三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

NTTドコモは即刻サービス停止を行え!

 昨日の「ドコモ口座」騒動は、朝の情報番組では一部での取り扱いでしたが、夕方にNTTドコモが記者会見するに及び、全国一斉に「ドコモ口座」に関する不正チャージの話題がマスコミのニュースになりました。


 私はドコモユーザーでないため反対にリスクが高いことになり、昨日の午前中に銀行口座を確認するため記帳に行きましたが、幸いなことに「ドコモ口座」への入金履歴はなく一安心したところですが、果たして今日以降も安心なのかというとそれは違います。
 あるネットの書き込みにあった「今回の騒動は新型コロナと同じで、今日が大丈夫でも明日が大丈夫という保証がない」というそのままの構図になっているのです。


 NTTドコモは「新規口座登録と口座変更」のみ停止していると発表していますが、これでは不正なチャージは止まりません。
 犯人が、どのくらい「ドコモ口座」と被害者の銀行口座を紐付けているかは分からず、新規登録を停止しても、それまでに紐付けられていた場合は不正チャージそのものは止められないからです。


 チャージの限度額は1日30万円のようですが、もしかするとたくさんの不正な紐付けがすでに終わっていて、まだ実行されていないものが数多く残っている可能性があるのです。


 被害をこれ以上防ぐ方法は、NTTドコモが全ての「ドコモ口座」へのチャージをいったん停止し、本人確認が出来たものから再開するという当たり前の方法を取ればよいのですが、NTTドコモはどうやら今回の騒動が自分たちには関係ないという意識が、記者会見から垣間見えます。


 なぜならNTTドコモから見て、被害に遭う対象者は、


  ① ドコモユーザーではないし本来の「ドコモ口座」利用者でもない
  ② 被害者の個人情報流失はドコモとは関係ない
  ③ 不正チャージは被害者と銀行との契約であり、ドコモは関知していない


 というもので、直接的に今回の不正チャージに関わっているものではないというスタンスのようです。
 そこには不正だろうとなんだろうと利用者が多くなれば「良し!」という、企業倫理に反する間違った目先の利益のみしか見えてないように感じられます。


 そのため、不正な犯罪者が混ざっているかもしれない「顧客」の利益を守るため、関係のない国民に迷惑をかけてもサービスそのものを停止しないと明言したのです。
 NTTドコモには、犯罪者の不正を助長するようなシステムを提供して、一般市民に迷惑をかけたという基本的な意識は皆無であり、責任ある企業という体はなしていないのです。


 私のようなドコモ口座を利用していない者は、毎日のように通帳を記帳して不正チャージがないかを確認するしか対策がないのが辛いところです。
 もし、不正チャージが発生してもドコモは「銀行と協議して対応」程度のコメントしかしておらず、全額補償という救済が受けられるかは不透明なのです。
 
 不安な状況を解決する方法は、自分の銀行口座に「ドコモ口座」に紐付けがなされていないかを調べてみることです。
 紐付けられていなければ、新規登録が停止されているため、不正チャージが発生する恐れはなく、毎日記帳に行く必要もなくなります。


(上の図はゆうちょ銀行のHPにあるQ&Aの一部。7に「ドコモ口座」に登録されているかの確認方法が記載されていますが、9にあるように本人が紐付けたわけでないのに「廃止届」を出す必要があるのは合点がいかない部分です)


 ゆうちょ銀行は、通帳・印鑑・身分証明を持って窓口に行くと、「ドコモ口座」と自分のゆうちょ口座との連携があるかどうかを調べてくれるようですが、そうした面倒な手続きを全くドコモとは関係のない者に強いるのは、ドコモの責任なのであり、本当に迷惑なシステムを作ってくれたもので、ドコモにはその迷惑をかけたという意識が感じられないのです。


 私の持っている通帳は、ゆうちょ銀行以外は肥後銀行・熊本銀行・労働金庫ですが、このうち熊銀と労金は「ドコモ口座」との提携がなく、とりあえず安心です。



(肥後銀行のHPに載っている「ドコモ口座」への対応についてのお知らせ)


 肥後銀行は提携銀行ですが、ここは「ドコモ口座」へのチャージ停止は行っておらず、その理由として


 ① これまで被害発生がない
 ② 二段階の認証方式を採用していてセキュリティーが高い


 とHPに載っていますが、顧客に被害発生のリスクがあるのに、チャージ停止を行わない肥後銀行の態度にも驚きです。
 NTTドコモと同様に、地域で殿様商売している背景がそこにあるのでしょう。


 幸い、私は肥後銀行はネットバンキングを利用しているため、取引状況はパソコンでいつでも確認でき、わざわざ記帳に行く必要がないので助かりますが、利用者の不安を一掃できないNTTドコモや金融機関は、そのうち利用者からそっぽを向かれるのは当然の成り行きです。


 NTTドコモは金融業などに進出せず、電話屋で留まっていれば良いものを何を勘違いしてしまったのでしょうか?