三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

池ポチャの不思議


 私は最近は南阿蘇CCや阿蘇グランビリオ西コースでのラウンドが多くなっています。
この2つのゴルフ場に共通しているのが、池がらみのホールが多いということです。

 南阿蘇CCでは2番パー4・3番パー5・10番パー4・12番パー3・13番パー5・18番パー4と18ホール中6ホールが池がらみのホールになります。


 阿蘇グランビリオ西コースは、5番パー4・11番パー4・13番パー5と3ホールだけですが、難易度が高いホールが池がらみになっているのが特徴です。


 そのため、池へ打ち込むケースも多く、その場合はラウンド日記に「池ぽちゃ」と表現していますが、昨日の朝のNHKの番組「チコちゃんに叱られる」(昨日は再放送で、毎週金曜 午後7時57分が本放送)で「ぽちゃ」という「音」について話題になっていました。

 「チコちゃんに叱られる」という番組は、設定5歳のCGによる女の子「チコちゃん」(声はキム兄の「木村祐一」)から素朴な疑問を尋ねられ、MCの岡村隆史と3人のゲストが答えられないと「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とチコちゃんから叱られるバラエティー番組です。


 昨日の番組内でも「なぜ『ぽちゃん」という?」というチコちゃんからの疑問に誰も応えられず、いつもの決め台詞「ボーっと生きてんじゃねーよ!」でMC以下が怒られていました。


 ゴルフでは池への打ち込みを「池ポチャ」と表現しますが、この「池」はまさしく「ウォーターハザード」であり「ぽちゃ」は球が水に中に入った擬音を表しているはずです。
 番組によると、水滴が水面に落ちる音を表す「ぽちゃ」は「ぽちゃん」と表現することが正しいようで、「ぽちゃん」は実際は「ぽ+ちゃん」で成り立っていることが判明したとのことです。


 100年間もの間、「ぽちゃん」は科学者の謎だったそうですが、英国のケンブリッジ大学の教授が論文でその謎を解明したと紹介していました。
 「ぽちゃん」という実際の音は、これまで思われていたような水滴が水面に当たる音ではなく、水滴が水面から水中に沈む際に気泡が生まれ、その気泡が球形に戻ろうとする際に「ぽ」という音が発生し、一度跳ね返った水滴が再度水面に落ちた後に発する音が「ピッ」だとのことです。
 この「ピッ」がなぜ「ちゃん」と聞こえるかはまだ不明だそうで、そこまで深く考えることのない常人とは違って、一見して無駄なことを研究する科学者の存在があることが分かりました。


 番組で出演した日本の科学者が再現実験をした後に「今、役にたたないものであっても将来は役立つことに繋がる可能性があるから研究する価値がある」と言っていて、なるほど研究というものは地道な毎日の積み重ねだなと思ったところです。


 ゴルフも、練習したからといってすぐに結果が出るスポーツではありません。毎日の積み重ねの練習が、将来いつか花開くときがあるはずで、それを信じて練習しているゴルファーもきっと多いはずです。
 ただ、ゴルフは技術だけではスコアアップに繋がらないから難しいわけで、スコアアップには「心・技・体」という3つのバランスが重要になってくるのですが、この三角形はそれぞれ他の要素で不足分を補えるものでもあります。


 「体」力が落ちてきても「心」や「技」を磨けば、激しい動きがないゴルフではプレーは可能で、90歳・100歳になってもゴルフが出来ることが他のスポーツにないゴルフの特徴です。
 つまり、今日の練習は明日のラウンドのためではなく、1年後、いや10年後の自分のための練習なのだと気長に思うことが大事なのかもしれません。