厳戒態勢のバンテリンレディス
昨年のこの大会は新型コロナ騒動で中止になり、今年は無観客による開催を筆頭にして多くの対策を取っての開催になりました。
我々ボランティアも2週間前から毎日の検温と外出先を記入する行動記録の用紙が配られていて、私の場合はほぼ毎日のように阿蘇ハイランドへ行っていたため早朝6時前の検温が日課になっていました。
その用紙を提出しないとボランティアは受け付けてもらえず、そのまま帰る羽目になるということでしたが、それ以外でも入場時に体調に関する自己申告書の提出が求められ、併せて検温が実施されました。
(配布された注意書きのプリント。特にスコアラーが選手近くなるため、何度も念を押されました)
(この用紙を提出しないと入場そのものができません)
当然、会場に行くまではマスク着用を求められましたが、受付後は主催者が医薬品関係ということもありコーワのマスクが配布され、業務中はそのマスクを着用するよう求められました。
このマスクがなかなかの優れものなのか、スコアラーは選手に付いて歩きますが、息が苦しくなるほどで、ときどき周りに誰もいないことを確認して、マスクの隙間を空けて深呼吸するほどでした。
朝のボランティアへの注意で、特に私の担当業務のスコアラーに厳しく言われたことが新型コロナ対策での行動自粛です。
男子ツアーの東建ホームメイトカップが新型コロナ感染者が出たことで今日17日の第3ラウンドが中止になったということで、ボランティア事務局から何度も何度もスコアラーに向かって注意喚起が行われました。
選手には近づかない、握手しない、サインは求めない、空き時間に観戦しない、終了後にお礼のサインボールなどもらわない、業務終了後はすぐに帰宅するなどで、感染者が1人でも出れば明日の決勝は即アウトになると散々言われてしまいます。
スコアラーが人気の業務である理由は、選手の近くで時にはお喋り出来たり、お礼にサインボールをもらえたりするためで、ボランティアの中にはツアーに帯同して全国を渡り歩くツワモノもいるほどですが、さすがに今回はそうした行動はNGになっています。
ただ昨日サインをもらったボランティアがいたとの情報があり、くれぐれも注意を厳守してほしいというお願いが何度も繰り返されました。
そんなこんなで、例年とは違ったボランティアになっていますが、本来は福岡で行われるステップアップツアーのボランティアに行きたかったものの募集自体がなく、バンテリンは地元の大会なので参加することにしたのです。
言われた通り、今日は業務が終わった後の観戦などもできず、さっさと帰ることを要求されていて、まったく自分の担当以外の組のプレーは見れずじまいでした。
コロナ対策のために仕方ない面もあり、明日も今日と同じような一日になりそうです。