三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

久しぶりにソフトの練習に行く

昨日は火曜日で、所属しているシニアソフトボールチームのナイター練習日でした。

練習場は、自宅から5キロほど離れた小学校のグランドです。
19時からの練習開始なのですが、あまりの暑さに行こうか行くまいか迷い、出たのは19時10分前でした。


19時過ぎにグランドに着くと、すでに数人がキャッチボールを始めていましたが、人数が少ないようです。
グラブを持ってグランド内に入ると、練習していたチームメイトから「やっと帰ってきたね!」「北海道はどうだった?」などと歓迎されました。


「あなたがいない間は人数が足らずに、シニアの大会は欠場したよ。」とマネージャーを務める方から言われ、我がチームの高齢化を改めて感じます。


シニアチームの大会はいくつかのカテゴリーに分かれていて、59歳以上が「シニア」で64歳以上が「シルバー」、70歳以上が「古希」となっているようですが、ほかの大会では少し違ったカテゴリーもあるようです。


我がチームは学校を退職した教職員で構成されているため、なかなか新規加入者が集まりません。
今年も退職者の中から知り合いのつてで3人ほど加入するという情報はありましたが、結局、練習には一度も来ていない状況です。


その理由は、退職後に再任用でそのまま現場に残る先生も多く、退職したといっても暇な時間がないためです。
その意味で、私のように退職して仕事をしていない者は珍しく、チーム内でも70歳を超えても「非常勤」として週に数回だけ出勤している人もいます。


そんなチーム結成時のメンバーが高齢化してしまい、新規加入者が少ないため、年々に平均年齢が上がっているのが実情で、確かに70歳を過ぎた選手が60歳の選手と戦うのは「しんどい」と言っているのは理解できます。


いくら元気とは言っても、体力の衰えは60歳と70歳では大きく違い、まず走るスピードが全く違います。
退職前に男子高校生のソフトボールチームの監督をしていて、どうしてもソフトボールとはスピード第一だという認識があり、その感覚で内野ゴロを急いで処理していたら、先輩選手から「慌てなくてもいいよ。あなたの肩ならゆっくり間に合うから」と言われてしまいます。


確かによく観察してみると、走るスピードは遅くなった分、投げる肩の衰えもあり、ちょうどバランスが取れてしまっているのです。
60歳程度だと、それなりに強い送球ができますが、70歳の選手だと3塁から1塁までは直接だと山なりにしか投げれないほどで、それに合わせて走るスピードも遅く、バランスが絶妙に合っているのです。


打力も衰えていて、そんなに強い打球はありませんが、60歳の選手ではほぼ現役時代と変わらない打球を打てる選手もいて、「年寄りは若手と対戦すると打球の速さが危険だ」というのも納得するものでした。


つまりカテゴリーごとの大会は、体力の衰えを考えると当然で、70歳と60歳では全く違うレベルのなるのです。
しかし、投手は違います。


オーバースローでのキャッチボールではせいぜい塁間ほどの距離しか投げれないのに、ウインドミルでは唸りをあげる投球ができるのが面白いところです。


一般男子の投手は14.1mからの投球になりますが、シニアは13.1mに古希だと12.1mになります。
そのため、好投手であれば、70歳を超えてもスピードボールが投げられ、併せてライズなどの変化球もあるため、なかなか打てないのが現実です。


高校生でも投手の育成はチームの柱であり、好投手がいるかどうかでその年の成績は大きく異なります。
前年の優勝チームのエースが抜けてしまい1回戦で敗退というケースもあり、毎年ごとに投手を作れるかが高校チームでは課題でしたが、卒業がないシニアチームでは、好投手がいればずっと投げ続けることになりがちです。


我がチームの投手もすでに70歳を超え、昨年までは中心で投げていましたが「もう身体が持たない。」と言い出し「後は任せるから。」と言って今年は練習にも出てこなくなりました。


同じく72歳のコーチは、過去に高校チームを全国大会出場に導いた指導者ですが、私に「早く一本立ちして投げれるように!」と激を飛ばしますが、昨年も今年も大事な時期に北海道に行ってしまったため、目論見が狂ったようです。


私は理論的なものは頭では分かっていても、本格的な投手経験はなく、それでも見真似でそれなりに練習では投げることができますが、実戦では経験不足でコントロールがままならないのです。


エース以外にも別に2人の投手がいますが、やはり実戦経験がないためコントロールに難があり、球威もないというもので、少なくとも球威はある私の投手にチームの期待値が高いような状況です。


個人的にはずっと内野手をしていたので、遊撃手もしくは三塁手が希望で、投手は疲れ方が半端なく、試合の勝敗に直結する責任の重さに、練習試合くらいなら投げてもいいけどという程度のいわば消極的な取り組みなのです。


昨日もシートバッティングの際に投げるように言われ、練習もなしに投げましたが、それなりには球が行っていましたが、実戦では心理状態も変わり、そうそうに上手くは行きません。
投手だと自主練は絶対で、走り込みをしたり、投球練習をしないと週一程度の練習ではものにならないのです。
その辺りは監督時代に選手にやかましく言っていたところですが、自分の身になるとなかなか難しいということが分かります。


私たちより上の世代はソフトボール大好き人間が多く、その影響で若いころからやっていましたが、だんだんと時代が変わり、ソフトボールをしない世代が出てきました。
そのため、下の世代でソフトボールができない人も多く、若いからという理由だけでは勧誘できないのです。
ケガの心配もあり、時間も経費もかけて、何も得るものがないため、わざわざ自己満足のためにチームに入ろうという考えはないのかもしれません。


しかし週一でも若いころのような気分で一心にボールを追う気持ちを持てることは、損得抜きでは測られません。
ようは自分のためであり、いつまでもチャレンジを忘れないように、これからも頑張りたいと思います。