三重苦ゴルファーの日記

還暦を超えた、飛ばない寄らない入らないの三重苦を持つおっさんゴルファーの日記です。

女子プロの過酷な戦いサードQT

LPGAツアーは11月22日から始まる公式戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を残していますが、その陰で来年のツアー出場権を巡る戦いであるサードQT(クォリファイングトーナメント)が昨日11月20日から3日間の日程で、2会場で開催されています。


来年のレギュラーツアーに出場できる資格の主なものは、細かい規定がほかにもありますが、ほぼ次の通りです。
( )は該当者ですが、複数の資格該当者名は省略しています。



① 前年の賞金シード50位以内
② LPGAツアーで30勝した者(現役選手は不動裕理)
③ 同一年度公式競技で2勝した者(5年シード)
④ 公式競技で優勝した者(3年シード 畑岡 奈紗)
⑤ 賞金ランキング第1位の者(3年シード イ ボミ) 
⑥ 賞金ランキング51位から55位の者(藤田さいき  笠りつ子 安田彩乃 渡邊彩香)
⑦ ステップ・アップ・ツアー賞金ランキング第1位の者(河本 結)
⑧ QTランキングリスト上位者
 ※ ⑥~⑧の出場資格は、6月末の試合後のリランキングまで有効。


ツアーに出場できる数は、試合ごとに増減はありますが、少なくて96人程度多くても140人程度になり、108人という大会が一般的のようです。
108人の内訳は、①のシード選手が50人に⑥準シードが4人、それに④と⑤と⑦の3人を加えると、残された枠数は51人となり、この中に場合によっては主催者推薦枠やアマチュア枠があったりするため、⑧の資格で確実に大会に出場できるのはQTランキングの40位程度までになってしまいます。


出場資格のある選手でも畑岡 奈紗プロのように米国ツアーに参戦することでエントリーしない場合もあったりするため、実際はもう少し余裕は出てきますが、50位程度では限られた試合数になってしまいます。


6月末にリランキング(その時点での獲得賞金額でランキングを作り、7月の大会からの優先出場権はリランキング順になる。)が実施されますが、リランキングの上位に入るためには、まず前半の出場権を得ることが絶対条件であり、その資格を得るための戦いがQTになります。


QTは4つのステージからなり、LPGA会員はセカンドQTからの出場になりますが、すでにセカンドQTは終了しているため、セカンドQTを突破できなかった選手は、来年のツアー参戦やステップアップツアー参戦はほぼ不可能になっています。


最終的にQTランキングの上位に入るためには、102人が出場できるファイナルQTに出場して上位40位内に入ることが必要で、それでやっと来年の仕事場が確定するのです。
ファイナルQTで40位内に入らなくてもでファイナルQTへ進んだ時点で、ステップアップツアーへの出場権は得られます。


ここでステップアップツアーとレギュラーツアーを比較してみます。
試合数は レギュラーが公式戦4試合を含む38試合ですが、ステップは21試合に留まっています。
賞金総額を比較しても、レギュラーが少なくても6千万円 最大で2億円に対し、ステップは1.5千万円から3千万円とレギュラーの優勝賞金並みになっています。


マスコミへの露出度でも、レギュラーの大会が地上波でテレビ中継されるのに対し、ステップはせいぜCS放送で平日の昼間に生中継される程度で、スポーツニュースでも取り上げられるレギュラーの結果に比較すると、一般の視聴者への露出度はかなり低いのです。


そのためプロはレギュラーツアーの出場を目指しますが、その権利を得るための戦いの一段階前のいわば予選になるサードQTが昨日から始まっていて、今日は大事な2日目になっています。


応援している小橋絵利子プロは、岡山県の山陽ゴルフ倶楽部のサードQTに出場していて、昨日の初日はイーブンパーの30位タイでした。


トップは5アンダーで最下位は8オーバーですが、小橋プロと同スコアのイーブンに20人が、1打差の1アンダーに10人が、1オーバーに11人がいる大激戦です。


サードQTはたとえトップになってもファイナルQTではリセットされるため、ファイナルQTへ進める順位以内に入ることが重要です。
別の会場でもサードQTは実施されているため、ファイナルQTへ進める安全圏は30位台の順位になります。


小橋プロはその30位ですが、1打落とすとたちまち50位になってしまいます。QTの恐ろしさは、3日間のトータルスコアで順位付けされますが、トータルスコアが同スコアの場合は最終ホールからのカウントバック方式で順位が付けられることです。


最終ホールでボギーを打つことで他の者と同スコアに並んでしまうと、ほぼ順位は同スコアの中で最下位になってしまうという厳しさがあります。


つまり、17番ホールまで通過圏内にいたのに、最終ホールでボギーを打ったことで、一気に順位を大きく落とし、同スコアながら涙を飲むという光景が毎年繰り広げられます。


最終ホールまで気を抜けない小橋プロの厳しい戦いが、今現在、真っただ中にあっているのです。
頑張れ!小橋絵利子プロ!


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