ヘッドが球にコンタクトする手前に段差がありますが、練習では重ねたマットを打たないように球を打つ必要があります。
 コツは、クラブヘッドのトゥー側で鋭角に振り下ろして打つ必要があり、マットの上では左に飛んでしまいますが、実際のコースでは芝に引っ掛かってフェースが真っすぐになるそうです。

 この画像は、つま先上がりからのショット練習のセッティングです。つま先上がりでは、インサイドインの打ち方で、野球のバッティングのように振るのがコツです。
 このほか、足を乗せる台を置いて、つま先下がり・左足上がり・左足下がりのライを作りますが、実際のコースでは球のライ自体も傾斜しているはずで、それを意識したショット練習が必要です。

 上の画像は、アプローチ練習用で、左は高さと距離を、右は方向性と距離を合わせる練習になります。
 両方ともウエッジを使い、左はアウトサイドインでフェースに球を乗せる感覚が必要になり、右はフェースを返さず低くチップインを狙うための練習用です。


 こんな練習を9時から15時まで行っていますが、今日は終わりが30分も延長になっていて、プロの熱意が表れていました。