ボランティア最終日
今日もKKT杯バンテリンレディスオープンのボランティアのために熊本空港CCに行ってきました。
(今年のウエアはグリーンでしたが、初めての半袖でした)
(帽子もグリーンに統一されていました)
(入口ゲートで検温が毎日あり、このシールを身体の見える場所に貼っている必要があります。ボランティアに関わらず大会関係者や選手も同様です)
今日の割り当て業務もスコアラーになっていて、6時集合だったため20分前に到着し、朝ごはんのサンドイッチを食べて待ちました。
(スコアラーの道具は、速報本部とやり取りするインカムと選手のスタッツを記録してリアルタイムで送信できるアプリを入れたスマホです)
(スマホには専用アプリが入っていて、立ち上げて入力します。入力は慣れさえすれば簡単で、1打目から順にフェアウェー・ラフ・バンカー・グリーン・カップインなどを選んで入力していきます)
6時20分頃から、まずどの組に付くのかの抽選があり、私は8番籤を引いて4アンダーグループの「酒井美紀・堀琴音・イナリ」の各プロのスコアラーに決定しました。
酒井プロはLPGAツアー2勝を誇る堂々の現役シード選手で、イナリプロも同じくLPGAツアー優勝2回というものの今年は準シードで前半戦の出場権を得ている中堅プロになります。
酒井プロは飛距離はそこまでないものの、堅実なプレーでアウトは1アンダー・インはイーブンとして通算5アンダーで9位タイというベスト10フィニッシュになっています。
イナリプロは、今日はアプローチの距離感に苦しみ、厳しいパーパットが多く、そのパットもわずかに外すという展開で76というスコアになり、順位を落として30位タイという結果になりました。
私としては堀琴音プロがこの位置にいることに少し驚きました。
堀プロは、2014年にステップアップツアーのABCレディスでアマチュア優勝し、同年にプロテスト合格してすぐのステップアップツアーの京都レディースオープンでも優勝しました。
その勢いで、2015年からツアーに参戦し、優勝こそないものの3年連続でシード権を獲得している期待の若手だったのです。
身長164センチというスタイルの良さとかわいい顔立ちで人気も高かったのに、2018年にシード落ちして以降はほぼ表舞台から姿を消していました。
2019年の獲得賞金額が150位の426,000円というもので、2016年の11位7千万円余り、2017年の21位約5千万円から見ると、その急激な落ち込みに驚くばかりで、黄金世代の台頭でなんとなく「過去の人」になって忘れ去られた感がありました。
しかし堀プロはまだ25歳と若く、今年は復調の気配が感じられ、3月の明治安田生命レディスで久々のトップ10入りしていて(8位タイ)、今回も結果的に6位タイという好結果を出して復調の気配を感じられました。
(堀プロのホールバイホール。1番で右のピンの右奥に外しアプローチも寄らず、厳しい3mの下りの微妙なラインを入れてガッツポーズで乗った感がありました。8番からおかしくなり、その後は我慢が続きましたがそのまま終わらず、最終18番のバーディーは今後に光明が見えそうです)
堀プロの前半アウトは、7番までに3バーディーを獲り、その時点で一気に首位と2打差の7アンダーになっていて、現金なものでテレビカメラのクルーが途中から付くようになりました。
すると、8番のパー3で1オンしたものの13mのバーディーパットを4mもショートしてしまい、結果的に3パットのボギーとしてから、バーディーチャンスは作るものの、見た目でパットが打てなくなってしまいます。
前半は好調だったショットでしたが、後半はアイアンショットの音があまり良くなくなったように感じていましたが、14番パー4でフェアウェーの絶好な場所から残り100yを切っていたのに、やはり当たった音が悪く、大きくショートしてバンカーインし、このホールをボギーとしてしまいます。
実は12番パー4でもバンカーから砂1、13番パー3でも手前のカラーから寄せ1にしていて、アイアンショットが前半のような切れが無くなったように感じていました。
それでも厳しいパーパットを沈めて踏ん張り、最終18番パー5で奥からの3mの下りのバーディーパットがカップ左淵から回り込んでカップインするバーディーとなり、笑顔が弾けました。
堀プロはやはり華があるゴルファーなので、このまま復調してツアーに定着できれば、もっと話題を提供できそうですが、今年の出場権がQT164位という厳しいものなのです。
そのため出場できた大会で今回のように好結果を出せれば、推薦などでの出場も考えられ、賞金額を積み上げてリランキング(現在40位)で上位に入り、後半の出場権を得る道もあります。
今後の堀プロの動向にも注目したいものです。
(今日はスルーだったので業務終了後の13時過ぎに昼の弁当を食べました)