三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

イップス再発症?

今日は1人予約の2人目に「鉄人」とあだ名した79歳の老ゴルファーが2人目として入って来られ、成立したので3日連続で阿蘇大津GCに行ってきました。


(予想気温は14度どころか10度にも満たず、寒風の中、4バッグの後ろに付いた我々2人はセカンド地点で震えていました。)


今日の天気予報では、スタート時間の9時頃から雨模様になり、午後からは本格的な雨になるという予報だったので、1人予約は流れるものとばかり思っていましたが、鉄人に話を聞いたら、韓国に今週は滞在されていたようで、韓国からそのままゴルフをしたくて帰ってきたそうです。

(西の空は雲は厚くても、まだ雨にはならなそうです。)

(こちらは東の空ですが、明るい部分もあり、雨にはならず終日持つかなと期待しましたが、、、。)

(ラウンドが終わってお風呂には入らず、すぐ帰宅しましたが、路面はかなり雨水が溜まっているほど降っていました。)


鉄人は79歳になった今でも第一線の技術者として世界各国から引っ張りだこの存在で、今回の韓国出張でもホテルが用意してあり、もう1泊してくればゆっくりできたけど、今週中にどうしてもラウンドしたいと思って無理して帰国したとのことでした。


その鉄人の熱意なのか、9時頃からの雨が降る予報は外れましたが、その代わりに冷たい強風が吹き荒れ、寒さと距離の合わなさに大苦戦をしてしまいます。


その上、今日もショートパットが全く入らず、こんな時に限って同じような嫌な距離が残ってしまい、ことごとく外してしまいました。


後半には風は止んできたものの、雨に変わり、冷たい雨の中のラウンドは芯から冷えてしまい、スコア同様にお寒いラウンドになりました。


阿蘇大津のコースは、1番や10番それに4番などは南北に打っていくホールですが、それ以外はほぼ東西に横たわるホールで、強い東風の影響で、アゲインストではドライバーが200yも飛ばず、通常は180yほどの飛距離が出るU6でも140yをショートする有様でした。


そんな悪条件だったので、手前からアプローチして入ればパー、入らずともボギーという「ボギーなゴルフ」を目指しましたが、肝心のショートパットを決めきれないため、ほぼボギーしか取れずに進んでしまいました。


こんな日に限って、自分で入らないと思った距離に残るケースが多く、パーパットに向かう際にも「入らないだろうな」という意識の元に挑んでしまい、左右に外し続けました。


さすがに日曜日から数えると5ラウンド目ということで、疲れもあり気力もなくなってしまったようです。


それにしても、強風下でのラウンドは大変だと再認識しました。
アゲインストだったら距離が出ずに苦戦することは予想できますが、フォローでも飛ぶかと思って番手を下げると、頂点に上がる前に風に叩き落されてショートするという現象も起こり、グリーンを狙うショットの距離感が難しいと改めて実感できました。


また最近は雨の場合も多く、フェアウェーには芝カスが流れて溜まっていたり、エアレーションがしてあって微妙に沈んでいたりと、ダフリを連発してしまいます。
せっかくグリーン近くまで行っても、大事なアプローチショットをミスするため、ボギーがやっとという展開でしたが、反対に言えばこんな強風下でも無理をしないならボギーオンは問題なくでき、パットさえ入るとパーで凌げるのです。


ただ今日はその決めたいショートパットを外したから、スコアが纏まらないだけで、アプローチの達人のように2mくらいは片手でヒョイと打って沈める気楽さでプレーできていれば、もう少しは入ったのかもしれません。


昨日教わった左目で見て打つパットも、「押すパット」もピンに当てる強めのパットもそれぞれ試してみましたが、悉く裏目に出てしまいます。
後半のアウトのパー5では、7~8mのバーディーパットをそれぞれ3パットするボギーにしていて、最後は手が動かなくなりましたが、寒さだけでなく精神的な影響が大きいのでしょう。


週末は休養して、リフレッシュすることで、ゴルフに向き合い気持ちを高めたいと思っています。
雑にラウンドしたわけではないのですが、結果的に雑と言われても仕方ないようなプレーをしてしまったようです。


もっともエージシュートを狙うためわざわざ韓国から急遽帰国した鉄人でしたが、風に影響されていつもより大幅に悪い100叩きのスコアになってしまったようです。


今日の天気では仕方ない面もありますが、ホールアウト後の鉄人から「あんなにパットを外していて80台のスコアなんだ!」と驚きのコメントがありましたが、私が「今日はボギーを狙うゴルフにしました。決めるべきパットを入れきれずにボギーを量産しましたが、「アプローチの達人」だったら決めていたはずです。鉄人も今日のような天候だから無理せず、私と同じような攻めをすれば、そんなに大きくスコアを崩すことはなかったはずです。」と答えました。


鉄人は完璧なゴルフをすることを目標にされているようで、ミスが出るとミスがミスを呼ぶ悪循環に陥り、ボギーで済むものがダボやトリ、たまにはダブルパーまで打ってしまいます。
グリーン上でも下り傾斜のパーパットでカップを狙っている意識がありありと見え、「大オーバーしなければいいな」と内心思っていると、案の定オーバーして3パットのダボになってしまいます。


無理にパーを取りに行くからボギーで終わらずダボ以上になってしまうことを何度も言いますが、まだご自分の実感として分かっていないようでした。
こうした細かい部分を大事にしないと、7つのボギーしか許されないエージシュートのスコアでは、たった1打の取りこぼしが最後になって響くのです。


ショットの技術は高く、アプローチ・パットの技術も、そんなに悪いものではない上に、79歳という年齢をみれば「化け物」というべき飛距離をお持ちなのです。


ゴルフでの考え方が若々しいことが、79歳にして進歩を目指されている鉄人の鉄人たる所以なのでしょうが、そろそろもう少しゴルフの面では、大人の考えになってもよいのかもしれません。