三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ゴルフ脳の有無


今日は兄と阿蘇大津GCでの練習ラウンドの予定でしたが、昨夜になって急にプロが3人目に入ってきて、0時の締め切り間際にも別の1人が入ってきます。

プロは、もうすぐシニアの試合があるとのことで、その調整ラウンドのようでしたが、これまで使っていた長尺パターから普通のパターに戻されていました。

(左端がプロのクラブですが、本人曰くクラブの知識はないそうで、拘りもないとのことです。)


もう1人は兄と同じレフティーの67歳の方で、前半は好調でも後半はかなり叩いておられましたが、年配者に多いティーインググランドやグリーン上で無駄な動きをされる方でした。


極めつけは、最終ホールでバーディーパットを私が打とうとしたら、カップの向こう側でなぜか四股を踏み始め、何をしているのだろうと唖然として打つのを止めるということもありました。


兄には、同伴者の邪魔になるような位置取りについてはかなりうるさく言っていて、最初のホールでも注意しましたが、さすがに知らない相手に怒るわけにはいかず、年寄りだから仕方ないと諦めました。

(夜が明けてくる中で、すでに係の人たちはコースに出て整備をしていました。)


兄への注意は、スタートホールの1番パー4でプロが手前からバーディーパットを打つ際に、東側に兄が位置して、その影がグリーンに伸びてラインにかかっていたのです。
そっと動くように合図しますが兄は気づかないままで、プロは「じっとしていれば木の影と同じだから動かないで!」と声を掛けてプレーしました。
「ラインに立たないのは出来ていても、自分の影をラインに落とさないようにしなきゃ。」とまず注意しました。


1番の3打目で兄は右が広いのに、スライスが出る右足下がり(兄はレフティ)のライから左のグリーンを狙ってか、連続して左にスライスしてOBを打っていました。
それなのに、やっとグリーン手前に運んだ後のアプローチをなぜか右方向に打って「グリーンを間違えた。」と言ったので、「最初から右グリーンだと思っていたら、連続して左にOBなんて打たないだろう!」と内心思ってしまいます。


大津GCは左右の2グリーンで1番は左グリーンだったのですが、右のグリーンだと最初から間違えていれば右を狙ってスライスして左グリーンにオンしたかもしれず、結局はその時々では兄は何も考えていないのだなと分かってしまいます。


2番では右斜面のラフから残り150yを5Iで打とうとしていたので、「そのライから5Iは無理だから」と声を掛けますが、いうことを聞かずに打ってしまい、案の定チョロってしまいます。
その上、チョロった後の120yを7Iでフルショットしてしまい、奥にオーバーしてしまい、何を考えているのか私には理解できませんでした。


わざわざ本来はルール違反になるアドバイスもしているのに、全く聞く耳を持たない兄のプレーにかなり呆れていましたし、グリーン上でも無造作なプレーが目立ち、なぜそんな失敗を繰り返すのか、その頭の中を覗いてみたい気分です。


67歳の方は55歳からゴルフを始めたとのことで、最初に注意する人がいないまま、マナーなど覚えることがなかったのでしょう。
ティーインググランドやグリーン上では、動いたりライン上に立つというマナー違反をされます。


帰りの車の中で、兄にその方を他山の石として反省するように言ったら、以前に職場の上級者とラウンドした際にティーグランド上で後方に立って怒られて、何が悪いのか理解できなかったと言いました。


「ゴルフは他人のプレーの時間を保証してあげるのがマナー。あなたの存在が他人のプレーに影響することで、その人は大事な1打を失うかもしれない。上級者にとってその1打は取り返しがつかない1打になるかも。」と言いましたが、こうして話せば理解できるようですが、実際のラウンド中は理解できていないのが見ていて分かります。


プロも「ゴルフ脳があり、それをしっかり働かせられることが大事。ゴルフ脳は、普段の頭脳の良さとは関係ない。」という意味の話をされましたが、まさしくゴルフ脳の訓練ができていないようです。


もっとも年を取っての訓練は、かなり大変だとは思いますが、それができるようになるとゴルフの腕前ももう少し上がるはずです。


ゴルフ脳を鍛えることも、また上達の極意なのです。

(大津GCのロッカールーム。兄は「001番」のロッカーだったのに、番号を反対に見て「100番」のロッカーを使っていました。この辺りも、何を考えているのか理解不能です。)