三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

チャオの日光浴

 今日の熊本は冷たい風は吹くものの、晴れの天気で気温も二桁に昇っています。実家の枝垂れ柳も盛りを過ぎたようで、すでに花が散り始めています。


 午前中は天気が良かったので、愛犬のチャオを外に出して日光浴をさせました。チャオは11歳になるオスのチワワですが、夏場は短く毛を刈り込んでいるのでチワワとは思われにくくいけど、逆に冬場は刈り込まないので普段の姿になり、毛がモコモコしています。

 iPhoneで動画を撮影しましたが、iPhoneではこれまで動画のトリミングをする程度だったものの、iMovieというアプリを使うと複数の動画を繋げて編集できたりできるようです。
 ただ、面倒なので撮影した動画を適当にくっ付け、タイトルとBGMを入れてみただけですが、本来は場面毎にコメントも入れたかったけど、やり方が分からなかったのです。


 こうした最近の機種は様々なことが出来ますが、それを使うためにはそれなりの学習が必要で、これまでずっと「写真」の中の動画だけしか使っておらず、iMovieというアプリが自分のiPhoneに入っていることさえ気づきませんでした。


 アップル製品が良いのは、使い方を知らなくても直感で操作できるためで、私の最初のパソコンは30年以上も前に買ったデスクトップ型のMacでした。


 当時はOA機器の事務用はワープロがせいぜいで、今では信じられないけど、パソコンは個人で所有して持ち込んでいました。
 事務処理の合理化を図るために、パソコンで旅費計算が出来るようなソフトを作った先輩がいて、そのソフトを動かせるのがMacだったからです。


 休日には、皆がパソコンを持ち寄って先駆者(Macの伝道師と呼んでいました)がいる学校まで行き、10名程度で終日にわたって研究会をしていたものです。
 もちろん手弁当でしたが、それまでも地域ごとに自主研究会が小グループで行われていて、当時はその中の1つがパソコンによる事務処理改善という位置づけでした。


 その10年後には公費で1人1台のノートパソコンが支給されるようになり、後には旅費計算も県教委が用意したシステムを使うようになっていましたが、それ以外でも電子化は目まぐるしく進化して行き、いつのまにか気づけば旧来のアナログでの事務処理はほとんど姿を消してしまい、紙と鉛筆の代わりにパソコンが仕事道具の主流になっていました。


 ある意味、目の前のパソコン画面の指示に沿って操作すれば仕事は出来る時代になりましたが、その大元がなんであるかという仕組みが逆に分からなくなってしまいます。
 法令や条例・規則・運用などの法体系ですが、アナログの時代は法規集を片手に、規則・条例と遡り、最後は基本法まで調べてなるほどと納得していましたが、そうした確認する手間がいらなくなってしまいます。


 30年前に事務処理の効率化を自主研で学習してした際にも、反面では人が機械に取って代わられるという危機感があり、効率化を図って得られた余剰の時間で何が出来るのかという議論もよくやっていました。


 旅費計算の例をとってみても、以前は職員の出張の報告書をもとに、担当者が時刻表を片手(自家用車利用は認められていない)に駅間の距離を調べてその運賃を割り出し、距離に応じて「急行」・「特急」料金加算が条件に合うか判断し、駅から目的場所までの距離は「郵便路線図」という郵便局間の距離を元に1km当たりの単価で計算していました。


 機械化できれば、わざわざ担当者が計算する必要などはなく、出張した職員自身が報告書作成で出張先と日程・内容を用紙に書く代わりに、パソコン画面に入力さえすれば機械が自動的に旅費計算までやってくれることになります。
 そうなると旅費計算担当者は不要になり、決裁する人間と計算された旅費を支払うという命令を行う職員がいれば完結してしまいます。


 当時は、様々な新たな取り組みをするよう提案しましたが、新しい業務に取り組みことを拒否する層はそれなりに多く、私のような考えは「仕事が増える」とか「そこは我々の本務ではない」という反対意見から異端児扱いでした。


 当時のことを書き出すと長くなるので止めますが、人間は新しいことにチャレンジできなければお払い箱になるということです。
 私自身は、すでにお払い箱入りしているのでどうでも良いことですが、新しい機器の使い方を理解したいけど頭が固くなり、理解しづらいと感じる感覚が以前に反対していた人の気持ちなのでしょう。
 
 やっと表題のチャオの日光浴の動画です。