三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

リズムが悪いラウンド

 今日は1人予約が成立し、阿蘇ハイランドに行ってきました。今日のスタートは9時36分だったので、いつもより遅い6時55分に自宅を出ましたが、ラッシュに巻き込まれ途中で迂回しようとして道にも迷い、結局は1時間50分もかかってしまいます。


 今日は県内の公立高校入試と、阿蘇に向かう際にいつも横を通る熊本大学の入試が重なり、場所によっては大渋滞が発生していたようで、そのしわ寄せがどこそこに出ていたようです。
 熊本の道路事業は悪く、最近でこそ「西廻り道路」など通過車両を市内に入れない道路も出てきましたが、ほとんどの道路は熊本市内から放射線状に延びるもので、朝は熊本市内に向け、夕は逆に市内から周辺地域へという車の流れになります。


 私が阿蘇のゴルフ場に行くためには、いったん市内中心に向かって走り、中心地からは流れとは逆になるものの、ちょうど8時前の時間帯は入試に向かう送迎の車が多く、今日はそれを避けようとして横道に逸れ、住宅街の中で迷ってしまいます。
 迷った反省から、大きな道路が良いと思ってその後は阿蘇に向かいましたが、結局は大型トラックが多い時間帯になり、その後ろでノロノロと走るため、朝の早い時間帯であれば1時間弱で行ける距離をその倍の時間がかかってしまいました。

 阿蘇ハイランドに着くと、今日の同伴者の「困ったチャン」がすでに来ていて「いつも早いのに来てなかったから、今日はキャンセルになってしまうのかと思っていた」と皮肉めいた一言が飛んでくるほどでした。


 ただ今日は3人目も入り、その方がスタート30分前到着だったので、結局は「困ったチャン」と室外ストーブの近くで「寒い・寒い」と言い合いながら暖を取っていたものです。
 私は「困ったチャン」から以前「師匠」と他人に紹介されたため、それ以来、普段は言わないことも言うようにしていますが、それは「困ったチャン」がそれなりの技術はあっても考え方が悪いためスコアを纏められないと思っていて、頭を切り替えさえすればすぐに80台のゴルファーになれると信じているからです。


 昨日「困ったチャン」は阿蘇高森GCでラウンドしたようで「14番まで4オーバーだった」と自慢げに話しかけてきましたが、「結局いくつだったの?」という肝心な質問には答えず、変わって「いつもの病気が出た」と言っていて、いつもの病気だったらキレて大叩きを演じたのかなと思いましたが、さすがにそれは言えず、「困ったチャン」も特にスコアのことは言わなかったので、自慢話はそこで終わりになりました。


 ただ、この話が伏線となり、2番ティーのティショット待ちの間に、前回同様に「ショットかスコアかどちらを目指すのか」という質問に「ショット」と答えがあり、「そうかな?スコアが良ければ気分も良さげに見えるけど?」と言いましたが、もしスコアに拘らないなら高森GCのスコアもわざわざ私に言わないはずで、それを自慢したのはやはりスコアに拘っている証拠では?と思ったからです。


 「困ったチャン」は1番で5mほどのパーパットが残り、もう1人の同伴者がグリーン外からパターで寄せをしているときマークせず、自分の番になってもそのままの状態でパットして3パットしていましたが、「なぜマークしなかったの?」と問うと、「以前、同伴者が外からアプローチするときは邪魔でない限り無理してマークに行かなくてもいいと怒られたから」と私が注意したことを理由に挙げましたが、そこまでは正解でも自分のパットの際は、いったんボールをマークして球を拭くなりラインを読むなり、何かプレショットルーティンをパターでも行わないとリズムが作れないと伝えました。


 見ていると雑なプレーであり、いくらナイスショットを目指していると言っても、ショットではスコアは作れないレベルであり、パットにもう少し真面目に取り組まなければ、結局はいつも同じことの繰り返しになるからです。
 室外ストーブで暖を取っている最中もいろいろこうした話をし、私が「アマチュアはショットではスコアロスを抑えることしかできないから、スコアメークでのパットの比重は高く、毎回32~3のパット数だとスコアは安定する」と言っていましたが、言われた傍から雑なプレーをしたからつい注意してしまったものです。


 見ていると「リズムの重要さ」が全く分かっておらず、プレショットルーティンも自分のリズムを作るためであり、一定のリズムに乗ってプレーしていれば早々に大きなミスは生まれにくいものです。


 「困ったチャン」が「困ったチャン」と名付けた最大の理由が、自身のリズムを崩すことは自業自得でも、同伴者のリズムまで壊してしまう傾向があるためで、何度注意してもティーショットするプレーヤーの後ろをウロウロと動いたりする徘徊癖やお喋りを止めない(他人のプレーは見ていないのが理由)、余計な挑発めいた言動をするなど、同伴者にとって歓迎できないタイプだからです。


 今日は3バッグだったのですが、先に来ていた「困ったチャン」は早々と片側にバックを積んでいて、固定するバンドを回して締めてあるため、後から来た我々は片方にまとめて置けと言わんばかりです。
 カートへ乗車する際も、たぶん年齢は一番下ですが、後席の所定の位置にどっかり座り、3人目が乗り込む際も横にずれたりする心遣いなどは見られません。


 誰もいなければさすがに運転しますが、誰かがいればサッサと先に後席に座ってしまい、全く同伴者への配慮など考えもしないようなタイプに見えます。
 余計な一言も多く、ティーショット後の7番で私に「ドライバーをゼクシオに変えて良い当たりが少なくなったね」と失礼なことを言ってきましたが、実際は私の球の方が飛んでいて私が「ずっとこのゼクシオを使っている」と答えましたが、これも観察力がない証拠です。


 今日の前組はおばちゃん2人組でしたが、うち1人を「あのおばちゃんは上手いから」と以前から言っていたのでプレーを何度か観察しましたが、特にそう上手くもなく普通のおばちゃんで、どこを見てそう錯覚したのか分かりませんが、思い込みも相当に激しいように感じています。
 もっとも自分と比較してだったら少しは分かりますが、いつもバーディーを取っているという眉唾的な話をよくするもので、アマチュアにそんなプレーができるはずもないのに、知らない人が聞けば勘違いしてしまうものですが、当のおばちゃんにしてみれば知らぬところで女子プロのような噂を立てられるのは、知らないとはいえどこかこそばゆいものでしょう。


 16番では以前に何度も右の林越を狙っていたので、私が「その飛距離では無理な選択だ」と言っていて、最近は真っすぐ狙っていたようですが、今日はやはり右に打って球は林の中に吸い込まれていきました。


 林の先からまるで球があったような雰囲気でプレーしていましたが、1ペナだともっとも手前の左の方で、同伴者も「林の中に入りましたよね、越えていません」と言っていたほどです。
 16番をホールアウトして「ショットが滅茶苦茶や」と言っていましたが、それは2打目(?)をチョロったことを言っていたものだと思われ、自分が周りを見ていないから周りも自分の見ていないと勘違いするようです。


 競技ではないため特に何も言いませんが、不思議なことにそうした怪しい動きはなんとなく周りにも雰囲気で伝わるもので、不自然なショットへの言及などせず素直に「1ペナだったから適当な場所から打たせてもらいました」と言っていれば、不信感は持たれないのに、何か「怪しい」と思わせるのは「疑われる」という本人にとっても不名誉なことだと思います。


 終わって風呂の中で、4番パー3のクラブ選択について質問してみました。4番はわずかに打ち下ろしになるパー3で、今日の右中央のピンまでは150yほどでしたが、アゲインストでも私は9鉄で手前のショートでも構わないと思って打ちました。


 「困ったチャン」は左に大きく引っかけ、ネットに助けられたようで、そこからのアプローチは止まらず右の凹みに転がり、3打目はグリーンに届かず、パターで寄せるダボになっています。
 この4番はグリーンの左右が大きく切れていて、ピンまで打つとグリーンオンしない限り左右の傾斜で下まで転がり落ちてしまうため、私自身は最近はピン位置に関わらずエッジまでのクラブ選択をしています。


 「困ったチャン」は8鉄や7鉄というならまだしも、このホールで使ったクラブは6鉄でした。
 最初は「6」と「9」を見間違えていたのかなと思いましたが、スイングを見ているとなんとなくカット目に打とうという意思は読み取れましたが、結果はネットが無ければ左先の5番ティーの方向なので1ペナの凹み草むらだったはずです。


 6番を使った理由は、「アゲインストだったからピンまで届くように」というものでしたが、結果的に安易にピンまでのクラブを持ったためにボギーで凌げるはずのホールをダボにしていたのです。


 「困ったチャン」は煙草を吸いますが、「ここから喫煙禁止」と表示があるティーでも咥え煙草で行き、煙草を横に置いてショットしています。
 火が付いたものを芝の上に置くのは問題であり、もともと禁煙ゾーンになっているのに咥え煙草でプレーに向かうというのは悪しきジャンボの影響かもしれず、看板も目に入らないから他のことも「推して知るべし」だというものです。


 この辺のマナーは師匠として教えるべきですが、ただでさえ上手く行かないと無口になりがちで、キレてしまうと同伴者に迷惑をかけるため、あまり触れられない部分でもあります。



 今日の自分のラウンドはリズムが悪く、せっかくいくつかあったチャンスを上手く行かせませんでした。
 もっともリハビリラウンドであり、リズムが悪い「困ったチャン」のスイングをチェックしながらの進行だったので、徐々に自分のリズムも悪くなっていったようです。


 私はショットがそこそこ打てれば、後は頭を使ってスコアを纏めることはできると思っていますが、そもそも頭を使わないゴルファーが多いようで、「ゴルフ脳」というべき普段の生活や学校の勉強では使わない「頭脳」がなければ、それは無理な相談だということかもしれません。
 だからこそ、「困ったチャン」にはその「ゴルフ脳」を伝授したいものですが、今のままでは難しそうです。