三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

快調に2時間で終るラウンド

 今日は一週間ぶりになる早朝ラウンドのため、朝4時半前に自宅を出発し、暗い中を阿蘇まで行ってきました。


 先週のラウンドで右の背筋痛が出ていますが、どうも筋肉痛ではなく肋間神経痛かもしれず痛みが右腕の下部周囲に出てしまっています。
 その上、右の腰痛まで出そうな雰囲気だったので今日は久しぶりにスタート前に痛み止めを飲んでいましたが、そのおかげでラウンド中は痛みを忘れていました。


 今日の日の出は5時45分でスタートは5時52分だったので前組がいるかもと心配していましたが、幸いトップスタートだったため前後半共に1時間程度の所要時間となり、少し早目にスタートしたため7時50分にはスタート室前に帰ってこれました。


 顔見知りのスタート室のお兄ちゃんが「毎度のことながら早いですね」と声をかけてくれましたが、我々は急いだつもりはなく普通にラウンドしたもので、要は無駄な時間を作らないように役割分担が同伴者の「アプローチの達人」と阿吽の呼吸で出来上がっているのです。


 黙っていても達人はホールに遠い球の近くにカートを停め、私の球だったら私がプレーしている間に達人は自分の球の近くへ行き、私のプレー後にすぐ達人がプレーし、私が達人を拾ってグリーンに向かう流れで、それが逆になることもありますが、どちらにしても無駄な時間は作ることはないのです。


 パットもお互いに勝手知ったる阿蘇ハイランドのグリーンなので、いちいち傾斜などは読まずにプレーに入り、遠近に関わらず先にグリーンに上がった方がパットを終わるという流れで、私がカートを回してパターを持ってグリーンに行くと既に達人はホールアウトしていることも多いのです。


 今日は後ろも男性2人の2サムでしたが、1番では同じコース内にいてもスタート室に戻った際に係のお兄ちゃんが後続組の位置を確認すると、やっとインの11番をプレーしているところのようで、なぜそんなに時間がかかるのと逆に不思議に思ってしまいます。


 少なくとも2サムで前がいない状況だったら2時間半もあれば1ラウンドできるはずで、それ以上の時間は無駄な時間を作っている証拠になります。


 現に100叩きしたとしても実際のそれに要するプレー時間は、1回に付き20秒を使ったとしても20×100=2,000秒≒34分であり、2人でも1時間8分なのです。
 他の者の20秒の間に準備をしていれば2人で1プレーに40秒もかけることもなく、この1プレー20秒も実際にはもっと早くプレーできるはずです。


 つまり急ぐことなく、上手く時間を節約できればゴルフはもっと時間短縮できるもので、そうなると一日使って休日をゴルフで潰すこともなくなるので気軽にラウンド出来るようになり、コース側にとっても回転が良くなれば予約数も伸ばせることになるので全てが良い方向に向かうのですが、実際は周囲の迷惑を考えないスロープレーヤーが1人でも混じってしまうと大渋滞が発生するものです。


 残念ながら現状は、そうした周囲に心配りが出来ない人間が多く、自分さえ良ければという風潮になっているのがゴルフ界にとっても不幸なところです。

(カートは右前から順にスタートになり、私が1番乗りになりました)


 
 スタート前は腰痛や背筋痛でラウンドできるか心配しましたが、久しぶりに飲んだ痛み止めが効いてくれました。
 この痛み止めのロキソニンは北海道で腰痛の際に毎日のように飲んでいましたが、ある時期から効かなくなり医師からも「そろそろ効かなくなるから別の痛み止めに変えます」と言われたように耐性が出ていたのですが、さすがに70日ほど飲んでいなかったので効き目が再び出てくれたようです。


 8時前にはまだ車でやって来るゴルファーも多い中、料金を精算して帰路に付きましたが、途中の復興道路の途中には新しいインターチェンジが工事中で、どうやらこれは菊陽町に建設中の半導体大手の台湾のTSMCのための道路かもしれないと思っています。

 大津町の国道325号線を抜けた先には、昼夜兼行の突貫工事で建設中のTSMCの巨大な工場が既に形になって来ました。
 ちょうど8時過ぎの工事関係者の交代時間に当たるためか道路は渋滞中でしたが、この道路とは反対側になる工場北側に高規格道路を建設するような噂も聞いていて、県や国がこの工場にかける期待の大きさが垣間見えます。


 それにしても半導体不足で今は大騒ぎしているけど、九州はシリコンアイランドと呼ばれていて元々半導体の製造工場はNECやSONY・東芝などいくつかあったはずで、それを国が保護せず結果的に国際的な価格競争に負けて衰退してしまったもので、いまさら外国企業を莫大な予算(5千億円)を使って誘致するくらいなら元からあった国内企業をどうにかして守っていれば良かったのにと思っています。


 もちろん現在のTSMCの技術力は世界トップクラスで、既存の国内の半導体工場で生産できるものは回路線幅が40ナノメートル(ナノは10億分の1)台までですが、菊陽町の工場では10~20ナノメートル台を予定していて、完成後は国内の最先端の工場になるようです。


 TSMCは世界で初めて3ナノメートルの量産化に成功していて、産業のコメといわれる半導体は戦略物資としての存在価値は高まる一方なのですが、もし国が国内の半導体メーカーをしっかり保護育成出来ていたら、わざわざ国外のメーカーを莫大な補助金を使ってまで誘致する必要はなく、国に先見の明がなかったことがハッキリしているということです。


 それにしても熊本県はTSNCの誘致でバブルに湧き浮かれているようですが、それらも国の愚策で湧いた特需だといえ、結局はそれらは我々の税金から出たものだということです。

バンカーからのイメージ(ガードバンカー編)

 今日も朝から30℃を越える暑い日ですが、甲子園の高校野球は今日が準決勝になっていて、現在は第一試合の神村学園対仙台育英の対戦があっています。(結果仙台育英の勝ち)


 以前はテレビの高校野球中継はよく視ていましたが、最近はほとんど視なくなっていて、それはラウンドに行くことが多くなったためですが、高校野球そのものに興味が無くなった部分も大きいのです。


 さて、昨日からバンカーからの対応方法を書いていますが、今日はガードバンカー編になります。
 昨日も書いたように私はフェアウェーバンカーはそんなに苦手にはしていませんが、逆にガードバンカーはあまり得意とは思っていません。


 それはフェアウェーバンカーは通常のショットの延長であり、打ち方そのものは変わらないのに対し、ガードバンカーからのショットはかなり特殊な打ち方になるからです。


 そのためグリーン周りのガードバンカーからは3打でホールアウト出来ればよいと思っていて、そのためにはバンカーショットでは1回で脱出できることがマストになります。


 フェアウェーバンカーからは大きめのクラブでトップ目にコンパクトに打つように心がけますが、ガードバンカーからのショットは真逆でトップ球では大怪我に繋がるためダフり気味に打つように心がけます。


 そのためには事前の構え方が大事になり、まずどうすればダフリ易いかを考えてみることが重要です。
 私の考えは通常のショットで地面の上の球をヒットできるのであれば、自分の方を低くすれば自動的にダフれるはずだということです。


 つまりつま先上がりのライを自分で作ればよく、そのためにはスタンスを砂の中に埋め込んだり、クラブを短めにしたりすればよいだけです。
 そうはいっても人の能力は優れているため、そうした調整も身体が勝手に対応してしまい、無用なナイスショットが出てしまうという皮肉な結果はよく見かけるものです。


 私が心がけるガードバンカーでのショットは、足を埋め込み、上体を普段より曲げて低くし併せて手の位置も下げることで、これでもかというくらいダフる姿勢を事前に作り上げます。


 手の位置を下げるとSWのバンスが使いやすくなるもので、後は早目にコックを使ってバックスイングを行い、梃の原理でグリップを支点にしてクラブヘッドを球の手前に落とすだけです。
 これで無事に球の手前にヘッドが落ちてダフってくれますが、距離の調整はフォローの大きさで行うようにしているものの、通常のバンカーショットでは私の場合それは10y以内になっています。

(実際のラウンドでのバンカーショット。普通に10yほどを打っています)
 
 距離を出そうとして力を入れてスイングを大きくすると、ミスが出やすくなるのは他のショットの場合と同じですが、通常のバンカーショットでは10yまでの距離調整に止め、それ以上の距離を出すためには打ち方を変えるようにしています。


 通常のバンカーショットで20yの距離を打つのは力んでトップなどのミスが出やすいため私には難しく、だったら最初から飛ばないスイングで打てばよいと考えました。


 それがハンドレートによるスイングで、普段のショットでも距離が出ない打ち方ですがバンカーからはますます飛ばなくなり、大きなスイングを行っても安心してスイングが緩むことを防止してくれます。

(20yの距離を打つバンカーショットの練習風景)


 上の動画は阿蘇ハイランドの練習グリーンでの20yほどのバンカーショットの練習ですが、傍目で見ると変化は見えませんが、自分の中ではかなり変えているつもりなのです。


 この「イメージする」ことが出来るかどうかが大事な部分で、イメージできなければそのショットの成功率は下がってしまい、例え成功してもそれは単なるマグレでしかなくなります。


 ゴルフのスイングは、自分で大きく変えたつもりでも傍目ではどこを変えたか分からないのが常で、それくらい微妙な違いで大きく結果は変わるものです。
 アベレージゴルファーは「願望」を基に次のショットに臨みますが、願望ではなく自分で打つイメージを作れるかどうかがポイントで、だからこそプレショットルーティンは必要になり、それを邪魔されるとイメージを最初から作り直す作業が必要になるのです。

バンカーからのイメージ(フェアウェーバンカー編)

 今日も午前中に32℃を越える残暑が厳しい8月20日ですが、今日がちょうど1か月前に北海道から熊本に帰ってきた日に当たり、1年の12分の1が経過したことになります。
 来年もまた北海道に行くことを内心では決めていますが、出発予定の5月まで実質9か月を切っていて、最近の月日の経過が早く感じられる中ではあっという間にやって来そうで、少しずつ準備を始めようと思っています。


 さて、ゴルフコースにはバンカーが人為的に作られていますが、ほとんどのアベレージゴルファーにとってバンカーインはどこであれ避けたいと思っているはずです。


 私はフェアウェーバンカーにはそう苦手意識はなく、それは私が実践する「ボギーなゴルフ」では1打目がOBにならなければまだ大丈夫なので、たとえバンカーへ入った場所が悪く脱出優先で打ったとしても、まだボギーオンの可能性は残るからです。

(この場所ではトップ目に打つと先の高くなった部分に当たりそうで脱出優先になります)


 フェアウェーバンカーはほとんどが平坦な場所から打てることも多く、そうでないバンカーは最初から徹底的に避けるようなマネジメントをすることになります。
 つまり入っても良いフェアウェーバンカーであれば、時には狙って打ったりしますが、そうした場合はほとんど入らないのがヘボゴルファーのヘボたる所以です。


(阿蘇ハイランドの3番パー4はティーから正面に見える左バンカーを狙いますが、最近は手前のバンカーが潰されているのでなかなか入らないようになりました)

(右に大木があるため実質的な右ドックのコースだと考え、左バンカーからスライス目でフェアウェーを狙いますが、スライスがかからずバンカーインでも可だと考えます)


 フェアウェーバンカーからグリーンが狙えると思えば10yほど距離が出る番手に持ち替えてトップ球を打つようにすれば、そこそこ結果はでるものです。


 なぜそう打つのか理由は、まずトップ目に打つという意味は逆にダフったらバンカーからは距離が出ないからで、フェアウェーバンカーからダフることはまず第一に避けたいミスだからです。


 また1番手ないし2番手距離が出るクラブを使うことはコンパクトに振ることを意識するためで、砂地の中でのスタンスでは大きな体重移動をしてしまうと足場が沈むことでヒットミスに繋がるため、普段より体重移動を無くしたスイングにすると結果的に飛距離が落ちるためです。


 また長めの番手はロフトも立ち気味になり、砂の上の球を深く沈み込ませることなく横から払い打ちできるというイメージも湧きやすいのです。

(球へのコンタクト時には必ず球が地面に押された後にクラブフェースの上に乗っかるもので、下が砂の場合は嫌でも球は潜ってしまい、それがダフリ易い原因です)



 次の動画は昨年の阿蘇ハイランド16番パー4のティーショットが右バンカーインした際の動画ですが、ピンまで155yと少し距離があるバンカーからのセカンドを2番手大きいU6でトップ目に打ち、グリーン周囲まで運んで寄せ1になっています。


  


 ここでのセカンドは綺麗な当たりのバンカーショットではありませんが、ゴルフは格好ではなく結果が大事でどんなにプロのようなフォームで打っても結果が伴わなければ意味がないのです。


 この体重移動を抑える打ち方は、50yほどのアプローチショットでも使っていますが、いわゆるゴルフスイングではダメだとされる手打ちスイングだともいえます。


 手打ちのスイングでも時と場合によっては有効なスイングになるもので、ゴルフでは「飛ばさない」スイングこそ最もスコアメークに重要になるのです。


 ゴルフは一定の距離の先にある直径108ミリのカップに少ない打数でカップインさせるゲームなので、飛距離を求めるスイング練習をするだけでは最後の距離合わせが上手くいくはずもなく、飛ばない打ち方も飛ぶスイング同様にゴルフでは重要な技術だということです。