三重苦ゴルファーの日記

68歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

兄弟ゴルフ

今日は楽天1人予約で阿蘇大津GCに行ってきました。
同伴者はいつもの「アプローチの達人」でしたが、今日は珍しくもう1人が一緒でした。


それは私の兄で、今年71歳になります。ゴルフ歴は長いけど、なかなか100が切れないレベルで、昨年一緒に初めてラウンドした際は、直ドラというとんでもない打ち方をしていました。
その後も数ラウンドをしましたが、年末から体調が悪くなったようで、「しばらくはゴルフに行けない」と言われ、仕方ないと諦めていました。


ところが先日になって、急にゴルフに行きたいと言い出し、急遽今日のラウンドに連れて行くことにしました。
「アプローチの達人」には迷惑をかけると思い、最初に断りましたが、「気にしなくていいよ。」と心強い返事をもらいます。

兄はどうしようもないスイングの持ち主で、いつも130を叩くことを自虐的に自慢する変わり者です。
体型も似ているし、「きちんとスイングを教えるから、その通りに打って」と言ってもなかなか聞く耳を持たない頑固者でもあります。


当たらないことを前提にしたクラブ選択をするため、グリーンオーバーばかりで、それだったらスコアは纏まらないだろうと思いますが、あまりやかましく行っても「もうゴルフはしない!」と言われそうで、注意と誉め言葉を半々にしながらのラウンドになりました。


普段は同伴者のショットはそう注意して見ないのですが、今日はどちらに打つか本人も分からず、ティーショットのたびに「どっちに行った?」と大声で聞かれるので、飛んだ方向をしっかり確認することになり、自分のゴルフが疎かになってしまいます。


残り距離や、セカンド以降を打っていいかどうかの指示、はたまたマナーに関する注意など、「アプローチの達人」から「厳しい弟さんだね。」と言われる始末です。
なにしろマナーを何度やかましく言っても忘れるらしく、他人のプレーを見ることができないため、何度か「アプローチの達人」の邪魔をしそうになったのです。


それでも前半は奇跡的なパーが2つも来て、もしかしたら途中まで45が切れるかなと思いましたが、15番パー4で大きくグリーンオーバーしてからの8、17番パー4ではなんと10というビッグスコアを叩き、18番でも4オンのチャンスだったのに花道からパターでグリーンを大きくオーバーし、アプローチもチョロって、パターでの寄せもグリーンオーバーするという大叩きをしてしまい、前半は57というスコアでした。


ただ本人はパーを2個ゲットしたことに満足したようで、昼食休憩中は気分も上々のようでした。
しかし、後半はなかなかスコアが纏まらず、唯一のパーチャンスだった7番パー3も3パットしてのボギーとなり、後半はパー無しゴルフになってしまいます。


途中からはあまりやかましく言わないようにして、本人の好きなようにさせていましたが、ポテンシャルはあるのにもったいない限りです。
弟に教えを乞うのは、兄としてのプライドが許さないのでしょうが、少しだけ素直になって忠告に耳を傾けてくれたら、100切りなんて簡単なのにと思ってしまいます。


今日は、自分のゴルフはバタバタになってしまい、90叩きを覚悟しましたが、厳しい距離のパットが何度か決まり、大きくスコアロスだけは避けられました。


それでも集中しないままアプローチを打って、雨上がりの柔らかいライから何度もダフってしまいます。
反面、厳しい場所から思いがけずによいアプローチもできたりと、連続してアプローチ失敗がなかったことは、悪い中での良い点だと前向きに思うようにしています。


ボギーがパーで済んだり、トリプルを覚悟したのにダボで止まったりは全てパットが入ったからで、それがなかったら90叩きは避けられなかったのかもしれません。


帰りがけに先日行われた熊本県の3大競技の一つである「熊日トーナメント」の北部地区予選結果が一覧表で掲示されていました。
熊日トーナメントは都道府県対応の出場選手選考も兼ねたスクラッチ選手権です。

(熊日新聞にはこのまま結果として載りますが、名前部分は消しました。このボードで半分で、そちらも同じようなスコアでした。)


県北予選とはいえ、レベルの低さが一目瞭然で、なんとベストスコアが1人だけ81で次が85で3人だけという惨憺たる結果です。
どうやら予選カットラインが100オーバーと聞き、競技会場の阿蘇大津GCの難易度が垣間見れます。


10年ほど前にいろんな大会に出場経験はありますが、その頃の予選通過ラインはどの試合でも83だと大丈夫で84では危ないというものでした。


昨年の大会のカットラインが90台だったと聞いて、参加者のレベルが下がったのだと思いましたが、今年の大津GCでの予選ではついに3桁まで落ちたのかと正直、驚きました。(まだ正式発表がないので、カットラインが3桁かどうかは不明ですが、、、。)


以前のように、所属クラブのメンバーでオフィシャルHDCP所持者しか参加できなかった大会が、誰でも参加可能と広く間口を広げた結果、こうした傾向になるのは仕方ないようですが、なかにはオープンコンペ感覚で参加するという勘違い野郎も多いようで、「普段あなたたちがプレーしているゴルフコースとは違う。」と誰かが教えてあげないといけないのかもしれません。

レギュラーティーから570yを越えるようなコースで、バックティーからプレーすれば、どれだけ大変かは推して知るべしです。
競技ではプレ4も使えないし、1ペナというローカルルールさえも無くなるのです。


そんなキツイゴルフを今更しようなんて私は思わないけど、参加者がこれに懲りて競技ゴルフなんてもう出ないと思うのも競技人口が減って困ることになります。


少なくとも競技ゴルフにでるのであれば、レギュラーティーから82程度で回れる力量になってから挑戦した方が良いのではと思いますが、いかがでしょうか?