三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ラウンドレッスン

 昨日はサンバレーゴルフプラザ練習場のレッスンの後、私と31歳の「ナガ」のレッスン生に前回も参加したサンバレーゴルフプラザの「従業員クン」の3人が「くまもと中央CC」でプロのラウンドレッスンを受けました。

(西側から向かうとコースの道路沿いに看板が立っています)

(ゴルフ場入口には大きな看板があり、すぐに分かります)


 13時に練習場のレッスンを終わり、車で40分程の距離を走り「くまもと中央CC」に向かいました。
 「くまもと中央CC」はアマチュア時代のプロのホームコースで、クラチャンを獲っているほど隅々まで知り尽くしたコースになります。


 今日はジュニアのラウンドレッスンがあるようで、たくさんのちびっこゴルファーがアプローチ練習場と練習グリーンにいて、いつものラウンド前のルーティン練習であるアプローチ練習が出来ず、代わってプロからパターのレッスンを3人で受けました。


 スライスライン・フックラインの打ち方が4通りあり、それぞれ自分に合うものを選んで練習しますが、パットも傾斜の場合はショット同様に打ち方が若干変わるということです。

 今日はジュニア勢も薄暮スタートのようで、14時スタート予定が15時近くになった上に一般客の前組と後組に挟まれることになり、最初はレッスンする時間があるか心配しましたが、前のペースが思ったより遅く10番・11番辺りは急ぎましたが12番以降は待ち待ちになり、ゆっくりレッスンを受けることができました。


 今日は練習場の時にプロから「目標は3人でハーフを3アンダー」と言われていて、当初はレッスンに来ていた競技ゴルファーの「デッさん」も参加する予定で安心していましたが所用で不参加になり、初心者の「ナガ」と中級者の「従業員クン」では目標達成は厳しいと思っていました。


 それは前回のラウンドレッスンでも、この2人にシングルさんの「ワッしゃん」を加えてもやっと1アンダーだったことからで、4人ではシングルがいるという安心感がありましたが、3人だったら2人がミスると1人に過度のプレッシャーがかかるためです。


 前回同様に「ベストボール方式」を採用し、ティーショットは3人がそれぞれ打ち、2打目以降はそのホールのキャプテン(1ホールごとに変わります)がプレーする球を選び、そこから3人でそれぞれプレーする形式ですが、ここでも4人と3人ではショット成功の確率からも厳しいと予想していました。


 前回の「キャプテン」はスタートホールを「ナガ」が指名され、以降はジャンケンで決めましたが、今回は最初にプロから指名があり、私が10番・13番・16番を「従業員クン」が11番・14番・17番を、「ナガ」が12番・15番・18番を受け持つことになり、私は10番では1番目に打ち、11番は3番目に、12番は2番目という順番でティーショットからパターまで打つことになります。


 10番パー5は私が「キャプテン」になり最初にティーショットしましたが、当たりが悪くフェアウェーだったものの距離が出ませんでした。
 しかし、他の2人が左右にミスショットしたため、私の球を選択し、2打目は「従業員クン」がナイスショットした球を選択し、3打目もグリーン左にオンした私の球と奥にオンした「従業員クン」を比較し、近かった「従業員クン」の球を選択しました。

(2打目とグリーンの撮影が出来ていません。奥からの下り6mややフックラインを上手く私が最初に沈め、幸先良いバーディースタートになりました)


 残念ながら2打目の他の2人のショットは早目にカメラを撤去してしまい、またグリーン上の撮影はスタートボタンの押し忘れで撮影できていません。今日は何度も撮り損ねがありましたが、せっかくのバーディーパット3か所を全て撮り損なっています。


 課題としてプロから与えられた3アンダーのためには、パー5のホールでのバーディーゲットは必須だと思っていて、まずはクリアしてホッとしました。



 11番パー4は、前回は4人ともにパーオンを逃した鬼門のホールですが、このホールの「キャプテン」の「従業員クン」がチーピン球で左林、続く「ナガ」も同じく左林でピンチになります。
 私も左林超えに狙いたかったのですが、3人ともトラブルでは話にならないと中央狙いでスライスで右ラフに打ち込みました。
 バンカーを越えた左足下がりの難しいライから、まず「従業員クン」がナイスオンし、続く「ナガ」もピンに絡めます。


 私はやや右にスライスしてオンはしましたが、ここはピンに一番近い「ナガ」の球が選択され3人で狙いましたが、誰も決めきれずパーに終わったものの鬼門のホールを無事に通過しホッとしました。 

(ホールアウト後、「ナガ」にプロからピッチマークの修復のやり方のレクチャーがあっていました)



 12番パー3は「キャプテン」の「ナガ」がまずグリーン左にオンし、私が手前にオンでしたが「従業員クン」は手前にショートしてしまいます。
 毎回、プロから狙い場所とそう考えた理由を問われていますが、私は若干短かったものの打つ前に言った狙い場所に打てました。
 「キャプテン」の「ナガ」が私の球を選択し、3人で狙いましたが、わずかに決まらずパーに終わります。


 スタート前に「キャプテン」が最初に打つため、まず1人目でパーを確定させるという戦略を3人で話し合っていて、ここは「キャプテン」の「ナガ」が上手く寄せてくれましたが、それを後続の私たちが生かすことができませんでした。



 13番パー4は私が「キャプテン」になり、フェアウェーにナイスショットしました。ドライバーの安定性がない「従業員クン」にはプロがフェアウェーウッドでのショットを指示し、バンカー手前のフェアウェーでしたが、前回は大きく右へOBを打っていたので調整にために打たせたということです。


 「ナガ」は右バンカーだったので私の球を当然に選択し、まず私がピンに絡め、続く「従業員クン」もピン近くにナイスオンしています。
 「ナガ」は右に外しましたが、私の球が上りの2m弱にオンしていて、これを選択し私が先にビビったパットでしたがどうにかカップインし、2つ目のバーディーゲットになりました。

(ここもグリーン上を撮り損ね、私のナイスバーディーが写っていません)



 14番パー5では、「キャプテン」の「従業員クン」が先ほどの調整ショットの効果かフェアウェーにナイスショットを放ちます。
 「ナガ」はウッドを持ちましたが、皆からドライバーで打てと言われ、ドライバーで打ったものの右に大きく飛び出してしまいます。
 私のドライバーショットはややスライス気味に右のセミラフでしたが距離が出ていたため「キャプテン」の「従業員クン」がその球を選択し、先にセカンドをナイスショットして打った本人が驚いていました。
 ここは「ナガ」も私もミスショットになり、3打目は「従業員クン」がバーディーチャンスに乗せ、これも「従業員クン」が先にバーディーパットを沈めるというワンマンショーでした。

(ティーショットこそ私の球を選択しましたが、2打目以降は「従業員クン」のワンマンショーになりました)


 これで当初の目論見であった2つロングホールでバーディー2つという目標が達成でき、設定課題の通算3アンダーになってしまい、皆で「スコアを守ろう!」という意識が出てしまいます。
 守る意識になると、アマチュアの悲しさからショットの安定さがなくなり、これ以降はピンチの連続になりましたが、誰か1人がカバーするというチームワークでどうにかピンチを乗り切ります。



 15番パー4は「キャプテン」の「ナガ」がまず左の林に打ち込み、私が前回同様に右に打ち大きなピンチでしたが、「従業員クン」がウッドで冷静に右ラフに運んでくれます。
 セカンドは3人ともオンでしたが「従業員クン」の球を選択するだろうと思ったのに「ナガ」がなぜか私の左の球を選択してしまいます。


 「ナガ」に「なぜ?」と尋ねたら「上りのパットだから」と答えがあり、実際は上りではなく平坦なラインでしたが、「ナガ」のパットは案の定4mもオーバーしてパーを確定できず、仕方なく私はショート目にカップ手前に運んでパーを確定させ、「従業員クン」に託しました。
 しかし、バーディパットはカップに届かずショートしてしまい、プロから「ショートするな!」と怒られてしまいますが、ここはピンチを救った「従業員クン」のティーショットの貢献が大だったのです。

(15番は左ドックの短いパー4です。グリーンの撮影を失敗しています)



 16番パー3は私が「キャプテン」になりグリーン手前にショートしてしまいます。「従業員クン」は大きくフックしてオンしましたが長い距離が残り、「ナガ」のショットはグリーンオーバーして傾斜に止まります。
 私の球がパーは取りやすいと思い「アプローチは大丈夫?」と他の2人に尋ねたら「今日はやってないから不安」との答えで「従業員クン」の距離のあるオンした球を選択しました。
 最初は上ってその後はピンへ下っているように見えた15mほどのパットは、まず私が打ち切れず、残った距離も右に外してパーを確定できず、「従業員クン」もショートし「ナガ」も大きくショートするピンチでしたが、ここも「従業員クン」が痺れる距離を沈め、助けてくれました。


 このホールから「従業員クン」と「ナガ」はティーショットの際にスティックを使ってよいと許可が出ました。

(ピン辺りから下っているように見えて、全員がショートしてしまいます)



 17番パー4は「キャプテン」の「従業員クン」も「ナガ」も左に打って斜面のラフに止まってしまいます。
 左を狙いたいけど同じ場所だったらダメだと考え、真ん中を狙った私のショットはスライスしてバンカー左のラフに入ってしまいます。
 私の球を選択した「従業員クン」のセカンドは花道にショートし、「ナガ」は右へ、私は左バンカーに入れてまたまた大ピンチでした。


 当然、花道の「従業員クン」の球を選択すると思ったら、なぜか「従業員クン」は私のバンカーの球を選択しびっくりしてしまいます。
 しかし、選択した自信からか「従業員クン」が2mほどにナイスオンし、私たち2人はグリーンオンできずでしたが、ナイスリカバリーを見せてくれました。
 しかし「従業員クン」はパーパットを外し、嫌な雰囲気の中で2番目に打った「ナガ」がきっちり沈め、ここも大ピンチを凌ぐパーでした。

(このホールもピンチでしたが、3打目のバンカー以降の撮影が出来ていません)



 最終18番パー4は、キャプテンの「ナガ」のショットは右目に飛びラフに入り、私は真っすぐ打ってバンカー方向でした。
 「従業員クン」は大きく左の林の中に打ち込んだため、深いラフでしたが私の球を「ナガ」が選択します。
 しかし「ナガ」のセカンドはラフに負けて大きくショートし、私のセカンドもラフに負けて右奥のピンに対し、左手前にオンでした。
 「従業員クン」は右に外したため、パターで寄せるかアプローチで寄せるかの判断になり、「ナガ」が賢明にもアプローチを選択してくれました。


 しかし、「ナガ」のアプローチが大きくオーバーし、私のアプローチも予想に反して止まらずに2mほど転げ、最後に「従業員クン」が私の球の内側に寄せました。
 その球を選択した「ナガ」がそこからまさかの3パットしてしまいましたが、続く私がどうにかパーパットを沈め、目標達成の3アンダー達成になりました。

(最終ホールもボギーのピンチでした)


 3人の団体戦ともいえるラウンドでしたが、2人のミスを1人がカバーするという理想的な流れで、9ホールを3人で3バーディー・ノーボギーでラウンドできました。
 ただ1人のプレーだったらこれだけプレッシャーを受けることはなく、その意味では楽しくもあり真剣にプレーできたラウンドになりました。


 3人でのラウンドと聞き、当初は「3アンダーは無理!」だと思いましたが、他の2人が予想以上の頑張りを見せてくれ、特に私が疲れでアップアップになった15番以降では「従業員クン」がナイスリカバリーで助けてくれました。
 「ナガ」も外したら最後の私に大きくプレッシャーのかかるはずの17番のパーパットを沈めてくれ、要所で助けてくれました。


 1人だとスコアが作れなくても、3人で上手く助け合いながらだと普段は出せないスコアが出せることになり、2人にはとても良い経験になったはずです。
 私も最後までドキドキハラハラさせられ、楽しい時間を過ごすことができ、またラウンドレッスンに参加したいと思いました。
 ただ朝からのレッスンに引き続きのラウンドは、ハーフとはいえ暑さの中でかなり疲労困憊したことは確かです。
 「ナガ」は私の年齢の半分以下という若さですが、そうした年齢差でも一緒に楽しくラウンドできるのがゴルフの良さだとつくづく実感することになりました。


付記

 上の表は3人で作ったスコアです。結果的にスコアはパット数であり、名前の後の数字はパット数ですが、2パットは偶々その順番になっているものであり、1パットがスコアに大きく影響するもので、「ナガ」もしっかり貢献していることが分かります。