三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

パットでの勘違い

 今日は土曜日なので、朝9時からレッスンを受け、午後は「くまもと中央CC]でラウンドレッスンに参加する予定です。


 先週のラウンドレッスンではプロが参加したため撮影は不可でしたが、今日は「撮影OK」だと言われていますが、撮影すると帰ってからビデオ編集しても今日中に日記のアップは出来なそうで、代わりに書き溜めていたものをレッスンに行く前にアップしておきます。


 私は、ゴルフで常識のように言われている戦略などを疑ってみることがあり、これまでも「得意な距離を残す戦略」に疑問を呈した記事を書いています。
 これは、その戦略そのものを否定したわけではなく、ドライバーの飛距離を伸ばそうとしている中でわざわざセカンドを刻む戦略は矛盾していると思ったからです。


 飛距離を伸ばすことを目標にしているのであれば、当然に中途半端な距離が残るケースが多くなるため、その中途半端な距離の練習は距離を伸ばす練習とセットで練習しなければならないと思っているからです。
 それをしないで単なる飛距離だけを伸ばす練習は、結局は無駄になってしまうと思っているからです。


 今日は、パットに関して巷で言われていることについての疑問を書いてみます。


 グリーン上で「プロライン」とか「アマライン」という言葉を聞いたことはゴルファーならあると思います。
 「プロライン」とはパットのライン取り(狙う線)で曲がりを多め(厚め)に読むことで、反対に「アマライン」とはライン取りで曲がりを少なめ(薄め)に読むことです。


(南阿蘇1番グリーン。フックラインですが、赤線がプロラインで黒線がアマライン)


 一般的なアマチュアには「プロラインに打つほうが良い」と思われています。その理由は、曲がるライン(フック・スライス)では、薄めに読んだらカップ手前で切れることになり、入るチャンスは「0」だからで、まさしく入らない代表が「アマライン」と言われる所以です。


 しかし、曲がるライン(フックやスライス)では、プロラインで狙うと入らない場合は返しに逆のラインが残ることが多く、よほど近づけていないと3パットの危険性が高まります。


 安全に2パットで納めるためには、アマラインで距離を合わせるほうが安全に次のパットを「お先に」と打てることになります。
 最悪なパットはアマラインで狙ってしまうことで、カップ手前で切れた後に大きく転がってしまい、ほぼ3パットになることがお約束です。



(このビデオは、以前も貼り付けましたが、アマラインの典型のパットを3人が打っていますが、考え方が違うのです)


 上の動画は4人でのベストボールでのバーディーパットの様子ですが、先頭はパーを確定する必要があるものの、アマラインで狙って大きくオーバーしている様子が写っています。
 2人目は私ですが先頭がパーを確定できなかったので、アマラインで距離を合わせてパーを獲っています。
 3人目はもっとプロラインで狙うべきところをアマラインに強めに打って、最初の打者と同様に大きくオーバーしています。


 プロライン一辺倒でなく、どちらかにするには、その時の置かれた状況でも変わります。入れにいくケースでも「目標スコアに届かない」、「マッチプレーで勝てない」など是が非でも入れなければという状況もあるし、バーディーチャンスなので入れたいという場合もあります。


 基本的に入れに行くと強めのヒットになりがちで、それがバーディーチャンスだったら余計にヒットしてしまいがちなのは、誰でも同じです。
 最悪なのがこのビデオのようにアマラインに狙って強めにヒットしてしまうことで、当然に大きくオーバーしがちです。


 プロラインやアマラインは、フックやスライスラインで発生するものですが、ビデオのケースでは球とカップは同じレベルのフックラインのため、右の上り斜面に最初に打ち出して、後は傾斜を使って寄せることになりますが、距離感と曲がり幅を合わせるのは難しいものです。
 1人目と3人目は、アマラインに強く打つから大きく下り傾斜を転がってしまうのですが、もしプロラインで上り傾斜に向かって打てていれば、このタッチでももう少しは良い結果になったはずです。


 基本的にパットは2パットがパーであり、バーディーを狙って3パットするほど勿体ないものです。
 入るラインなのか寄せるラインなのかを、打つ前に見極め、入れることが難しいのであれば、アマラインで距離を合わせて打てば、安全な2打目のパットが残ることになるのです。