三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

飛距離は必要ないことを再認識させられる

土曜日・日曜日と先週はラウンド予定もなく、かといってすることもなく、2日ともにボーっとした時間を過ごしました。


先週が日曜日のあつまる阿蘇赤水GCでの月例参加から、火曜日を除いて金曜日まで5ラウンドし、水曜日にはラウンド後に五木村まで行ったため、かなりお疲れモードではありました。


その上、ゴルフの内容自体が酷く、ショートパットが打てないイップス状態に陥り、土日は日記を書く気力さえなくなっていました。
今日もラウンドは流れたので、午後からでも久しぶりに八代の兄がいるサ高住に行ってみようと思いますが、なんとなく気力が湧かないところです。


そんな中、テレビを付けてみたら、CS放送のスカイAで「ゴルフ侍、見参!」というお気に入りの番組があっていたので、視聴しているところです。


この番組は、アマチュアのホームコースにシニアプロが出向き、9ホールのマッチプレーを行うものというものです。
今、放送されているのは、たぶん再放送でしょうが、ドラコン王者になったことのある飛ばし屋の龍プロと45歳の綺麗なスイングのアマチュアです。


1番はお互いパーでドローとなりますが、2番でアマがバーディーとして幸先良い1アップとしましたが、3番でプロがバーディーとしてすぐに取り返します。


4番は403yのパー4ですが、プロは残り130yをPWでショートし、アマは残り98yをサイドに外します。
プロがアプローチして残った2mのパーパットを外したのに対し、アマは見事に50センチに付けてパーとして、再びアマの1アップになりました。


5番は417yの右ドックでセカンドが池越えになる難しいホールのようです。
2人ともにUTで右ラフに打ち、プロは6Iで先にピン手前にナイスオンしましたが、アマは残り150yを8Iで奥にオンしてしまいます。
しかし、アマは下りの17mのバーディーパットを見事に沈め、プロは手前に付けた3mほどのバーディーパットを左に外すというマッチプレーにありがちは終わってみればという結果になり、アマの2アップになりました。


6番パー5は518yですが、1打目が池越えで突き抜けると池というトリッキーなホールです。
プロもアマもTSで1打目を打ち、2打目も揃ってTSで打ちましたが、結果は2打目を手前のバンカーに入れたアマがバーディーパットを外し、プロが4mを入れて1つ返し、アマの1アップに変わりました。


7番パー4は404yですが、プロもアマもセカンドの距離が残り、プロは残り200yをUTで右手前バンカーに、アマも182yを6Iで手前にショートします。
アマはアプローチが得意と言っていましたが、この35yのアプローチを見事に1mに付けパーセーブしますが、プロは7mのスライスラインを右に外し、再びアマの2アップに変わります。


ドーミーホールとなった8番パー3は166yの打ち下ろしになりますが、アマは7Iで左バンカーに打ち込み、プロは7Iで右手前にオンでした。
アマの8yのバンカーショットは上手く打てずに3.5mのパットが残り、プロは8mのバーディーパットをカップ傍に寄せてコンシードされ、アマが外してアマの1アップに戻ります。


最終ホールの9番パー4は394で山裾に沿って軽く左曲がりになるホールです。
プロは左に打って残り170yを7Iで打ち、手前にショートしてしまいます。
アマは自然な傾斜で残り138yを9Iでライン出しショットでグリーンの右カラーに運びました。
プロは残り22yを1mに付けましたが、アマはパターで6mの上りを見事に沈めてバーディーとして、アマの2アップでの勝利になりました。


結局アマは3バーディーという見事な内容でプロを圧倒した結果になりましたが、勝負を分けたのが5番パー4での結果です。
プロは絶好のバーディーチャンスに付け、アマは長い下りのバーディーパットだったので、セカンドを終わった時点でプロはこのホールは取れると思ったようです。


プロも終わってからこのホールがポイントだったと言っていましたが、2パットでも上々かなと思っていたところを先にアマに沈められ、動揺したのか自分のバーディーチャンスを左に外してしまい、「あそこを入れ返さないとまだ自分も若い!」と反省していました。


6番でプロが意地で取り返しましたが、以降は流れを引き寄せられずに終わりました。
プロは飛距離には自信があっても、パットに不安を持っていると最初に紹介されていて、今日のコースは池あり山ありのトリッキーなコースのため、自慢の飛距離が生かせないようでした。


アマはホームコースということもあり、UTを多用したティーショットを見せ、見事なコースマネジメントをみせてくれました。
それができるのも、ショートゲームが得意という自信からであり、手前に外しても見事な距離感でピンに寄せるアプローチで8番以外は危なげない内容でした。


400yを越えたパー4でもUTで打って、セカンドが長い距離が残ってもグリーンオンしたらOK、外しても寄せ1が取れるという自信があるようす。
それが端的に表れたのが、7番パー4です。
ここはプロがセカンドをバンカーに入れたのを見て、無理せずセカンドを手前35yに刻み、間違ってもバンカーに届かない距離を打っていました。


結局、スコアはショートゲーム次第だということで、飛距離はあってもなくても違いはなく、400y程度のパー4だったらセカンドが打ちやすい場所のほうがスコアメークには有効だということです。


テレビを見て、また少しゴルフに向き合う気持ちができてきました。
ゴルフは考えるスポーツであり、単に飛べせばよいものでないことを再認識し、ショートパットが入らないため「パーオンしたい・アプローチを寄せたい」という欲から「ティーショットを飛ばしたい」という欲に繋がり、結果的にティーショットをミスっていたことを反省しました。


明日は、阿蘇大津GCに1人予約に「アプローチの達人」と先週もご一緒したレフティーの方が入って来られたので、今日の考えを元に無理しないゴルフをしようと思っています。