三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

人の振り見て我が振り直せ

 今日は土曜日なので、通常だったらサンバレーゴルフプラザで行われているPGAティーチングプロのレッスンに参加しているはずですが、両膝の痛みで今週はお休みをしています。


 その代わりに遅ればせながら、確定申告の書類作りを午前中はやっていて、結果「1,053 
円!」の還付金があることが分かります。
 医療費の領収書の整理などに時間を取られ、2時間ほどの作業時間になりましたが時給526
円というもので、年金からの源泉徴収額が少ないから仕方ないものの、若干の徒労感が起きてしまいました。


 さて、今日は先月のラウンドの際に起こった話題を書こうと思っています。
 その日は1人予約常連者の少し癖の強い顔見知りの方(3月2日の日記「愛すべき1人予約常連者たち - 三重苦ゴルファーの日記」で3人目として紹介した方です)と、以前もご一緒した飛距離の出る50歳代の方との3バッグでした。


 私は早目に到着し、1時間30分前からパット練習を始めましたが、その時はまだカートの準備ができておらず、その癖強いの常連さんが1時間前にやってきたときに利用するカートが並べられていました。


 常連さんはすぐに上にあるアプローチ練習場に向かったようで、私がバッグをカートに乗せに行った際はすでに右端に乗せてありました。
 これを見たとき「やはりマイペースな方だな」と思ったのは、右側が「先に来た自分のものだ」と言わんばかりに占有してあったからです。


 達人などは、必ず先にバッグを乗せる場合は内側に積むようにされていて、それを見て私も真似していますが、そうしておけば後から来る同伴者がバッグを乗せやすいというものです。
 この常連さんはカート内で断りもせずに煙草をプカプカ吸うし、もともとが同伴者のプレーには無頓着なタイプなので、「悪気がないだけでそんな人だ」と何度も一緒になっている私は気にしないように努めていますが、こうしたバッグの積み方を見ると知らない人であればなんとなくどんなタイプかと想像がつくものです。


 この常連さんはある意味「困ったチャン」で、好調な時は口数が多くなり、同伴者がティでプレーに入っても構い無しに私に話しかけてくる方で、それは全く同伴者のプレーなどに関心を払わないのが理由です。
 もう一人の同伴者とは常連さんは初めてだったようで、余計に私にだけいろいろ話しかけてきますが、スタート前は応対していてもプレー中は構うと際限無くなるため、途中からはほぼ聞き流すように心がけていました。


 この方は好調だと85前後(今年のベストは84)のスコアですが、悪ければ100オーバーと波が激しく、それは不調になるとすぐに投げやりなプレーになるためです。
 この日の1週間前にも110というスコアを叩いたと言っていて、その時は普段はほぼ90台でラウンドする彼しか見たことがなく、どこをどうすれば110という大叩きになるのか理解できませんでしたが、この日のプレーを見るとさもありなんと感じてしまいます。


 この方の特徴として、不調になれば極端に無口になるのですぐに分かり、私的には話し相手にならずに済むため助かりますが、ショットやパットを無造作にプレーし始め、我々同伴者のプレー順に関係なくプレーされる傾向があるので、迷惑この上ないものです。
 特徴
 ① 普段は饒舌にゴルフ以外の話題も振られる
 ② 最初の方で失敗すると愚痴が出始めるがまだ煩い
 ③ 5ホール程度が終わってダメだと自覚すると急に無口になる
 ④ 前半で調子が復活するとまた饒舌に戻る
 ⑤ 調子が戻らない場合は、プレーが投げやりになる
 ⑥ キレると周りの迷惑を顧みないプレーに走る


 最終ホールでティーから右に2連続OBを打ち、プレ4からプレー後にセカンドを待つ我々を置いて前方に行ってしまい、もう1人の同伴者に「ご迷惑をおかけしました。キレるとあんなプレーをされますが今日は特に酷い感じです。普段はもう少しお上手なのですが」と言ったら「あんなんじゃ誰も一緒には回りたくないでしょうね。ゆうぽんさんが居たから2人目に入られたのですか?」と尋ねられ「いえ、我々は2人目まで半額プランなのです」と説明しました。


 途中でよほどキレていたのか、2mほどのパットを思い切り打ってグリーン外に打ち出したりもしていて、普段からスコアが悪くなるとキレる傾向はあるものの、この日は特別酷かったように見えました。


 キレて独り相撲でスコアを崩すのは本人の勝手ですが、知らない相手が同伴者になる1人予約で、これだけマナー違反なことをされるとさすがに一言注意しようかなとも思いましたが、言えば言ったで言われたほうも気分が悪いだろうし、私は私で自分のプレーに影響がでるので、そこは何も言えませんでした。


 確かに思うようなプレーができなくて頭に来ることは私にも経験があるし、投げやりなプレーをしたことも多々ありますが、その常連さんのその日の振る舞いを見て、私のそうした行動も同じように見苦しいのだと気づかされ、恥ずかしく感じたほどで、他山の石としたいと強く思いました。


 この方は、元々が同伴者への配慮が不足しているため、キレた際は同伴者の迷惑は全く考えずに自分勝手なプレーをしてしまう傾向にありますが、それはもしかしたら本人にとって無意識下の作戦になっているのかもしれません。


 不思議なことに、そのキレたプレーに巻き込まれて私たち同伴者がスコアを崩しだすと、なぜかこの方は復活する場合がこれまでのラウンドではよくあり、15番パー4で私ともう1人の同伴者がティーショットをミスり、結果的にボギーになったときに上手く寄せ1を取っていて、16番でのティーショット待ちの間は一気に口数が多くなりました。


 我々が構わなかったことがいけなかったのか、その後ティーショットを続けてミスされてまた無口に戻ってしまいます。


 しかし、その16番では「なぜそこを狙うの?」と私が以前に理由を尋ねたのにも関わらず、頑として右ドッグレッグコースの右林越えの方向を狙いますが、結果的に林に打ち込む様子を何度も見ています。
 この日も同じように右を狙い、すぐ木に当たり1ペナの林の中でしたが、前からプレーすればよいものを打ち直しを選択し、また同じ林に打ち込むことで極限までキレてしまったようです。


 16番パー4は下図のようなレイアウトで、HDCP1の難ホールです。


 青のルートはフェアウェーが先に下っているので230yで突き抜けてラフまで行ってしまいます。
 赤のルートだと高さを出さないと林越えは厳しく、越えてもバンカーや飛距離が出過ぎると池に入ってしまうため、260yを正確に打てるなら別ですが、リスクが大きいと私は思っています。

(16番パー4の一般的な攻略ルート。なぜかこの常連さんは赤のルートを狙いたがります)

(16番のセカンド地点の風景。右の林越えを狙っても右の池周りの木々がスタイミーになってしまいます)


 以前に「なぜ林方向を?」尋ねた際に本人は「林は越せる」と答えたのでその後は何も言いませんが、このホールは林越えに成功してもバンカーがあったり、池の周りの木でグリーン方向がスタイミーになる場合が多く、林越えにチャレンジしてもご褒美はもらえないコースであり、失礼ながらそんなに飛距離は出ないのに林越えを無謀に何度も狙うのかが不思議なところです。


 スタート前のお喋りの中では「同じスイングができない」と嘆いていて、私が「アマチュアだからできないのは当たり前ですよ。それどころか様々なライから同じスイングをしようとすること自体が間違っているみたいですよ」と言いましたが、その意味は理解されなかったようです。


 真面目にゴルフに取り組めば、84というスコアが出せる力をお持ちなので、もう一息で70台のスコアも出せるのかもしれませんが、とにかくコースに真摯に向き合っていないので「ゴルフの神様」からも嫌われそうです。
 エッジ周辺のラフからだったらまだしも、グリーンのカラーからウェッジで4mほどを打って大きくオーバーさせ、カラー面を傷つけるのは見ていて良いものだとは思えません。


 たぶん、この日のスコアは計算できないほどの大叩きで120オーバーは間違いなさそうですが、せっかくのゴルフをいい加減にプレーするのは傍で見ていてもったいないというものです。
 「人の振り見て我が振り直せ」とあるように、私も同じような傾向があるので、十分注意しなければと思った日になりました。