コースの罠と考え方
今日は自分のスイングの変な部分について日記に書こうと、南阿蘇CCでのティーショットをスローモーションに編集していましたが、それとは別に思いついたことがあり、テーマを変えて書いてみます。
それはティーインググランドに立った時のコースの見え方と、実際の狙い場所の微妙な違いです。
左右のドックレッグホールに来ると、なぜかショートカットする方向を狙ってトラブルになる同伴者を見ることが多々あります。
南阿蘇CCの3番はパー5で距離表示はレギュラーティーからだと545yとなっていますが、ティーショットの落下地点は下り傾斜になっているので、実際の感覚での距離はもっと短い感じです。
このホールはティーから見える風景に騙されてしまいます。
(コース内の左にある一本杉で狭く見せていますが、一本杉が無ければ左は広いのです)
コース内に残された一本杉のために、ティーから見えるコースの左側が消されてしまいがちです。
それは一本杉が左前方や左後方の木々と重なり一体化してしまうためで、一本杉の存在でプレーヤーの意識を右側に誘導します。
右ドックのコースをショートカットする方向にミスリードする役目が、コース内に残された一本の杉なのだということです。
(手書きの線で格好悪いのですが、真っすぐに線を引く方法が分かりません)
コース左側に見えない池があるというこのコースの特徴に、プレーヤの意識はまず囚われてしまいます。
そのためティーショットで狙う意識は右側になりがちで、画像で示した「水色の線」(手書きで下手ですが)がコースのほぼ中央なのに「赤色の線」で示した方向をほとんどのプレーヤーは狙ってしまいがちです。
しかし、よく考えてみると1打目は右ドックになっていて、よほどの飛距離が出なければカート道路方向はショートカットになるためリスクが高いのです。
見た目の距離感では軽く超えそうでも実際は250yのキャリーが必要になり、ほとんどの場合は届かずに右の傾斜で撥ねて、右OBもしくは段下のラフになってしまいます。
右下に落ちればOBを免れても、見えないコースに向かっての打ち上げのショットになり、左は池という意識から右方向に行きやすく、せっかく1打目のOBは助かってもセカンドOBというリスクが高まります。
つまり、ティーから見える光景が罠であり、右下に落とせば設計者の目論見にハマってしまうため、ここは左に見える一本杉の右を狙うのがベストだと思います。
私のようなスライサーは一本杉に当てる意識で構えますが、狙い目は持ち球で変わってくるものの、見た目のコース中央(赤線)は右ドックなので罠の入り口になるのです。
先日は一本杉を狙ったショットが狙いより左に出て、ドッキリでしたが幸い木の左を抜けて事なきを得ました。
(クラブをアウトサイドに引きすぎで、トップも浅く、コックが出来ていません)
本当は、動画で自分の変なスイングを検証しようと思ってスロー動画をいくつかのティーショットで作ってみましたが、3番を見ていて思いついたので、急遽テーマを変えた日記にしてみました。