三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

アドレスの重要性

 昨日8月15日はお盆中でもあり終戦記念日でもありましたが、土曜日だったのでレッスンは通常通りありました。
 ただ、参加者は少なく、私を含め3人だけでした。


 9時からのレッスン開始に対し、8時20分には会場のサンバレーゴルフプラザに到着しましたが、すでにプロとレッスン生の「ミーちゃん」(63歳のおっさんです)がすでに来ていて、しばらくするともう1人のレッスン生のジャンボもやって来て、開始10分前にはプロからの「集合!」の掛け声がありました。


 今日はいつもの身体を動かす練習はなく、アドレスを中心とした練習をすると言われ、当初はスタンスなどのことかなと思っていましたが、そうではなくアドレスへの入り方についての練習でした。


 プロのレッスンでは、最初に各人の特徴を調査することから始めていて、腕を組ませたり手を合わせたりすることで、軸足が左右どちらか、打つ際に1軸タイプもしくは2軸タイプなのかを調べていて、そのタイプに合わせて各人のフォームを矯正されます。


 力が入りにくいフォームだと効率よく球に力が伝えられないことになり、せっかくのパワーが生かせないためです。
 同じような姿勢でも、その最初の入り方の動作により安定性が大きく変わり、プロから背中などを押されたときに安定する場合と不安定な場合とがあるのは身体の最初の動かし方で異なってくるとのことでした。


 私は左足軸・2軸スイングタイプとのことで、アドレスに入る場合は必ず右足から動くように注意されました。
 左足から動くと私の場合左足が軸足なので最初にバランスを崩してしまい、左足から先の動きでは、どんなことをやってもバランスが良くなくナイスショットの可能性が低くなるようです。


 その理由は、最初に身体がバランスを崩しているため、スイングの際にそのバランスを保とうとすることに無駄な力が入ってしまい、肝心の球を打つという目的に力が集中して入らないからのようです。


 自分で自分のスイングをビデオカメラで撮ったものを見ると、プレショットルーティンで後方からイメージを作りアドレスへ向かいますが、その際に一歩目を右足や左足から入るというバラバラの動きがずっと気にはなってはいました。


 改めて自分の動きを見てみると、ドライバーショットは左足からの動き出しが多く、アイアンやユーティリティーでのティーショットでは右足から入ることが多いようです。
 どちらから入るとミスが多いとは一概には言えないようで、ほとんど左足から入るドライバーショットでもナイスショットはあるし、大きくスライスもあるようです。


 要は、よりナイスショットになりやすいという程度のものですが、ゴルフではショットの確率を上げることは重要で、できるだけ不要なミスを無くすことはスコアメイクには必須のものです。
 ナイスショットの確率が1%でも上がる方法であれば、取り入れるべきものです。



(過去動画はUSBメモリーに保存していて、パソコンにあるもので検証しました)


 たまたま手元にあったビデオ映像で、左足から動き出したものは全てスライスが出ていました。
 ただほとんどが左足からの動き出しなので、過去には当然ナイスショットしたものもあり、ドライバーショットでの私の癖としての傾向は左足からの動き出しなのです。


 

(たまたま数少ない右足から動き出すショットもありましたが、3つのうち2つはアドレスをやり直したもので、それぞれナイスショットになっていました)


 一応、USBメモリの中の動画もいろいろチェックしてみましたが、ドライバーショットでは、やはり左足からの始動の場合が多いようで、当然ながらミスもナイスショットもありました。


 傾向としては、アイアンやUTでのショットでは、歩く距離が短いためか右足始動が多めで、遠い場所から歩き出すドライバーでは左足始動が多めでした。



 プロから注意されたのは足の最初の一歩目と同時に、アドレスへ向かう入り方(私は2軸なので斜めに直線的に入る)やクラブのヘッドをアドレス態勢まで上げておくこと、目線は上向きのままアドレスに向かい、膝を曲げてから腰を曲げるという順番を守ることと、両耳を中心として頭を傾けることなど、かなり細かく指導されました。


 どれか一つ崩れても身体のバランスが崩れるようで、崩れたバランスを直そうとする余計な動きがスイング中に入るから、安定したショットが出にくいとのことです。
 またクラブをセットして、球の近くで「トントン」とする動きは良くないようで、私はモジモジとヘッドを動かす癖があり、後方へ引くワッグルをする方が良いと言われました。
 そのワッグルも、手首での動きではNGで手首は使わず、肩の動きで行うようにということです。


 これらの動きは、左軸2軸打法の私に向くというもので、万人に合うものではなく、左足軸の1軸打法では全く正反対の動きになってしまい、単に良さそうだと真似をすると反対に力がはいらなくなるようです。


 レッスン生の中には私とは正反対の者もいて、彼らは違う動きをしなければならず、いろんな打ち方がその人によって合う合わないがあるのは、そんな理由からです。


 プレショットルーティンは長年やっていることなどで、急に変えるとぎこちない動きになってしまいます。
 この辺りは、注意して新たなプレショットルーティンの形を作り上げる必要があるようですが、要は慣れなのでしばらくやっていれば、どうにか変えられるのではと楽観しています。