三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

「ドコモ口座」騒動に思う

 今朝の熊本は秋の気配で、朝起きたらかなり涼しくなっています。9月も中旬に入ろうかとする時期になり、日暮れは早くなり、さすがの猛暑も朝夕は影を潜めるようになりました。


 今日はラウンド予定はなく、ネット記事にNTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を使って、銀行の預金が不正に引き出される被害が相次いでいるとあり、私も記帳していない口座を久しぶりに記帳しに行こうと思っています。


(ネットに載った関連の記事)


 なにしろドコモ利用者でない者が被害を受ける仕組みになっているようで、勝手に「ドコモ口座」を作られ、そこに紐付けられた預金口座から金を抜き取られる仕組みで、そもそも「ドコモ口座」開設にメルアドだけでよいという杜撰な仕組みが発端のようです。


 一般的な決済サービスはスマホ自体だけで利用するものか、パソコンを利用するものは利用時にスマホの電話番号を利用して確認するもので、私も利用しているサービスでは利用時にスマホへSMSによるキーコードが送信されてきて、それを入力しなければサービスが利用できない仕組みになっているため、スマホそのものを個人認証のツールにする仕組みになっています。


 しかし、今回の「ドコモ口座」はメルアドだけで他人が勝手に口座を開設でき、フィッシング詐欺などで不正に手に入れた他人の預金口座情報を紐付け、ドコモ利用者でない者の預金を抜き取る手口のようなのです。


 確かに〇〇ペイなども、簡単に紐付けた預金口座からチャージができ、最初だけ紐付けるための預金口座の設定させすればよく、こんなに簡単に預金を引き出せるのだと不安に思っているところではあります。


 今回の事件の怖さが、「ドコモ口座」に紐付けられる預金口座は1つだけという点にあることです。
 つまり、現実に利用している者は被害に遭うことはほぼなく、利用していない者が被害に遭うわけで、普段は使わないような口座を紐付けられると、気づいたときは自分の預金が空っぽになっているという事態も起こり得るのです。


 普段から利用している主口座であれば、不正な引出しのチェックもできますが、そうでない口座の場合は利用する機会も少なく、記帳することも年に1~2回ということになります。


 そんな口座を狙って「ドコモ口座」に紐付けられたら、気づいたときは後の祭りになってしまいそうで、特に高齢者は普段は使わない口座に退職金などの一部を預け入れている場合が予想されます。


 これまでATMで現金を引き出す場合は、通帳若しくは預金カードのどちらか、それに暗証番号が必要であり、万一、暗証番号を知られても通帳類を盗まれなければ、とりあえずは安全は担保されていました。


 しかし、最近はパソコンを使って預金口座から暗証番号を調べる不正もあるようで、これによって不正に手に入れた情報を利用して、「ドコモ口座」を開設されると簡単に他人の預金を抜き出すことができるのです。


 ドコモは少なくとも34件、およそ1000万円分確認されたとして、連携する全ての銀行の新規登録を停止したようですが、新規登録だけでなくチャージそのものを停止しないと、まだ被害に気付いていない一般のドコモ利用者でない者が、もしかしたら数多くいるのかもしれません。


 今回の事件が、全国に広がっていないことを祈るばかりで、特に現金を入れて眠らせたままの通帳は定期的に記帳することくらいしか対策はないようです。


 それにしても、朝の情報番組が携帯料金が高いという話題はやっているのに、「ドコモ口座」の話題を取り上げないのは、大手広告主のドコモに忖度した態度なのでしょう。
 年寄りは、朝の情報番組などでしか情報は得られないので、このテレビ局の態度が被害の拡大に繋がりそうです。