三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

困ったチャンの共通項

 昨日のチェリーゴルフ人吉コースの1人予約での話題です。


 まず、料金の件で14分遅れの組だったら全く同条件なのに6,400円が4,980円になっていて、もしかしたらそれに何かクレームなりをゴルフ場に言う人がいるかもと心配していました。
 ラウンド後に食事になり、その際にそれとなく他の3人に話題を振ってみましたが、誰もそのことには気づいていないようでした。


 同伴者の3人は、お一人が鹿児島在住でお盆休みの間に熊本のゴルフ場巡りをしているというそれなりにお上手な方に、熊本市在住ですが人吉が故郷なので帰省しているという50歳代の方と同じ帰省中の40歳代の女性の方でした。


 女性は、朝早くのスタートが希望だったので3人目に入れたとのことでしたが、誰も14分後に1,400円も安いプランが出ていたことに気づいていなかったようでした。
 つまり、一回予約を入れたら、私のように何度もサイトを覗くことはないみたいで、トラブルになるかもと心配したのは杞憂だったようです。

(スタートの10番は「Sの字」にくねったパー5です)


 鹿児島から来た方は、なぜか前半はドライバーを持たずにフェアウェーウッドでのティーショットばかりされていましたが、それが功を奏したのか前半のインは好調で確か4オーバーで、本人は「30台を出したかった」と悔やんでいました。


 しかし、後半になるとミスが多くなり、1番パー5こそティーショットが右に並行している10番のコースに打ち込んで、そこからリカバリーしたパーとなりましたが、2番パー3でバンカーインの後のバンカーショットをホームランするダボ、3番パー4もドライバーショットが右で2打目は出しただけ、3打目は左手前にショートし、アプローチもザックリのダボと崩れ、4番パー4こそチョロったティーショットの球を木と木の間を避けて飛ぶミラクルセカンドショットで寄せ1のパーとしたように、一歩間違えれば大叩きのゴルフになったのは、前半は使わなかったドライバーの仕業のようでした。


 女性の方はレディースティーからのプレーでしたが、ショットはそこそこ飛ぶものの、やはりグリーン周りに難があり、パーはなかなか取れず、100叩きをされていたようでした。


 最後の50歳代のおじさんが「困ったチャン」でスタートホールで他の2人はティー横にいたのに、この方だけ真後ろに陣取られ、私が「すみません、少し横にズレてもらえますか?」と頼むと、本当にちょっとだけ動くものでした。


 前半は鹿児島の方がスコアを纏められ、私よりオナーをされることが多く、必然的に私が2番目でその方が3番目になっていました。
 私は暑さ対策で日陰でオナーのティーショットを見ていて、その時は私の近くにいるのに、私がティーアップするために動くとなぜかすぐ近くに金魚の糞のようにくっ付いてやってくるのです。


 何度も退いてくれるよう頼むのは嫌だったので、わざと素振りをして危ないアピールをしましたが、その場合も右後方に常に立たれるため「こいつは『困ったチャン』だ!」と思ってしまいます。


 「困ったチャン」の傾向には、


① ティーショットで後方に陣取る
② 同伴者のスコアをしつこく尋ねる
③ 他人のプレー中にも話を止めない
④ グリーンで球を自分の番でないのにリプレースする
⑤ スケベでゴルフは下手


 などがありますが、このうち③以外は全て当っていました。③は私のティーショット時に話声が聞こえたときも、実際に打つ直前には静かになったので、他の2人が気を利かせたのかもしれません。


 ①は先に書きましたが、コロナのためにも適正なディスタンスが必要な時に、きっと社会的ディスタンスにも無頓着な方なのかもしれません。
 話をすれば人懐っこい性格のようですが、ゴルフでは初見の者にくっ付きたがるのは良くないものです。


 ②については、前半はずっとカートに乗ってから同伴者各人にそれぞれのスコアを尋ねられてスコアカードに書いていましたが、内心でヤレヤレと思ったものの、聞かれるたびにスコアを教えていました。
 しかし、ホールアウト直後に私を含む3人はスコアを申告していたのに、ご自分は何も言わなかったので、大叩きがあっても順番はどうせ最後だと思っていたほどです。


 スコアをしつこく尋ねる人の傾向は、途中から尋ねなくなるということで、最後まで同伴者のスコアを書かないのであれば、最初から書く必要もないということです。


 ④も何度か邪魔をされてしまいます。いったんマークはされるものの、ご自分の順番でないのに唐突に球をリプレイスし、身を屈めて今にもパターに入りそうなそぶりを見せるのです。


 私が何度かパットを打とうとイメージを作って素振りしているのに、急にこちらも見ずにリプレイスされると、先にプレーされるのかなと相手の行動を注目してしまいます。
 私が見ていると視線に気づいたのか、私の方を見て「どうぞ」的な身振りをされるのですが、なぜ自分の順番まで球をピックアップしておかないのか不思議な行動です。


 グリーン上で球をリプレイスすれば、プレーするという意思表示だと周りから受け取られてしまいます。
 遠球先打が基本ですが、準備が出来たものが先にプレーしても可能なので、先にプレーするという意思表示になるリプレイスをしてしまうと、実際にプレーする者にとってはせっかく作ったイメージがそれによって壊れてしまい、タイミングも狂ってしまいがちで、時間も余計にかかるため、邪魔していると怒られても仕方ないものです。


 最後に⑤ですが、同伴者の1人が40歳代の女性でレディースティーからプレーされていましたが、このおじさんは最後に白ティーで打った後はカートに戻らず、そのまま前方に歩いて行ってレディースティー近くでその女性のプレーを見ていて、どうのこうのと話しかけていたのです。


 女性から見れば、初めてあった人からいろんなアドバイスめいたことを言われると、慣れてはいても迷惑以外の何物でもないはずです。
 鹿児島からの男性も、後半になるとクラブの番手などを「残り〇〇ヤードだから〇番がいい」などとアドバイスしていて、さすがにそれはダメだと思いました。


 女性にとってみれば、せっかくの練習ラウンドなのに、いちいち指図される操り人形のような感じになってしまいます。
 ゴルフは自分で考えるから楽しくもあり難しくもあるもので、それでは上手くなれないものです。


 ずっと指導しているプロなどだったらまだしも、その女性のゴルフの腕前やラウンド目的なども知らない部外者が、余計なお世話をすることは迷惑以外ではないはずです。
 普通に良い当たりをしたら「ナイスショット!」などを言っていればよく、わざわざレディースティー近くまで行くことは、私のティーショットの際に後方に陣取ることと同じ迷惑行為です。


 ちょっとだけ自分たちより年下の女性がいると、なにか無意識に下に見るような意識をこんなおじさんたちは持っているようで、ちょっかいを出そうとするスケベ親父たちだなと思ってしまいます。
 同伴者が男性であれ女性であれ、同じ同伴者としてのマナーを守り、それぞれを盛り上げるような声掛けだけをしていれば十分なはずです。


 私は極力、女性であることは意識せず、普通に当たりが良かったらナイスショットといい、ミスしたら球の行方だけをしっかり確認するようにしていました。
 特別な配慮としては、カートを運転しているときは男性より出来るだけ女性の近くに止めるようにするだけです。


 女性が1人予約で入ると、スケベ親父が余計なお世話を焼きたがるという弊害があるようで、そんなことも女性の1人でのラウンドでは女性に無用なハンディーになってしまうものです。


 せっかく1人予約でラウンドしようという勇気ある女性の存在を、ただ足を引っ張るだけのこうした迷惑おじさんのせいで、1人予約を敬遠する女性になってしまわないか心配してしまうラウンドでした。