三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

昨年の同時期とのスコアを比較しての気づき

今日は1人予約が流れましたが、熊本地方は朝から雨模様なので百花園にも行かず、ラウンド自体はお休みにして休養日にしています。


私の昨年の同時期のスコアと最近のスコアを見比べながら、検証してみました。


昨年の10月から12月までの月毎のラウンド数と平均スコアは次の通りです。( )内は平均パット数になります。
  10月  計 6R  平均スコア 84(34) 
  11月  計12R  平均スコア 81(33)
  12月  計 9R  平均スコア 83(35)


今年はまだ12月の残りラウンドが数回予定されていますが、昨日までの結果です。
  10月  計19R  平均スコア 80(33) 
  11月  計12R  平均スコア 81(34)
  12月  計10R  平均スコア 80(33)


ラウンド数の違いはありますが、概ね平均スコアは縮まっているようです。


ゴルフの場合、100前後のスコアでは1打の重みはそう感じません。上達する伸びしろが大きいため、1年で5~10打も平均スコアが上がることもありますが、スコアが安定してくる80前後の場合は1打の重みがかなり違ってきます。


この1打はラウンド中での1度のパットが決まるか決まらないかのわずかな違いですが、ラウンド数を多くすればするほど、その1打を縮めることは至難の業になってしまいます。
特にシニアの場合は、年毎にまず飛距離が落ちるという現実に直面します。それによって、スコアレベルを現状維持することは難しいという言い訳に使いがちになるのです。


私は現在64歳ですが、スコアは飛距離ではなくショートゲームだと思っていて、そのためにショット練習はほとんどせずにショートゲームの練習を中心にやっています。
というか、打ちっぱなし練習場に行かないため、ラウンド前のショートゲームの練習しかやる機会がないというのが現実でもあります。


昨日で百花園を含むラウンド数は今年160ラウンド目になりました。ラウンド毎にスタート前のショートゲーム練習はほぼ1時間は行うので、一般的なアマチュアゴルファーと比べると、アプローチ・バンカー・パットの各練習量は多くなるはずです。


昨年の同時期とのスコア比較で、パット数が約0.6打の改善に留まった結果に比較して約2.3打も平均スコアが上回ったのは、なぜかを考えてみました。


私のラウンド毎の目標は、何度も書きましたが、① 80切り、② 90叩きの回避です。
他にもありますが、主なものはこの2つであり、80切りが無理になっても90叩きを回避するようなゲームプランを考えてラウンドするようにしています。


実は昨年は、②の90叩き回避は設定していませんでした。しかし、そうすると①の80切りが不可能になるスコアの場合、残るホールを練習とばかりに無理な攻めをすることが多く、結果的にそれ以降で失うスコアが大きかったのです。


現在は、前半で早々に80切りが無理だと思える場合でも、必死で90叩き回避をするゴルフをするように努めています。
この意識が、昨年と比較して2打あまりのスコアアップに繋がったものと考えています。


ゴルフで1打を縮めるのは至難の業でも、1打を失うのは簡単です。特に無造作なショートパットのミスによる1打のロスは、いわゆる「切れた」状態では良く起こりがちです。


この「切れた」状態になるのは、自分が期待したゴルフの展開にならない場合に陥りやすく、思ったようなショットが打てない、思ったようにピンに寄らない、思ったようにパットが決まらない状況でスコアロスが続くと、誰でもなりやすいのです。


しかし、この「切れた」状態は意識することで防ぐことができ、私の場合はそれのために90叩き回避を設定しているのです。
このラウンド中の危機回避のゲームプランを行うことは、ピンチの時だけでなくチャンスの時でも有効な思考の訓練になります。


ゴルフは「欲」を捨てるゲームでもあります。もちろん「欲」がなければ上達しないのですが、あまりに欲をかきすぎると失敗することも多く、それがきっかけに崩れてしまうのもゴルフという怖さなのです。


昨日は、同伴者のKDG主催者が後半は順調なゴルフを展開していました。
1番パー5で奥のエッジ付近からパターで打ったアプローチが、カップに入らなかったら花道まで転げ落ちそうな勢いで直接カップインする幸運なバーディーを獲ります。
するとそこから、快進撃が始まりました。


2番パー4では左に打ってOBかと思われた球がラフに残り、そこからピンの右にナイスオンして、この5mのバーディーパットは決まりませんでしたが難なくパーセーブでした。


3番パー3ではピンの右3mにナイスオンして、ここもバーディーは逃しますがニアピン賞ゲットのパーでした。
その後も、好調にパーを重ねて迎えた7番パー3で、ショット前に「よ~し、ここもニアピン賞ゲットだ!」と宣言して、元キャディーである同伴者の女性から「さっきも獲ったのに欲張るとダメですよ!」と言われてしまいます。


案の定、ティーショットはダフって手前のバンカーインし、バンカーショットはトップ目に奥のバンカーに入れ、バンカーショットは出ましたが、長めのパットを外し、残ったショートパットも外す3オン3パットのトリプルになってしまいます。
結局、このホールのトリプルが響き、本人は数回しか経験のないハーフ40切りを逃すスコア40に留まりました。
本人も「あのパー3で欲張ったのがいけなかった。」と反省していましたが、実は最後のショートパットが問題だったのです。


ショットミスは誰でもあり、そのことで我を忘れることはよくありますが、最後のショートパットはしっかりルーティンを守って、慎重に打つべきでした。
そうすれば、1打のロスを防ぎ、結果的に後半は39という立派なスコアが出たのです。


この慎重に次のプレーに向かう意識を常に持つことが大事ですが、ミスした後は軽く「切れた」ような状態になりがちです。
それを自分自身でコントロールできるように、常に訓練する必要があるのです。
「大事なところではそんなことはしない!」というけど、人間はそんな器用なことはできず、ピンチの後はプレーを急いだりすることは誰にも見られます。


その目の前の1打を大切にする意識が、たとえそれがダボパットやトリプルパットであってもバーディーパットと同じ価値の1打になることを忘れてはならないのです。
終わってみれば「あの1打がなければ、、。」と悔やむ羽目になることは誰でも経験があるはずです。
後で悔やまないよう、犯したミスはミスとして受け入れ、今は目の前の1打に集中する、そんなゴルフをしたいと思っています。