三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

雑感

(正面は熊本空港CCのレストラン。手前は閉鎖されていたベントの練習グリーン)

(高麗の練習グリーンは極限まで刈り込まれ、グリーンではなくほぼサンドグリーン状態でした)


 一昨日、熊本空港CCに行った際の出来事です。ラウンド終了後にお風呂場へ向かい、身体を冷やすためシャワーブースで冷水を浴びようと入ったものの、水の出が悪く、隣の水の出を確認しようと思いました。


 シャワーブースは2か所しかなく、隣はカーテンが閉まっていて、カーテンレールに赤シャツが引っかけてあり「何だろう?」と最初は思いました。
 すぐに誰かが使っているのだと分かり、水の出を確認することは諦め、洗い場のシャワーを使って水シャワーをして身体を冷やしたのですが、終わって脱衣所で身体を拭いていたときに風呂場から赤シャツを着た男性が出てきたのです。


 風呂場の入り口に「入れ墨をある方の利用を禁止します。見つけ次第、警察に通報します」と注意書きがあり、すぐにピンときました。


 最近のゴルフ場は暴力団排除を徹底していて、チェックインの際にも「私は暴力団関係者ではない」旨の欄にチェックを入れることになり、もし暴力団関係者がそれを偽って利用すると「詐欺罪」で逮捕されることになります。


 つまり、表向きは暴力団関係者がゴルフ場を利用することはできないのですが、偽って利用することにはよほどのことがない限り、見た目では分からないため、防ぐことはできないものです。
 この赤シャツの男性が暴力団関係者であるかどうかは不明ですが、少なくとも入れ墨は入っているから、それを周囲に気づかれないようにシャツを着たまま風呂場に入り、シャワーブースのカーテンを閉めて裸になったと予想されるものです。


 以前は熊本空港CCは「ヤ―さんが多いゴルフ場」として県内のゴルファーの中では評判が悪いコースで、前組に打ち込んで大金を要求されたという噂がまことしやかに囁かれていたゴルフ場でした。


 その後、暴力団排除の機運が高まり、熊本空港CCも前述のようにチェックイン時の確認と共に、風呂場の注意書きなどが徹底されていますが、そうなると暴力団関係者ではないものの若気の至りで彫り物を入れた現在は堅気のゴルファーもとばっちりを受けてしまうようです。


 私の知っているゴルファーの中にも、数人ですがラウンド後にお風呂を利用しない人がいます。
 どんな夏のラウンド後でも、そのまま帰っていくため、もしかしたらと疑ってはいるものの本人に確認できるものではないし、現在は暴力団関係者でないことも確かなのです。


 実際に皆で利用する風呂場に入れ墨を入れた人がいると、違和感があり、気持ちの良いものではありませんが、真面目に仕事をしている人でもラウンド後に汗を流せないのは辛いだろうなと同情してしまいます。
 熊本空港CCで見たように、シャツを着てシャワーブースに籠り、そこだけを利用し、終わったらシャツを着て裸体を周りに見せない配慮をしているのであれば、問題視しなくても良いのかもしれません。


 ただ風呂場の注意書きに「警察に通報する」とあれば、そのリスクは常に付きまとい、我々一般人には計り知れない苦労もあることでしょう。
 赤シャツの男性を見て、余計なことを思ってしまいました。

(バンカー練習場も閉鎖されていましたが、アプローチグリーンの脇に浅目のバンカーが新しく作ってありました)