ラフの長さにやられてしまう
昨日はネットサークルの「KDG」(「熊本でゴルフ」の意味)の月例があり、参加しました。
KDGの月例は毎月開催されていて、昨日は熊本空港CCで開催という案内があっていましたが、なぜか通常の月例のようにニアピンを設定したり、順位などは出さないものでした。
その理由は、熊本空港CCの社員コンペが昨日から今日まで2日間あっていて、それに参加することになっていたからです。
(KDGの連絡用掲示板にアップされた内容。空港CCの社員コンペに参加するようです)
昨日は大会の予備日とあり、最初は意味が分かりませんでしたが、実は一昨日までの2日間は九州アマチュア選手権(九アマ)の決勝が熊本空港CCで開催されていたのです。
何かの理由で大会が順延された場合は、昨日は九アマの予備日だったのですが、幸い順延はなく、社員コンペが予定通り開催されたのでした。
(九州ゴルフ連盟のHPにある九アマの予定表。当初は5月に4日間の日程で開催予定だったのが、新型コロナの影響で8月に順延され、2日間大会になっているようです)
昨日は、その九アマ決勝という大会後のコースセッティングをそのまま使っていたため、とにかくラフが深く、フェアウェーとの境であっても真上から見ないと球が探せないほど厳しい長さになっていて、参加者全員がスコアメイクに苦しみました。
(フェアウェーとの境から1m内に私の球があるのですが、全く見えません)
ラフは球がすっぽり隠れてしまうような長さで、夏芝は手ごわく、アイアンのコントロールが全くできませんでした。グリーン周りも同様で、九アマという日本アマに繋がる大会のセッティングの厳しさが分かります。
(空港CCはベントと高麗の2グリーンですが、九アマでも高麗グリーンを使用したようで、サンドグリーンのように刈り込まれてスピードはそれなりにありました)
もともと私は熊本空港CCのコースは苦手ですが、それは左右に林があり、至る所にバンカーでガードされていて、正確なショットを打たなければスコアメイクできないからです。
(18番グリーンを左から見た様子。左右に林があり、グリーン手前には池があり周囲はバンカーでガードされています)
(前組のスタート前の様子。ピンクの上衣の人が空港CCのキャディーさんで、終わってからスコアカードをこの方に提出しました。上下とも赤で決めたおじさんの参加者がいましたが、普段着では絶対にない服装です)
インスタートの10番パー4は左曲がりのコースをドライバーショットが真っすぐ飛んでしまい、キックも右に跳ねて木の根元に球があり、いったん出して残り150yを7鉄でグリーンオーバーするダボになってしまいます。
11番パー5もドライバーショットがスライスし、また木の根元で打てず出しただけでピンチでしたが、どうにか5オン1パットのボギーで凌ぎました。
12番パー4はドライバーショットが当たったものの、フェアウェーが途切れる下り傾斜まで飛んでしまい、深いラフから左足下がりを9鉄で大きく左に引っ掛かり、林の中からバンカー越えのアプローチは上方に枝がかかっていて低く打つしかなく、右奥ラフまでオーバーし、アプローチはショートしてまたダボになりました。
13番パー3は6鉄でピンの手前2mでしたが、このバーディーチャンスは芝目で左に切れるパーに終わります。
弱めだったので打った瞬間に左に切れるもので、短く刈ってあっても高麗芝の特徴は残っていて、しっかりヒットしなければと思いました。
14番パー4はU4でフェアウェーに打ち、8鉄でピンの右4mにオンし、ここはしっかり打ててバーディーゲットでした。
とにかく曲げてラフだとどうしようもなく、前日に別のゴルフ場で73で回ったという同伴者の飛ばし屋はラフに入れてばかりで90という大叩きを演じていました。
反対に距離が出ない別の同伴者は、飛距離が出ない分、曲がらないため手前からアプローチで寄せ1を量産し、前半は2オーバーという出来で、とにかく曲げたらどうしようもないというコースセッティングになっていました。
15番パー4もU4で打ってフェアウェーから9鉄でピン奥にオンし、ここはカップ左を抜けるパーでした。
16番パー3はグリーン左手前に大木が、右からは林がせり出しバンカーがあり、グリーンは縦に細長いというスライサーには厳しいホールで、7鉄で左の木の上を越そうと打ちましたが枝にひっかかり右手前の深いラフに落ちてしまいます。
ここのアプローチは上手くヘッドが抜けず、手前からのパーパットは右に外すボギーになりました。
17番パー4はドライバーショットは右目でフェアウェーかなと思いましたが、わずかに右ラフに入っていて、7鉄のショットは上手く当たらずにグリーンに届きません。
また深いラフからのアプローチは手前にショートし、3mのパーパットは入らずのボギーでした。
飛距離が出ない同伴者は1打目をバンカーに入れて上手く出ずトラブっていましたが、無理せず花道から寄せてボギーとしていて、グリーン周りのラフとフェアウェーの違いをまざまざと見せつけられます。
18番は短いパー5ですが、ここもドライバーショットが左ラフに入ってしまいます。U4で狙える距離でしたが、深いラフで自重し、52度でフェアウェーに打ち、8鉄でピンの左手前4mにナイスオンでした。
ここも上手くバーディーパットを決めることが出来ましたが、2オンした同伴者の飛ばし屋は同じようなラインから先に打って2mもオーバーの3パットしてしまうというものでした。
前半は、2バーディー・3ボギー・2ダボのスコア41で15パットでした。この日も朝から気温が30度越えをしていて、ラウンド中は頭がクラクラし始め、昼食休憩はレストランに行かずにお風呂場で冷水シャワーをして身体を冷やすことに努めました。
そのためか、とりあえず元気は取り戻して、後半途中までは好調でしたが、やはり36度の気温の中ではだんだんと熱中症気味になり始め、考えることも儘ならず、コンペだから最後までどうにかラウンドしたいとだけ思ってのラウンドになりました。
(練習グリーンの先が1番パー4のコースです。空は快晴で気温が上昇します)
1番パー4は2オン2パットのパー、2番パー4は上手く寄せが効いて3オン1パットのパーでしたが、3番パー3で7鉄のショットが左手前のバンカーインで、バンカー縁の傾斜に止まった球を奥に乗せてしまい、2パットのボギーになりました。
4番パー5は3打目が手前のエッジで、そこから9鉄でピンに寄せ1パットのパーでした。
5番パー4は左ドックなのでU4でティーショットしましたが、フェアウェーに止まったような手応えでも傾斜があったようでラフまで転がっています。
フェアウェーから1mもラフに入っていないのに、真上から見なければ球が確認できないラフの深さで、ここも8鉄のセカンドはコントロールできずでしたが、どうにか左エッジで、そこから寄せてパーゲットでした。
ラフに入るとまず「ロストかも」という心配が先に立ち、精神衛生上この上なく悪く、初めて会ったもう1人の同伴者は飛距離はでるものの、左右に曲げていて何度もロストの羽目になっていました。
6番パー4では右曲がりのホールでティーショットをドライバーで左に打ってしまい、段下のラフに落としてしまいます。
球の位置からグリーンが見えず、いったん傾斜を上って方向を確認していたら、暑さでクラクラ来てしまいます。
ラフからのショットは当たらずに傾斜を上っただけで、3打目もグリーン左の深いラフに入り、アプローチも3mが残り外すダボになってしまいます。
7番パー4は、U4のショットが当たらず、上りの160yをU6でグリーン右に運びましたが、また深いラフでアプローチは強く打ってしまい、オーバーした返しの3mを外すボギーでした。
8番パー3は7鉄のティーショットが左に飛んでバンカーインでしたが、ここはライが良く上手く1mに寄せてパーゲットでした。
よくテレビの中継でラフよりバンカーの方が良いというコメントがありますが、まさしくその通りで、ライさえよければバンカーに入れたほうがずっと打ちやすいものだと感じました。
9番パー5はドライバーショットが当たりフェアウェーかなと期待しましたが、やはりラフに入っていて、U4のショットは右バンカー縁でした。残り100yをPWで打ちましたがバンカーの砂があったようで大きくダフリ、アプローチを手前に寄せて2パットのボギーでした。
この辺りは、早く終わりたいと思っていて、暑さで倒れそうな一歩手前でしたが、同伴者の飛距離が出ない方はマラソンランナーのため、あとハーフは大丈夫と言っていて、さすが鍛えている者は違うと思ってしまいます。
結局この彼は、最終ホールでパーゲットだと79というスコアでしたが、ボギーとして80というスコアになり、80の壁を感じていたようです。
ただ競技ゴルファーなので、正確なアプローチやパットなどショートゲームはそれなりに上手く、距離があろうとなかろうと自分のゴルフを展開していて、スコアはそうそうに落とさないようでした。
私もそうですが、同伴者の飛ばし屋は、どうしてもラフから無理してグリーンオンを狙ってしまい、ラフに負けて結果的にはスコアを崩してしまっていました。
それを分かっていながらも、やはり距離があるホールでは距離を欲しがってラフに打ち込み、同じ罠にハマってしまいます。
飛ばない同伴者のプレーで感心したのが、最終9番のパー5でのセカンドでした。このホールパーだと79というスコアになるため、ドライバーショットを左ラフに入れ、無理してでもウッド系で距離を稼ぐものだと思っていましたが、なんとショートアイアンで3オンできない距離のフェアウェーに堅実に出したのです。
彼の中では、1打目を左ラフに打ち込んだ時点で4オン1パットのパー狙いというプランが出来ていたようで、普段もそんなゴルフをしているから無理はしないことが徹底されています。
自分にはさすがにできないことだと思いましたが、己を知り己の力量以外のことはしないというプレーを展開している姿は、見ていてとても参考になりました。
結局私の後半は、3ボギー・1ダボのスコア41で14パットでした。通算は、スコア82で29パットです。
やはりスタートホールと次のホールのセカンドが木の根っこというトラブルが出足をくじき、元気のあるうちにスコアを纏めなければならなかったのに、それが出来なかったことが全体的なスコアメイクができなかった理由です。
途中はそれなりに頑張れましたが、やはり暑さで前半も後半も熱中症気味になり、我慢が最後まで続きませんでした。
(昨年開催のバンテリンレディスの決勝進出者のサインがフロントに飾ってありました)
(昨年、スコアラーとして付いた小橋絵利子プロのサインもありました)
昨日はコンペ参加費込みで7千円というもので、私がラウンドする相場としては高いものの、普段は平日でも1万円程度かかる高値水準の熊本空港CCで、社員コンペという福利厚生のようなコンペだったため、この料金でも全員に賞品が配られるようです。
今日も社員コンペがあるため、結果は明日以降に判明し、どんな賞品が当たるのかは分かりませんが、KDGのネット掲示板で係が知らせてくれるようで楽しみです。