三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

愛すべき1人予約常連者たち

 私は1人予約の常連者になって約6年が経ちますが、楽天GORAなどの1人予約利用回数だけでも総計が580回を超えています。
 その間で、様々な方々と一緒になり、中には顔見知りになった方も多く、その方々も私同様に1人予約常連者になります。


(楽天GORAの1人予約は昨日で通算531回になりました)


(バリューゴルフの1人予約利用は、最近は利用が少ないものの53回です)


 私を含め各常連さんは、安い料金プランに群がるため、以前は「1人目無料」プランしかなかったため、なかなか一緒の組になることはなかったものです。
 それでも、ハンドルネームやアバターで自然と分かってきて、スタート前に練習グリーンで顔を合わせると挨拶を交わすようになりました。


 同伴者の中には、私はいつ一緒だったか覚えていないのに、「以前〇〇で一緒でした」と挨拶されることもあり、記憶にない場合は戸惑うこともありますが、基本的に同伴者のデータなどを私は記録していないので、よほどの常連さん以外は覚えてないので「悪しからず」というものです。


 昨年から「2人目まで半額」プランが出るようになり、結果的に常連さんと一緒になる機会が最近は増えています。
 今回はその中でユニークな愛すべき1人予約常連者を紹介します。





〇 1人目(ユニークな面=プレーが早い)
 私が「アプローチの達人」と名付けた現在72歳の老ゴルファーは、これまで数多くのラウンドをご一緒させてもらっています。


 達人は、1人予約を利用するプロなどを除けば一番ゴルフが上手い方で、マナーも申し分なく、プレーも早いため、2人だけでプレーすると前組がいなければハーフで1時間10分はかからないペースで回れることになります。
 私にとって「ゴルフの師匠」というべき存在でもあり、不調な時に相談すると親身になっていろいろアドバイスしてもらえる方です。


〇 2人目(ユニークな面=上手い)
 前回ご一緒した際にパープレーした最近好調な常連さんは60歳過ぎですが、飛距離はそう出ないものの丁寧なゴルフをされ、時々出るポカさえ無くせればスコア的には立派な上級者と言える方です。
 ただ、いつも6インチプレースルールでプレーされるので、そろそろノータッチでプレーされてもいいレベルでは?と思っています。
 人当たりも良く、普段は温和な方なので、模範的な紳士的ゴルファーだと言える存在です。




〇 3人目(ユニークな面=大波なプレー)
 ときどき一緒になる、良い時と悪い時でスコアの差が36打も違うゴルフ(85~120)をされる常連さんです。
 年齢的には私より6歳下になりますが、私にライバル心があるのか挑発的な物言いも時々あり、当初はかなり影響を受けていましたが、現在は取り扱い方にも慣れてきました。


 好不調がはっきり傍目から分かるほどラウンド中に態度が変化するため分かりやすい人物だとも言え、それは口数が多いか否かですぐに分かるものですが、いわゆる「自分に正直」なタイプのゴルファーです。


 普段は関西弁で気安く話しかけられるように人物自体は好々爺的な方で、以前に「熊本人はなんで値引きとか要求しないの?」と不思議そうに言っていて「言っても損することはないし、値引きしてもらえれば得になるでしょ」という考えは熊本人にはない感覚です。
 そのため、ゴルフでも合理的な考えをされているかもしれず、いったんスコアが悪くなると「今更頑張っても無駄なこと」だと思っているのかもしれません。


〇 4人目(ユニークな面=ヘビーユーザー)
 県外在住の方で当初は私より上の年齢だと勝手に思っていましたが、見た目より予想外に若く年下の方のようです。
 私と変わらないほど1人予約のヘビーユーザーで、アバターも同じものを使っているので、予約を確認する際にその組を間違って開けてしまうこともあり、以前からその存在を認識している方でした。


 ただ、一緒になったことが極端に少なく、今年になってやっと2回目というものですが、同じゴルフ場で会えば挨拶して話をする間柄になっています。
 先週水曜日の菊池にも来ていて、いろんなゴルフ場に出没するようですが、ゴルフ自体はパワフルでも安定性はなく、本人は100が切れれば満足というレベルのようですが、技術的には80台のスコアも問題なく出せる方だと見受けられました。
 それにしても、県外からほぼ毎日のように熊本へやってくる行動力には脱帽です。


〇 5人目(ユニークな面=情報通)
 70歳を過ぎてなお現役という住宅関連産業のお仕事をされているようですが、仕事の日以外はゴルフ漬けのようで、いろんなゴルフ場の1人予約で拝見する方です。
 ゴルフはお上手とは言い難く、100叩きは普通にあるものの、ゴルフ好きの姿勢には頭が下がります。


 この方は、同伴者のいろんな情報をご存じで、私があまりその方を知らなかった頃にたまたま練習グリーンで声を掛けられ、その際に私の名前を憶えていたことに驚いたほどです。
 私が現在指導を受けているプロのラウンドレッスンにも参加した経験があるようで、誰と一緒になっても、その情報力を使って会話が旧知の友人のようにできるという、さすが商売人という側面を見せています。


〇 6人目(ユニークな面=変わり者?)
 この方も県外在住で、ときどき熊本の「先行予約者優待」プランで名前を見る50歳代の方です。
 熊本の1人予約常連者には有名な方で、有名になった理由は上の5人目の方がこの方とトラブって、その話題を出会う1人予約常連者に振りまいたことが原因です。


 それはたまたま5人目の方が誤球をしてこの方の球を打ってしまい、すぐに謝ったそうですがラウンドが終わるまでずっとグチグチ言われ続け、とうとう頭にきたという内容でした。
 私も何度かご一緒したことがあり、確かに1回目こそ彼の物言いに驚きましたが、それはこの方の独り言の声が周囲に聞こえるほど大きく、決して他人に対して非難しているのではなく、自分がミスったことを延々と反省しているだけだったのです。


 聞こえるように言われると、何か自分に対して非難されているのかと勘違いしてしまいますが、本人は他人を攻撃する意図などはなく、単に自分のプレーで失敗した原因になることを口に出してずっと悔やむ癖があるようです。
 それさえ気にしなければゴルフのマナー自体は悪くなく、プレーも特に遅くはないので、その後は何度か2サムで問題なくラウンド出来ています。


〇 7人目(ユニークな面=行動範囲が広い)
 「流離のゴルファー」は最近は顔を合わせる機会が減りましたが、マイペースな老ゴルファーです。
 そのマイペースぶりは「指宿のチャンピオン」(1人予約で知り合った方ではないので詳細は省略)と名付けた上級者が私に「彼は全てにわたって遅く、マイペースだから」と嘆いたことからも分かります。


 ただ普段は他人の面倒見は良く、私が最初に北海道へ行った際はいろんな場所を案内してくれ、とてもお世話になった方です。
 その際に、行く先々で「来たよ!」とまるで近所のお店に入っていくような様子が見え、北海道内の各地に出没していることが分かります。
 また、そのユニークな使用クラブから北海道のゴルフ場の係りの人がそれを見て「あのおじさんだ!」と言っているくらいで、とにかく顔が広いのに驚かされました。


 今でも電話すれば南阿蘇CCだといつでも行けるよと言ってくれていますが、私が1人予約で忙しく、なかなかその機会が作れません。


〇 8人目(ユニークな面=飛ばし屋)
 「鉄人」は現在は82歳の老ゴルファーで、一昨年まではよくご一緒していましたが、仕事の関係で関東の自宅に昨年初めに帰ってしまい、その後は正月に年賀メールをもらっただけになっています。


 当時80歳近くでも私を超える飛距離がでていて、年齢を聞いて驚いたのが最初の出会いで、そこから「鉄人」と勝手に命名させてもらいました。
 鉄人の目標はエージシュートでしたが、メールでの近況報告ではまだ達成していないようで、82歳の今でもあの飛距離は健在なのでしょうか?
 


 このほか、まだまだたくさんの知り合いが出来ていますが、ユニークな常連さんというカテゴリーでは思い出せず、ほとんど方々が「普通の」ゴルファーだということです。


 最後に


「私」(ユニークな面=神経質でいい加減)
 マナーに関しては、当初はそこまで気になるタイプではありませんでした。現在指導を受けているプロと以前に1人予約で何度もご一緒した際に、私や他の同伴者がそれまで当たり前にやっていた行為を黙って訂正されていたことからマナーを意識するようになりました。


 それは「上級者=マナーが良い」という図式に気づき、自分もプロのようにマナーに心がければ、少しでも上達できるようになるのではという「逆もまた真なり」と考えたことからです。


 それでプロが黙って行う「同伴者がグリーン上に置いた旗竿をグリーン外にそっと置きに行く」ことの意味を教えてもらい、それ以降は真似して実践するようになりました。


 もともと私の性格はいい加減なので、もしプロの行動に気づいていなければ、ずっとグリーン上に旗竿を置いていたはずですが、それがきっかけになり、グリーン上の立ち位置、マークをズラすべきかどうかの判断など、細かいところをプロの行動から勉強させてもらいました。 


 私がマナーが不足する人に思うことは、もっとマナーを気にするようになればゴルフが上手くなれるはずだという点であり、反対に無駄なことだけに拘る人が多い現実には、もったいないと考えるからです。


 もっとも世の中にはいろんな考えがあるようで、私が無駄だと思う行為でも拘りたいゴルファーはいるもので、そんな人にそれを指摘しても理解されることはないようです。
 私も言っても無駄と思える相手にはもちろん何も言わず、いろんなお喋りをして理解してくれそうかなと思える相手にだけアドバイス的に話しているのが現実です。


 プロからも「自分たちはプロとして啓発活動も当然含まれるけど、考えは人それぞれだから、基本は無視していればいい」と言われていて、あまり他人に関わらないようにしていこうと思っています。