寄せるパットと狙うパット
初心者によくあるグリーン上での勘違いが、全てカップインを狙うという間違いです。
もちろん、1パットで終われれば良いのですが、打ちすぎて返しを外す3パットや、打てずに大きくショートする3パットなど、ロングパットの距離感の無さがスコアロスに繋がってしまいます。
(この動画はベストボール方式で全員が同じ場所から打つ場面です。1人目が大きくアマラインでオーバーしてパーを確定できなかったので私は弱めに打ってパーを確定させ、3人目にバーディートライを託しましたが、初心者なのでロングパットの経験値が少なく、もっと右を狙うべきなのに1人目と同じラインに大きくオーバーしています)
私はロングパットを打つ前は、寄せたいけど3パットも仕方ないと思いながら打つことがあります。
それは、傾斜などが複雑に絡まり、どの程度の転がりか予測がつきにくいラインの場合で、そんなときはどうしても弱めに打つことになりがちです。
本来はカップを過ぎる強さで打てれば、返しのラインも見えやすいのですが、自信がないときほど弱めになる傾向があるようです。
(寄せたいパットと入れたいパットの差は打つ距離によって決めていますが、寄せたいパットでも入ればラッキーと思ってカップまでの距離を打つように心がけます)
(入れたい距離のバーディーパットをしっかり入れきれないのが、私の弱点です)
基本的に寄せたいと思う場合はカップまでの距離に合わせ、入れたいと思うときはオーバー目に打つようにしていますが、このオーバー目に打つには勇気が必要になります。
返しの1mをしっかり沈めきれれば問題がないのですが、自分の中で「打っちゃった!」と動揺すると返しを外す場合が多く、それが怖くてどうしても弱めになってカップ手前で曲がるケースが多いのです。
基本的にパットのパーは2打なので2パットだったら文句ないものですが、ショット数に比べてパット数を減らすことがスコアメイクのコツになるため、できればパット数は30打前後に抑えたいものです。
例えば、パット数を28~9に抑えることが出来れば、ショット数は50打でも計算上は80切りは可能というものです。
しかし、実はショット数とパット数にはある程度の相関関係があり、ショットが悪くてアプローチが多くなる場合は当然に寄せ1の比率が高まるためパット数は減るし、反対にショットが好調でパーオンが多くなると2パット、たまには3パットのケースもあり、パット数は増加するのです。
私はアプローチを含めたショット数を50台以内、パット数を33打以内という目標設定にしていますが、調子が良ければショット数が45打程度、パット数が30打を切ることになり、そうすれば70台前半のスコアが望めます。
これらを見てもショット数をパープレーの36に近づけることの難しさと、パット数はアンダーを出せる可能性があることが分かります。
要は、スコアメイクを目指すためには、ショット練習は当然のこととして、その上でのロングパット練習は必須だということです。