三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

スコアメークの考え方

 今日の熊本は雲が多い天気ですが昨日から続く寒さが残り、3月も下旬に入ったのにとなぜ?と思うほどです。
 ただ、徐々に晴れ間も見えてきたのでこれから気温は上がるのかもしれませんが、明日の阿蘇ハイランドの早朝枠のスタート時は7時でも零下2℃予想になっていて、春に移行する前の冬の最後の抵抗なのかもしれません。


 さてゴルフのスコアは誰でも大叩きを狙ってラウンドすることは無く、目標スコアを1打でも下まわれるスコアであれば、満足は出来ないものの気分が悪いはずはないのです。


 そのスコアメークの方法ですが、王道というか一般的なアベレージゴルファーが考えていることが、まずドライバーで正確に飛距離を出し、セカンドのアイアンでグリーンを捉えバーディーパットを打つという構図です。


 その目標を達成するために、打ちっ放し練習場でショット練習に励むアベレージゴルファーは多く、思ったようにショットが打てないことに「練習が足りない」「能力がない」「道具が悪い」などなどの理由を付けてしまいがちです。


 そのため、巷の様々なスイング理論に飛びつきやってみるけどやはり上手く行かないため、クラブを新調しようとかレッスンに通ったらいいとまた勘違いして、ろくに役立たないクラブを買ったりレッスンに無駄金を使ってしまい、結果的には全く自分は進歩しないのにゴルフ業界に多大な貢献をしてしまう結果だけになってしまいます。


 まずしっかり認識しておくべきことは、ゴルフのドライバーショットで正確に打てることなどないという事実です。
 例えばプロ野球の打者は10分の3の確率でヒットが打てれば一流打者になりますが、それは投手が投げる球にアジャストできる能力が求められるからで、一般人ではかすりもしないような投球に当てることだけでも凄いことなのです。


 ゴルフのスイングも同様で、300y先のフェアウェーに「正確」に飛ばすことなど一握りの選ばれた人間しかできないことで、それも100%ではないことはPGAツアーで毎回優勝者が変わることで証明できます。


 つまり、いくらロングゲームのショット練習してもその見返りなどほとんどなく、無駄な労力だということで、だったらショット練習の目標を自分なりに下げればよいだけです。
 一般的なアマチュアがラウンドするコースは、パー4でもせいぜい400yであり、そこを3打でオンさせると考えると1打当たりに必要な距離は「たった133y」なのです。


 このことからドライバーショットは200y以下の飛距離でも全く問題は無く、要はスコアロスの最大の要因になるOBや1ペナなどの「曲げるミス」を避けさえすればよいだけです。
 こんな分かり切ったことを説いても、ほとんどのアベレージゴルファーは「分かっちゃいるけど」という反応しかありませんが、実践できないのであればそれは「分かっていない」という証拠です。


 ゴルフはターゲットゲームであり、スコアは確率の組み合わせを考慮しながら本人自身が作り上げるものです。
 100が切れないとか90が切れないというアベレージゴルファーは、この確率の組み合わせの選択が下手なだけで、そこさえしっかり考えることができれば、ショットの質に関係なくスコアはそこそこ纏まるものです。


 そのためには、ゴルフ業界で常識のように言われていることをまず疑ってみることで、それは売るための謳い文句である「飛距離第一主義」というまやかしです。
 その「嘘」から抜け出せなければ、いつまで経っても進歩はしないため、まずこうした「ゴルフの常識」を疑ってみることから始めることが大事なのです。


 「練習は裏切らない」「飛距離が出るとスコアが良くなる」「最新のスイング」「飛ぶドライバー」などは全て業界の利益だけに繋がるもので、一般的なゴルファーのためには全くと言ってよいほど役立ちません。
 確かに一部ゴルファーには効果的かもしれませんが、そういって上達できる一部のゴルファーたちは、何をしても一定のレベルまでなる人たちなのです。


 一般的なアベレージゴルファーにスコアメークでお勧めな練習は、100y以内のショット練習であり、例えば50yの距離のグリーンに8割の確率でオンできるなら、80台のスコアを出すのは難しくないはずです。
 練習場で10個の球を打って何個オンできるか確認してみることで、平坦でダフッてもミスにならない練習場マットからでは8割以上は当然にオンできるレベルにはならないとスコアメーク云々は語れないのです。


 実際のコースでは様々なライからの50yのショットは、もっと確率が下がるもので、練習場で8割無い人がコースで8割以上打てるわけはありません。
 その上で、グリーンを外した際は徹底的に転がしによる寄せが出来ないかをまず考えるべきで、テレビで見るようなトッププロの真似をして上げて止める打ち方などはバンカー越えなど物理的に転がしが出来ない以外は絶対にやめることです。


 転がしのアプローチはロングパットの距離感も良くなるという思わぬ効果があり、ダフッたりトップしたりするミスも少なくなるため、確率の意味でもアマチュアにはお勧めの方法です。


 ドライバーショットはとにかくコース内に残ればよく、そこからグリーン手前に運び転がしのアプローチでグリーンオンして2パットでホールアウトすることを徹底すると、何ホールかは寄せ1パーが来るもので、そうなるとめでたく80台のスコアになるという仕組みです。
 それが一般的なアマチュアのスコアメークの方法になり、決してドライバーの飛距離を伸ばすことではないはずです。


 今日のチャオ。

 チャオはいつもの定位置のソファーの上に上がる前には、何度も助走を付けるためか周囲を回って勢いを付けますが、実際に上がる際には助走は必要とせずに飛び乗ります。