三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

南阿蘇CCのラウンド動画を作る

 今日は土曜日ですが、外はなんとなく春が近づいている天気になり、日中は暖房を付けなくても夕方まで過ごせるほどでした。


 今日は何もせず、ビデオ編集作業などをして過ごしていました。


 そのビデオとは、一昨日の2月24日に久しぶりに南阿蘇CCに行きましたが、それは通常予約で「1人でラウンド」プランがあり、たまにはビデオ撮影でもしてみようかと思って撮ったものです。
 ただ使っているビデオカメラが古く、バッテリーが劣化して1ラウンドは撮影でき無さそうで、とりあえずハーフだけでもと思って行きました。

(撮影用のビデオカメラと三脚は、かれこれ10年近く使っている安価なものです)


 先日は自撮り棒を買ったので、ビデオカメラのバッテリーがダウンしても、残りはスマホで撮ろうと思っていましたが、撮影のために余分な移動距離が多くなり、病み上がりの身体には負担が大きくなって、後半のバッテリー切れ後はスマホの動画撮影そのものを諦めてしまいます。


 私はビデオ編集などはズブの素人ですが、わざわざ専用のアプリ等は使わず、パソコンの標準装備の「フォト」を使っているため、かなり使い勝手が悪く、思ったような動画は作れていません。
 適当に無駄な部分を切り取り、つなぎ合わせた簡易なものですが、これはこれで記念になるものです。


 その上、動画で見ると自分のイメージと実際のスイングとのギャップもよく分かり、修正すべき点が多々あることが分かっただけでも収穫だと思っています。


 この日の南阿蘇CCは晴天で絶好の撮影日和でしたが、放射冷却で朝は気温が下がり、日中は冷たい強風が吹き荒れ、前半は前後に組がおらず順調に進みましたが、後半は2組の3バッグに挟まれ、待ち待ちのラウンドにもなり、撮影する時間はたっぷりあっても疲れで気力が湧きませんでした。


 この日の目標は、久しぶりのラウンドを練習なしに行って90切りが達成できるかというものでしたが、それはどうにか達成しています。
 達成した理由は、第一に無理はせずにボギーオンを狙っていたこと、ティーショットでのOBが1個だけで済んだこと、池への打ち込みがなかったことです。
 南阿蘇CCは18ホール中6ホールに池が絡むため、池へ入れないようにマネジメントする必要があります。


 インスタートの10番パー4は、久しぶりのドライバーショットで、まず当たるかどうかが不安でしたが、とりあえず前に飛びホッとしました。
 「右に出るかも」とか「チョロってしまうかも」とか、不安が頭をよぎりましたが、飛距離は出なくてもどうにか球は飛んでいきました。


 南阿蘇CCは山岳コースなので傾斜が多く、三脚を調整しますが斜面に立てるとどうしても斜めってしまいます。
 その上、ハンディカムの画面が小さくて外では見ずらいため、球の位置が分かりにくく適当にセットすると球が写っていないというミスまで発生する始末でした。
 それでも、概ね写っていたので、こんなものかというもので、ゴルフ同様に100点満点など求めているものではないのです。


 11番パー4は、10番に比較するとパーが取りやすいコースですが、ここでもパーが取れなかったのは、言い訳として詳しく書けば次のとおりです。
 この日の朝の南阿蘇はマイナス5℃まで下がり、スタート時の9時頃も0℃で、ティーボーリングを使わないとティーが差し込めないという寒さでした。
 当然グリーンも凍結していると思って手前からと思っていましたが、なぜかグリーンはそこまで凍ってはいなかったのでした。

(動画でも失敗した言い訳を同じように書いています)


 
 寒さ対策のため、下は防寒オーバーパンツを履いていますが、ベルト穴がなく、腰にベルトに通した距離計を付けているため、ズレないように腰部分を曲げて折り返すという服装違反の女子高生のスカートのように短めのパンツスタイルになってしまいます。
 上衣は、防寒下着にポロシャツ、その上にフリースの上衣、ホッカイロを貼り付けたダウンベスト、風よけのフリースのベストを順に着用していて、かなり着ぶくれしていますが、実際の身体も絞れてなく運動不足でベスト体重(70Kg)から7Kgほど増加しています。


 この日はスコア90切りが目標なので、無理はせず「ボギーなゴルフ」を展開したいと思っていて、そのためにはドライバーを含むティーショットがそこそこ当たることが重要になり、スタート時には後ろにいた2バッグの組もすぐに1ホール以上は離したので、ショット毎に慎重に取り組むように意識しています。


 12番パー3は、これまでショットがずっとショート気味ということと池越えになるため、思い切って番手を7鉄の距離を2番手上げてU6で打ちましたが、さすがに大きくグリーンオーバーしてしまいます。
 改めて動画を確認すると、グリーン上は右がグリーン方向なのでフォローの風になっているのが分かり、ティーで感じる風とは違っていたことが分かりますが、フォローで2番手大きめで打ってこの位置ということは、やはり距離が出ていないことだけ真実のようです。


 


 13番パー5は、それまでそんなに飛んでいないのに不遜にもフォローで2オン可能だと思っていました。
 スタートホールからショットがショート気味なのは久しぶりにクラブを握って振れてないためで、この13番のセカンドも乗ったかもと思ったけど大きくショートしている現実にガックリしたものです。


 ショットのフィニッシュでよろけるのは、下半身の衰えからでこうしてみると悲しいけど年齢を感じてしまいます。
 ちなみに途中の池は半分凍っていて、せっかくなら全面凍っていれば池の上で跳ねて距離が稼げるのにと思っていました(冗談ですが、、、)


 14番パー4は、これまでドライバーは左に行く傾向があり、いつもは右ドックのコースでグリーン方向には狙わないのですが、どうせ左に飛ぶならとグリーン方向を狙って打ってみると見事に予想通りに左に飛んで絶好な場所に飛んでいきました。


 最初からこの辺りを狙うともっと左に飛んで、打ち越していたのかもしれず、事前の対策が当たったというものです。

(パットの距離感が悪く1mほどを残して嫌な感じがしましたが、どうにか沈められホッとしています)


 結局、最終的なスコアはパットの成否にかかりますが、外してもボギーだからと気持ちを楽にしていればよいけど、せっかくナイスショットだったのでボギーでは物足りないと思ってしまえば身体も硬くなってしまうものです。
 人間の心理では、同じ状況でもそこに至った経緯で「欲」が出たりしますが、よくよく考えればそれまでは既に終わったことなので、次のプレーに集中すべきものだということです。


 15番パー3は、一段高いところにカメラを見下ろすようにセットしましたが、自分の立つ位置を考えてなく、ショット風景が写っていません。
 ここはミスが続きますが、それでもボギーで終れれば文句はないものです。

(今日は意識してU6の転がしを多用していますが、大きな失敗はないものの結果はイマイチでした)



 16番パー4から南阿蘇CCでは難しい上がりの3ホールになります。ただ幸いなことに16番ティーが少し前になっていて、飛距離不足の私には助かった気持ちになり、それで無用な力が入らなかったためか、初めてのナイスショットになりました。
 ただセカンド地点で、携行バッグがないことに気づき、慌てて15番へ戻りましたが途中の通路に落ちていて、路面の凸凹の上を通過した際に落ちてしまったようです。

(難しい16番をパーで切り抜け、ホッとしています)



 17番は途中にクリークが横切るパー5ですが、1打目が280y以上飛ばないとクリークまでは届かないため、私は1打目を気にする必要はありません。
 左はずっとOBなので、右を狙いますがフェアウェーはOBに近い左だけで、コースの右は広いものの凸凹のラフになっていて、セカンドのライ次第で使うクラブが変わります。



 ここまでは上出来な内容です。前半最後の18番パー4はティーショットは谷越えで、違うコースに打って行く感覚のホールです。
 谷の先のコースはグリーンに向かって下り傾斜があり、グリーンの右手前に池があるため、左足下がりの傾斜から池を越えて止まるショットが要求されますが、ピン位置が池の先に切ってあればかなり難易度の高い最終ホールになるものです。


 18番のセカンドは、この日の自分にとっては方向距離ともに最高の出来でしたが、それでもグリーン左側は少し奥に傾斜があるため、止まりそうで止まらずガックリしています。
 アプローチもピンに付き、1mのパットもあまり考えずにサッサと打ってナイスパーになりました。
 ここはティーショット・セカンド・アプローチと満足いくホールになりました。


 前半は、4ボギーのスコア40で16パットでしたが、久しぶりの難しいコースでこのスコアは満足いくものです。


 10時前だったので昼食休憩は入れずスルーで1番に向かいましたが、係員が出発しそうな3バッグに声をかけ、私のカートを先に出してくれたのでラッキーとその時点では思っていました。


 ただ10番ティーに行くと前組がセカンド地点に到着した頃で、結果的にはこの3バッグがパスさせてくれずに待ち待ちになり、先を譲ってくれた後ろの3バッグに追われる展開になってしまいます。
 カメラをセットしたり回収したりするには無駄な動線が生まれてしまいますが、後ろから見れば「何をやっている?」と思われそうで、ビデオカメラのバッテリーが切れた後は疲れたこともあり、当初計画していたスマホに変えての撮影は断念しました。


 1番パー4は、後ろの組がいることもあり、カメラのセットをしなかったためティーショットの撮影はしていません。
 ドライバーの当たりは、アゲインストで飛距離が出ず、右ラフからのセカンドもショート目で、アプローチは入れたい距離に寄せましたが残念ながらパットを決めきれませんでした。

 


 2番パー4は1打目の落下地点になる辺りのコース左側半分が池になるため、U4でティーショットしましたが、当たりがイマイチでした。
 セカンドも今考えればもっと距離があるはずですが、クラブ選択を間違えていたようで大きくショートしていますが、この場面は上手く写っていません。
 このホールも1番同様に入れたい距離のパーパットが決まらずボギーになりましたが、「ボギーなゴルフ」ではOKだというものです。


 
 3番パー5はティーショットが右に出てOBになってしまいます。この1打目でビデオカメラのバッテリーが切れましたが、この後は撮影は行わずスマホで写真撮影だけになりました。
 自撮り棒を持って行きましたが、リモコンが親指ほどの大きさで落として失くしてしまいそうだったためで、カメラのセットや回収で無駄な動きで疲れたことも理由です。


 この3番は1打目OBということもあり、ダボ以上を覚悟しましたが、5打目のアプローチショットがピンに絡むラッキーがあり、奇跡的なボギーで凌げました。
 林の中の球は以前ではセーフの位置で見つかりましたが、もしOBでなければセカンドは土手を越えて打ちますが池があるため方向が難しく、ボギーでは終われなかったことも予想され、結果的にOBで助かった面もあり、その意味で無用なスコアロスをさせないためOB杭を変更したのでしょう。

     

(上の図は3番の右林からのショットになった場合のリスクをかいたもの。林の中の木の位置も影響するし、OBに変わったのはある意味「救済」になるものです)

(4番が詰まり後ろはまだセカンド地点にいたので、3番のグリーン奥から写してみましたが、この池への対応が難しいものです)



 4番180yパー3は、U4のティーショットが手前に止まり、9鉄で転がして寄せ1でした。このグリーンは右からの傾斜が思ったよりあること覚えていたため、傾斜を膨らまし上手く寄せられました。
       

(4番パー3のティーからの眺め。コース内にはクレータがいくつもあります)



 5番407yパー4は、ドライバーショットは当たりますが、コースが右曲がりのため左ラフまで転がっていました。
 8鉄で砲台グリーンに乗った手応えでしたが、実際は手前の花道にショートしていて、パターしか持って行かなかったので慌ててカートに戻って携行ケースを取りに行きました。
 球のライが荒れた芝が少ない部分で、9鉄のアプローチはダフリ、残った距離のあるパットも決めきれないボギーになりました。
 反省するに、9鉄ではなくU6で打つべきでしたが、後ろの組が見える中でカートへ行き来したため余裕がなくなっていたものです。

      

(5番ティーから左には阿蘇五岳のうち左に烏帽子岳が見えます。中央の噴煙を出す中岳自体は見えません)

(5番のコースをティーから見るとこんな感じ。右曲がりのパー4です)

(5番のセカンド地点。傾斜で左ラフにこぼれていました)



 6番499yパー5でも、詰めの甘さが出てしまいます。ティーショット・セカンドのU4と共にナイスショットではなかったものの、フェアウェーセンターでした。
 3打目をPWで右の奥のピン目指して打ちましたが、グリーンに届かず、9鉄の転がしのアプローチも3mが残り、パーパットは弱めでカップ手前で左に垂れるボギーでした。

       

(アウトコースは山の中腹にあるため、阿蘇の景色が綺麗に見えます。ここは6番ティー)

(6番パー5の2打目は残り100yの赤フラッグにニアピンでした)



 7番パー3は、打ち下ろしになる169yのパー3ですが、この日はピンが手前だったの150yほどで8鉄でピンの右にナイスオンでした。

       

(7番パー3のティーからの眺め。やや打ち下ろしのホールです)

(1オンしたのでグリーンをアップしてみましたが、ピンの右にある球は見えません)


 ここでやっと久しぶりのパーが来て、一安心です。パーが取れない展開になるとこのまま
終わってしまうのではと不安になるもので、「ボギーなゴルフ」といえどもパーが取れるとほっと一安心するものです。
 これで残り2ホールになり、通算が9オーバーなので、ボギー・ボギーで11オーバーの83という計算にしていました。


 8番パー4は315yと短いホールですが、罠をすっかり忘れていて左のピンを狙ってしまいます。
 いったんピン手前に落ちた球は左に転がりグリーンから零れたのを見て、ここは左のカート停車位置まで下がっていて、カート道路に落ちるとそのまま9番に向かう下り傾斜に乗ってOBまで転がってしまうこともあるのですが、幸いグリーン面に落ちたため一つ下の段で止まっていました。 

                       

 
 危うく罠にハマりかけピンチでしたが、こうした短いホールには何かあるもので、どうにか寄せ1で切り抜け、最終ホールに向かいます。

(8番パー4のティーからの眺め。前の組がいるため待ち待ちになり写真撮影が後半は多くなっています。コースがハーフパイプのような造りで、比較的安心してティーショットに臨めますし、セカンドもウエッジのコントロールショットなので簡単そうに思ってしまいます)

(8番のセカンド地点からカード道路越しに阿蘇五岳を写す)


 最終9番パー4は、ストレートの打ち下ろしホールですが、キック次第で左に転がってOBになることもあり、ティーショットがカギになります。
 グリーンは中央が凹んでいるので手前に落ちても奥に転がるのが特徴で、グリーン奥のバンカーまで止まらないため、ショート目に打つ必要があります。

       

(9番ティーからの眺め。ほぼ真っすぐに打ち下ろしになるパー4です)

(バーディパットは4mほどの少しスライスだと読みましたが、残念ながら左を抜けてしまいます)

(最後は決めたかったパットですが、入らなければこの距離でも1打になります)


 後半は5ボギーのスコア41で15パットでした。通算はスコア81で31パットです。ティーショットのフェアウェーキープ率は50%でしたが、セカンドがほぼショート目で手前からだったため、そう大きなトラブルにはならないものです。


 久しぶりのラウンド撮影でしたが、ショットのフォームが以前と見た目では全く変わらず、自分的にはいろいろ変えているつもりですが、それくらい感覚と実際の差が大きいというものです。
 また全般的にパットもショットもバックスイングが小さいことが気になりますが、変に大きくするとタイミングが狂ってしまい、この部分はあまり気にしないようにしたいと思っています。


 プロのような綺麗なスイングは憧れですが、ゴルフは採点競技ではなくカップに最少打数でカップインすることが目的なので、結果が伴うなら少々の不格好なスイングでも構わないと今は思っています。