三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

「ドコモ口座」への紐付けを調べた

 NTTドコモの失態による「ドコモ口座」を利用して口座から預金を抜き取る事件が発生し、その被害者はドコモ利用者ではなく、まったくドコモとは関係ない者がターゲットになるものです。


 NTTドコモの失態は、「ドコモ口座」を開設する際に本人確認をメルアドという誰でも簡単に作れるもので行っていたという杜撰なサービスを提供したことで、それにより簡単に他人名義の「ドコモ口座」を開設し、そこに不正に手に入れた口座情報を入力して紐付け、被害者が気づかぬうちに資金移動を行うという手口ですが、そうした事件が発覚した今現在でもNTTドコモはサービス停止を完全に行っていないという悪質さなのです。


 このため、高齢者などは「自分はドコモ利用者ではない」とか「ドコモ口座など関係ない」と思っているはずで、通帳の記帳は2か月に一度の年金振込時だけという者は、被害を受けているかどうかを知らないまま来月15日の年金支給日に初めて不正な出金に気づくことになってしまいます。


 前回の日記に、ゆうちょ銀行は「ドコモ口座」へのいわゆるチャージを停止し、口座に紐付けされているかどうかの調査をしてくれることを書きました。
 さっそく、今日の午後に郵便局で出向き、私の口座に「ドコモ口座」への紐付けがなされているかのチェックをしてもらいました。


 ゆうちょ銀行のHPでは、「通帳・身分証明者それに印鑑を持って窓口に」とありましたが、近くの小規模の郵便局では通帳を見せると身元確認などなく、すぐにチェックしてくれました。
 結果は「紐付けはない」ということで、ゆうちょ銀行は「ドコモ口座」の新規受付も停止しているので、今後も不正に預金を引き出される恐れはないと安心しました。


 5分もかからない時間で結果が分かるため、余計な心配をするくらいなら、近くの郵便局へ確認に行った方が良いと思います。


 地銀の肥後銀行は、NTTドコモと同様に新規登録は停止中ですが、チャージそのものは継続中なので、もし犯人から紐付けされていたら怖いと思い、ゆうちょ銀行のように紐付けを確認する手段があるかどうかを電話で尋ねることにしました。


 肥後銀行ハローサービスプラザに電話すると、担当者が対応してくれ、「ドコモ口座」への紐付きを心配しているので調査の方法をどうすればよいのか?と尋ねたら、「この電話で調べます」と予想外の対応をしてくれました。
 口座番号・支店名・氏名・生年月日を告げ、こちらの連絡先を教えると、20分ほどで折り返しの電話がありました。


 かかってきた電話でも本人確認のため生年月日を尋ねられ、それに答えると「紐付けは確認できませんでした」と答えがあり、一安心したところです。
 ゆうちょ銀行のように手続きの方法はHPに乗せてなくても、問い合わせ電話に親切に対応してくれたことには、これまで殿様商売だと思っていた肥後銀行に対し、少しだけ印象が変わりました。


 とりあえず、「ドコモ口座」に紐付けられている金融機関で自分が持つ口座には、勝手に「ドコモ口座」に紐付けられていないことは確認でき、頻繁に記帳する必要がなくなったことは助かります。
 犯人が大規模な犯行グループでなかったのか、はたまた私の口座情報が「リバースブルートフォース攻撃」に引っ掛からなかっただけという幸運なのかもしれませんが、今回の騒動の発端はNTTドコモの杜撰な考え方にあります。


 謝罪(?)会見でも、簡単にメルアドで複数の「ドコモ口座」を作成できることの危険性を記者から指摘されたことに対し、NTT側がフリーメールを複数、簡単に作成できることと同じだと答えていて、そこには顧客の大事な資金を扱うという視点が欠如する杜撰な考えが垣間見えたところです。


 こんな企業は世のためには必要なく、さっさと退場願いたいものです。