三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

心躍らない女子ツアー

 今日の熊本は晴ですが薄雲が広がるような天気で、なんとなくざらついた感があるため黄砂の影響なのかもしれません。


 今日も3日目となるLPGAツアーの「バンテリンレディスオープン」の最終日のボランティアに、早朝から自宅を出かけていきました。
 今日の業務はスコア速報係で、朝の点呼時に4番ティーの横にある速報板の担当を割り当てられました。


 スコア速報は、支給のタブレッドでスコア一覧が見られ、それを参考にトップから8位までを載せていくものです。
 以前、ステップアップツアーのRKB杯でスコア速報板の担当をした際はスコアや消化ホールの表示は数字を貼り直していましたが、今回は数字ではなくデジタル数字のように数字をパーツに分けて手作業で組み上げるもので、なんとなく面倒なものでした。

  

(数字の8を作るためには7つのパーツを組み合わせて作ります)


 ただ以前の速報板には10人以上を記載することになっていたため、これも変動が多く面倒だったことに比べ、今回はトップ8だけを記載すればよく、その点は簡単だと感じました。

(左が速報板。帰り支度をしたためネームプレートや数字用のパーツは全て箱の中に戻しています。正面に見えるのは4番パー5のティーイングエリアです)


 この速報板の位置は4番パー5のティーの左横ですが、上の画像の右奥には3番パー3のグリーンが見え、画像の右外には2番グリーンが見えるラッキーな場所でした。

(右ドックのパー5になる5番のティー左横からの眺め)

(正面に3番パー3のグリーンが見え、アウトスタート組は大勢のギャラリーを引き連れて4番ティー方向へやって来るのですぐ分かります)

(こちらは2番パー4のグリーン。こちらも先にアウトスタート組が通った際は多くの観客がいましたが、インスタート組は地元選手がいない組はガランとしていました)


 ただ裏街道(インスタート)の組にはギャラリーが少なく、タブレットで他の1人とスコアを確認して訂正中では2番グリーンや4番ティーにやって来るのに気付かないこともあり、一度など一般の人から注意される始末です。


 そんな小さな失敗もありましたが、11時半には最後の組が通過して行ったので、我々の業務は終了し、クラブハウスに戻って弁当を食べてから帰り支度をしました。

(以前の弁当内容と比べると、経費削減の影響なのか物価高騰の影響なのか分かりませんが、かなり質の低下を感じています)


 試合自体は、業務終了前にトップに立って9アンダーで2位に3打差をつけていたトップの岩井選手が6番でダボを打って、一気に混戦になってしまい試合は面白くなったはずです。
 業務終了後は支給の帽子やウインドブレーカーを脱いでいれば、一般観戦することは可能ですが、以前のようにプロのプレーを見ても心躍るような気分は全くなく、どうでも良いと思って先に帰ることにしました。


 この日記を書いている間にテレビ中継にチャンネルを合わせましたが、トップに7アンダーで地元出身の21歳竹田プロが立ち、17番パー4をプレー中でした。
 もし竹田プロが優勝すればツアー初優勝を地元で飾るという劇的な大会になるため、関係者としては願ったり叶ったりの展開になったようです。
 
 岩井プロは17番でもボギーとなり、トップと4打差になっていて連覇は不可能になっていました。
 
 最終18番パー5で竹田選手は残りグリーンエッジまで180yのビッグドライブを放ちます。
 2オン狙いは十分可能ですが、果たしてここでレイアップするのか狙うのか、興味を持って見ています。


 優勝だけを考えるならレイアップですが、ギャラリーは2オンを期待するはずでプロとしてなら2オン狙いの姿勢を示すべきです。
 グリーンをオーバーしても良いしとにかくレイアップは止めてと私は思いましたが、結局はレイアップを選択してしまいます。


 こんなところも物足りない部分で、所詮見世物である興行なのにその魅せることを選択できない選手はプロとしては失格だと私は思っています。
 プロなら、もし成功の確率が低ければ2オンを狙ってショットミスしたように見せて安全な場所に運ぶこともすべきで、観客の期待を裏切って単に勝つためだけの選択をするような選手が多くなるなら、このツアーも先が知れたものだということです。


 観客に魅せない、アピール出来ないようであればそれはアマチュアであり、単なる少しだけゴルフが上手いお姉ちゃんになってしまいます。
 多額な賞金を得られるプロという自らの存在を自覚して、それに沿った姿勢を示せないなら、そんな選手ばかりになってしまえば、誰も女子ツアーに興味など持たないものです。


 私が以前のようにプロに対して魅力を感じなくなったことは、自らの役目を分かっていないプロが多すぎるということで、それを教えていないのは指導者側の責任だと言えます。
 男子プロの轍を女子プロも歩んでいるように感じるのは、私だけでしょうか?


 今日のチャオ。久しぶりに一緒に外に出ました。